7月20日(水)「雪の季節の主役たち、仕込みスタート & ウリウリ両手に、踊る朝」

7月20日のなのはな

 今日の食卓は、ナスにピーマン、キュウリにゴーヤ、それに今朝採れたての空芯菜!
 夏野菜の収穫がピークを迎え、何種類もの色とりどりの野菜が大収穫です。
 数日ぶりの晴れで日差しも出て、マクワウリやスイカ、カボチャなどの熟れも進みそうです。

 

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〈朝には、マクワウリの初収穫をしました!〉

 

 畑は夏まっしぐら!
 ……だけど、その裏で静かに行われているのは……秋冬野菜の種まき!
 この暑さから想像すると、あれれ? と思うけれど、この時期から秋冬野菜の準備も始めていきます。

 この日は、セロリとキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーの4種類の野菜の種をまきました。
 なかでもセロリは、種まきに苦戦する、手強い野菜の1つです。
 前回の担当者が試行錯誤し、2度の失敗を経て3回目に見つけてくれた、最もベストなやり方で、1回目から発芽成功を目指して、緊張感をもって行いました。

 

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 今日、種をまくセロリは、第1弾の約900粒。
 やよいちゃんが手渡してくれた容器の中を見て、目を疑いました。
「小さい!!!!」
 これまでいくつもの野菜の種まきをしてきましたが、セロリの種はナンバーワンの極小サイズといってもよいかもしれません。
 ゴマの半分の、そのまた半分くらいの小ささ。
 いやいや、もっと小さいかも。
 ちょっと風が吹いたら、吹き飛んでいってしまいそうな軽さです。

 

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〈セロリの種〉

 

 でも、よーく見ると、ひまわりの種みたいに黒と白の縞が入っていて、可愛いなと思いました。
 これをよく湿らせた柔らかいタオルの上に、種同士がくっつかないように広げて、さらに水に浸して、冷蔵庫に入れること1時間。
 短時間で、すでにいくつかの種は白い根が出てきていました。

 冷蔵庫から出したら、すぐに種まき培土が詰められた育苗ポットに1粒ずつ、種をまいていきました。
 育苗ポットは一穴、2センチ四方ほど。
 その中心にセロリの種を1粒置きます。
 でも種が本当に小さすぎて、培土の色と同化してしまうと、どこに播いたのかわからなくなってしまい、種まきはものすごい集中力が必要でした。

 

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 最後に軽く覆土をしたら、温度調節がしてある6年生教室の一角に作られたスペースで、これからの発芽を待ちます。
 そのときに他の野菜と違う一工夫は、光を当てること。
 セロリは好光性なので、発芽に光を必要とします。
 そのため、トレー1枚1枚に全体に光が当たるように、電気スタンドを設置して、常時、光が当たっている状態をつくりました。
 発芽の条件は揃えたので、どうか今日の1回で、上手く発芽してくれることを願います。

 

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 他にも、秋冬野菜の王道の秋キャベツや、ブロッコリー、カリフラワーも播きました。
 なかでもカリフラワーは大好きな野菜なので、この冬たくさんいただけますように願いを込めながら、優しい気持ちで播きました。

 季節はまだ7月だけど、雪が降る時期に収穫をする野菜たちの種まき。
 畑は1年間をかけて、景色が変わっていく。
 現状を見つつ、先々を見込んで、先手を打って、次の野菜の準備をしていくことで、1年間尽きることなく、常にたくさんの野菜が収穫できるのだと感じます。

 続々と穫れる、夏野菜の大収穫に心を躍らせながらも、次の出番をじっと待つ秋冬野菜のことも忘れないで、野菜の発芽を見守りたいです。

(るりこ)

 

***

 

 昨日から始まった、夏のイベントに向けてのフラダンス練習。今日も午前の時間を使って、ゆりかちゃんから教えてもらい、振り入れを行いました。

 今日、私が練習をした曲は『トゥトゥキ』と『タフワフワイ』の2曲です。『トゥトゥキ』はタヒチアンダンスの振り付けがされた曲で、普通のフラダンスとはまた違った腰の動かし方をします。フラダンスのようなやわらかい腰の動かし方とは違って、クイックイッと強く素早く腰を動かすのが、最初はとても難しいなと思ったけれど、ゆりかちゃんが、膝をうまく使うとやりやすいことなど、ポイントも教えてくれて、少しずつできるようになっていくのが、とても嬉しかったです。

 

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 『トゥトゥキ』の振りの中で、「運命の糸を引く」という意味や、「ビートを刻め」という意味が込められた振り付けがあって、その振り付けが、私はとても好きだなあと感じました。
 ゆりかちゃんはいつも振り入れのとき、この振りはこういう意味が込められているよと教えてくれるので、練習しながら自分も、「ここはこういう気持ちで」と、振りに気持ちを込めながら練習することができます。

 『タフワフワイ』は、“ウリウリ”という、ハワイのダンスで使われるマラカスのような楽器を持って踊ります。今年の父の日のフラダンスショーのときに、手作りのウリウリを持って『タフワフワイ』を踊ったチームのみんなの姿が、本当に可愛くて、華やかで素敵だったことを思い出して、私もこの曲を踊れることがとても嬉しいなと思いました。

 

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 ゆりかちゃんが、ウリウリの振り方も、少し変えるだけで、全然、見え方が違うんだよと教えてくれました。本番までに、もっと上手にウリウリが使えるように、振り方も研究していきたいと思います。
 シンプルな振り付けだけれど、その分一つひとつの動きがとても大切だなあと感じて、もっともっと練習を積み重ねていく必要があると感じました。

 短い時間の中でも、ゆりかちゃんが時間を惜しみなく使ってくれて、振り入れをできたことが本当にありがたかったです。大好きなフラダンスを、この夏たくさん踊りたいなと思います。

(よしみ)

 

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