8月8日(月)「カナヘビ採集隊・ナスの畝間潅水・熟れる桃、うつり変わって」

8月8日のなのはな

「あ、見つけた!」
 突然の大きな声で、ビックリ。
 一体、何を見つけたのかと後ろを振り向くと、そこには地面に膝をついて、手で何かを抑えている仲間の姿が。
 手の中にいたのは、何かの小枝? いやいや、その正体は小さな、小さなカナヘビ。
 カナヘビを探しに、池上の桃畑へ足を運んだ私たちカナヘビ採集隊は、ついに、桃の樹の下でカナヘビに出会ったのです。

 

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 私はイマイチ、カナヘビとトカゲ、ヤモリとイモリと、違いがよく分からなかったのですが、みんなの話によるところ、カナヘビは足に吸盤がないようです。ということは、ヤモリさん達はあるということかな?
 詳しいことは分かりませんが、桃畑で見つけた小さなカナヘビ。その、ツヤツヤとした黒い瞳は何とも愛らしく、りなちゃんと2人でギュッと顔を近づけて、「かわいい~」と声が出てしまいます。

(ねえ、どうしてカナヘビが可愛いの?)
(ねえ、どうしてお花が綺麗なの?)
(ねえ、どうしてトンボも、メダカも金魚も可愛いの?)

 なのはなに来たばかりのころは、一番好きな花とか、一番好きな生き物が分からなかったけれど、今は分かります。そして、目の前に広がる景色も、植物も、昆虫も動物も、そして場所も全てを大切に感じ、尊いもののように感じ、好きだなと感じます。

 ああ、可愛いカナヘビたち。せっかくだから、少しの間、私たちのお家を案内して育ててみようかな。
 そう思ったら、あることに気が付きました。そう、私たちはカナヘビを取りに来たというのに、畑に着いてから虫取りかごを持ってくるのを忘れていたのです。

「このカナヘビ、どうやって持って帰ろうか?」

 帽子に入れる? いや、帽子だと逃げてしまう。
 何か出口をふさげるような、何かが……。

「あ、長靴に入れよう!」

 結果的に履いていた長靴を片方脱いで、そこにカナヘビを入れて、帰りました。右足は裸足で、左足だけ赤い長靴を履いた女の子が道を歩いていたら、ぜひ、「カナヘビ、調子はどう?」と声をかけて下さいな。

 

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 カナヘビ探しの旅は、明日も続くような……。
 旅の途中には、知る人ぞ知る、なのはなの子のお勧めスポットである池へ足を運び、4人で木登りをしたり、池の中で豊年エビや鯉を見つけたりしました。田植えの季節にしか姿を現さないと思っていた豊年エビ、今の季節はこんなところで仲間と泳いでいたなんて、私たちも驚きです。

 普段は何気なく、見ている畑や池、動植物たち。それらもよ~く見てみると、それぞれ生き物の世界があり、今まで目に入らなかった小さな、小さな針の先のような虫や、黒羽トンボにオニヤンマ、シオカラトンボにちょっぴり、季節の速い赤とんぼの姿まで、私たちの生きている世界には、たくさんの生き物も住んでいることが分かりました。

 私も、何か目的がなかったら虫を捕まえたり、お花を摘んだりするのが、虫やお花に対してちょっぴり申し訳なくなってしまうのですが、『カナヘビを飼う』『カナヘビのえさを調達する』『お花を花瓶に生ける』などと、目的や誰かの為を思うと、動く幅が広がります。

 早速、カナヘビを捕まえた後はバッタやコオロギ、クモも探しに畑へ向かい、今夜は、3匹のカナヘビたちが新鮮なディナーを楽しんでいることと思います。
 明日は、どんな自然に出会えるのかとても楽しみです。

(ななほ)

 

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 ナスの畑の畝間潅水が本格始動しました!
 ハイデルスポンプで水路から水を汲み、直径10センチの大きなホースで一気に水を畝間に流していきます。
 1時間おきに、ホースを入れ込む畝間を変える作業を半日行えば、もう滝川の広い畑の潅水は完了。限られた作業時間の中で、1株1株、ホースを引き回しながら水やりを行っていた時よりも、ナスの株は、活き活きと潤っているように見えて、とっても嬉しいです。

 

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 この方法は、先日、水やりをしていた時に、お父さんがナスの畑を見て提案してくれたもの。晴れ続きの日は、毎日水やりをしても、ナスの畑はすぐに乾いてしまって、困っていたのですが、またさらに進化した水やりをできるようになりました。
 出水口の畝間が少し陥没してしまうところは、また何か改善が必要かもしれませんが、それもまた、楽しみながらより良くしていきたいです。
 艶々の美味しいナスがみんなでたくさん頂けるよう、引き続き手入れを頑張っていきます!

(せいこ)

 

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「清水白桃」「なつおとめ」の収穫が終わりに差し掛かると同時に、バトンを引き継ぐように「おかやま夢白桃」「白麗」「川中島白桃」の収穫が今日から始まりました。
 
「おかやま夢白桃」は、袋がパンパンに張ってはち切れそうなくらいの大玉の桃です。コンテナに入れると、隣の桃と当たってしまうほどの大きさがなんとも嬉しくなりました。
 すべすべの質感と、少しだけ黄色がかった白は、「清水白桃」とも違う独特の温かみがあり、本当に美しかったです。
 初収獲の今日は、予想以上にたくさん採ることができました。樹によっても熟れ具合が違っていて、樹にも個体差があったり日当たりによって変わってくるのが面白いな、と思います。

 

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 今日収穫した中では、「白麗」が一番難しかったです。気候の関係で、少し緑がかって見えても熟している。けれど、やはり早採りにならないように注意して、瀬戸際のところで収穫をしていくのは本当に難しく、まだ見極めができないですが、あんなちゃんがみんなのフォローに回ってくれて、採り遅れがないように進めてくれます。
 今日は1日目でまだ収穫基準が掴めなかったのですが、「白麗」もあっという間に終わってしまうと思うので、早く「白麗」の収穫基準を自分の中に入れられるように頑張りたいです。

 「川中島白桃」は、ピンク色が差していて可愛らしい見た目をしていました。ピンク色の下にある白色の緑が抜けてきていたら採りごろです。ついこの前まで収穫をしていた「なつおとめ」と見極め方が似ているところがあり、「白麗」よりは分かりやすかったです。
 大玉のものも多く、やはり奥手になるにつれてどんどんと大きく甘さが乗ってくるのを実感しました。
 「川中島白桃」は、なのはなファミリーの桃畑の中で1本しかない貴重な樹です。適切な時期に、きれいな状態で収穫ができるようにしていきたいと思います。

 

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 今日は一気に3品種の収穫が始まり、すごく充実した朝でした。品種で途切れることなく桃の収穫ができることが本当に嬉しいな、と思います。3品種の収穫基準をそれぞれしっかりと頭と目に焼き付けて、奥手品種の桃の収穫もみんなで頑張っていきたいです。

(つき)