
8月9日のなのはな
葡萄と生姜の水やりをしました。
農業用水に消防ホースをつないで、たっぷり水をやります。
まず葡萄から始めました。
木の根がどんな風に張っているかを心の目で見ながら水を撒いていきます。
水の勢いが凄くて、おっとっと! と手元に力が入ります。
ぐんぐんと水を吸い込む地面を感じると、とっても嬉しくなりました。
途中で、やよいちゃんと、袋をそっとあけて葡萄の実の様子を見てみました。
3房あるうちの1つは、グラデーションのようにだんだんと黄緑色から紫色に色付いている所でした。
また1つは袋を覗いて「わあ!」と、つい歓声を上げてしまうくらい、こっくりと濃い紫になっていました。

大きな1粒が、今この瞬間にも甘く成長しているんだなあと思うと、収穫できるのがとっても楽しみになりました。
横の畑の生姜にも水をやります。
今日は、やよいちゃんのアイデアで、葡萄畑からそのまま消防用ホースを引いて、水をやりました。
畝間までしっかりと水が浸み込み、いつもやる水やりよりも、何倍も早く畑全体を終わらせることができて、嬉しかったです。
〈噴水のように、雨のように、生姜畑に水を降らせました〉
日中の暑い中での水やりは、周りの気温もぐんと下がるようで、とても気持ちが良かったです。
また、葡萄の畑に行くのも、うんと楽しみになったなあと思います。
(まなか)
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初めて見る魚が届いた! 台所の子に誘われて厨房へ行くと……体長40センチほどの、平たい身体をした魚が、トロ箱の中に並んでいました。
この魚たちの名前は、アイゴといいます。どこか可愛らしい名前ですが、これはアイヌ語で、棘を意味する「アイ」という言葉と、「ゴ(魚)」という言葉が並んでついた名前なのだそうです。
アイゴのヒレは鋭い棘になっていて、刺されると、その毒で、ときには数週間もの間、痛みが続くこともあるということです。
でも、仲屋食品さんが送ってくださったアイゴたちは、すでに背びれも腹びれも削いでくださってあり、なめらかな丸い姿になっていました。
そんな棘のあったアイゴですが、塩焼きで頂くと、しっかりとした白身がとても美味しかったです。
境港から、仲屋食品さんが送ってくださる魚のなかには、これまでまったく知らなかった魚がたくさんあり、その特徴なども知ると、一つ、またひとつと世界が広がり、その上で頂く魚は、何も知らずに出会って食べるよりも、また味わい深く思えます。
