
加納岩白桃の収穫が終わりにさしかかり、次に成熟期を迎える白鳳が採れ始めました。
中生品種の幕開けです。
今年の桃は、4月、5月、6月と高温だったことで、これまでになく短い生育期間で収穫期を迎えています。はなよめ、日川白鳳に続き、加納岩白桃は、雨が少なかったことで、糖度が高い桃が採れています。種割れや変形も少なく、味は抜群で、ここまで品種はとても出来が良く、ありがたいです。
これから本格的に収穫期に入る白鳳は、合計8本あります(開墾26アールに5本、古畑に1本、奥桃畑に1本、開墾17アールに1本)。どの樹も、着果数がちょうどよかったのか、中玉~大玉が多い印象です。
収穫初日のこの日は、熟れはじめが早い、26アールの上段3本と、古畑の樹から、完熟した桃を40玉ほど採りました。
どれも大玉で糖度は14度前後と、幸先が良いです。
白鳳が採れ始めて少ししたら、紅清水も採れ始めます。白鳳、紅清水と重なるようにして、なつごころ、浅間白桃も収穫期を迎えます。紅清水は9本、なつごころは3本、浅間白桃は4本あるため、この中生4品種の収穫期間は一つの山場です。
最近は、戻り梅雨の様子で、また突然の豪雨が多く、水管理が難しいのですが糖度を下げないように、ブルーシートを敷いて、対策をしています。
この日は雨の前にブルーシートを剥がしてしまい、降らせてしまったのですが……。
みんなと協力して、良い収穫をしていきたいです。
(あんな)
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最近の悩みは雑草がすぐに生えてしまうこと!
草取りも精力的に進めました。
河原開墾畑と幼稚園西畑のナッツ畑2枚の草取りをしました。
手刈りと草刈り機を併用してスピーディーに進むようにしています。
河原開墾のピーカンナッツは根を広げはじめぐんと大きく成長しました。コンディションも良好です!
今年植え付けた苗木も無事に活着し、成長中です。
幼稚園西のヘーゼルナッツは寒さに弱く、栽培が難しいです。今の時期は寒さの心配がなく葉を茂らせ元気そうです。これから雌花をつけさせ、実をつけさせるための追肥や手入れを行っていきます。
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悲観的な考えを消すための集中ミーティングは最終項目を終えて最後のまとめに入っています。
午後からは今までのミーティングを通しての疑問を解消していきました。
一人ひとりの疑問にお父さんお母さんが答えてくれるなかで、理解が深まっていきました。
ミーティングの最後に代表して2人が今回のミーティングの感想を話してくれました。
自分が今まで大切にしてきた、もう一人の自分、自分が自分を守るために作り上げてきた考え方を、いまここで手放そうと思えた、怖い気持ちもあるけれど、それ以上に変わりたい前を向きたい気持ち、成長したい気持ちがある。
このミーティングでたくさんの気づきがあって、自分が普通と思っていたことが実は自分を生きにくくさせていることに気づいた。気づいて理解が深まることでとてもすっきりした気持ちになりました。
一人ひとりの気づきがお互いに希望になり、また新たな理解へとつながっていきました。
お父さんお母さん、なのはなのみんなと向かったこの集中ミーティングでまたひとつ自分への理解、仲間への理解が深まり、みんなで大きく一歩前進しました。
また最後まで今理解できるところ、吸収できるところを曖昧にしないように、この数日で深めていきます。
雨が降る中、落ち着いて今日のミーティングを受けて自分の中で整理できたこと、理解が深まったことを作文に書いていきました。
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「くし、どうぞー!!」エプロン姿のみんなに囲まれて、りゅうさんが明るくて、大きな声で、夕食の放送をしてくれました。
食堂に行くまでの道でも、午後にみんなで作った串カツがどんな風に出来上がっているのか、とてもワクワクしました。香ばしい香りが漂っていて、食堂に入ると、黄金色の、カリっと揚げられた串カツが、ずらっと食卓に並んでいる光景がありました。
今日の夕食は、りゅうさん特製、串カツです!これまでりゅうさんが、中華や洋風、イタリアンなど、数々のスペシャルメニューをみんなのために作ってくださりました。りゅうさんや台所チームさんが作ってくださる料理はどれも、熱々の作りたてで、愛情もパワーももりもりで、とても美味しいです。りゅうさんから、「次は和食だよ」と週末のスペシャルメニューの予告がされていて、どんな料理が出てくるのか、週末を心待ちにしていました。
今日の午後、スペシャルメニューの串カツを、みんなで手作りしました。串カツは食べたことはあるけれど、手作りするのは初めてのことでした。具材は5種類。ナス、ピーマン、ウズラ卵とトマト、玉ねぎ、鶏肉です。りゅうさんがデモンストレーションで、5つの種類の串カツを作ってくれました。竹ぐしに具材を刺し、衣になる液に浸します。その後、パン粉を両面にたっぷりとまぶして完成です。作り方はシンプルだけれど、りゅうさんが一つ一つの工程をするごとに、みんなから歓声の声や、息を飲む音が聞こえました。
私は、やよいちゃん、まなかちゃん、あきなちゃんと一緒のチームになって、串カツを作りました。一チーム、5種類の串カツを各10本作るのがノルマです。まずは、材料調達から始まりました。
野菜が一通りテーブルに並んだところで、私は、まなかちゃんと玉ねぎをくし形に切りました。向かいでは、やよいちゃんがピーマンを切っています。やよいちゃんが半分に切ってくれたピーマンの種を取り、串に刺していきました。

なのはな産のピーマンは肩が張って、つやつやしていました。あまりにも立派で、切り落としたピーマンの頭まで、串に刺したい気持ちになりました。
そのことをチームのみんなに伝えたことが始まりとなり、様々なバリエーションの串カツが出来ていきました。
ピーマンに、ナスの組み合わせ、ピーマンにトマト、ウズラ卵の組み合わせ…これまで見たこともない串カツを、チームのみんなと生み出していくのがとても楽しかったです。
鶏肉以外は、全部自分たちで育てた野菜や卵を使えることが、とても嬉しかったです。ミニトマトは、赤と黄色があって、見た目もとても鮮やかで可愛かったです。
夢中になって、具材を竹ぐしに刺し、衣を付けていきました。ウズラ卵とミニトマトが交互に串に刺さっているものがとても可愛かったし、串を持って衣を付けていると、まるでみたらし団子を作っているような気分になりました。
私達が作った面白い組み合わせの串カツは、誰に食べてもらうことになるのだろうと、作っている間から、ワクワクした気持ちになりました。まだ夕食を食べていなくても、私達が作った串カツを、みんなが美味しく食べてくれている姿を思い浮かべるだけで、とても満たされた幸せな気持ちになりました。
作る過程もあり、みんなで食べる夕食がとびきり美味しく感じました。夕食直前にりゅうさんが揚げて下さり、熱々で衣がサクッと音を立てました。誰かがこの串カツを作ってくれたんだ、そう思うとより嬉しく感じました。
愛情たっぷり、とびきり美味しい串カツ、みんなで作って、頂けたことが、とても嬉しかったです。
(りな)