「桃を守る勇敢な戦士!」 ななほ

7月15日 

 今朝もあんなちゃんや桃部会チームのみんなと桃の収穫をしました。
 なのはなには『加納岩白桃』の樹が12本あるのですが、気が付いたらクリスマスツリーのようにたくさんの袋が付いていた桃の樹も、少しずつスッキリとしています。

 昨日は桃の収穫がお休みだったこともあり、今朝は『加納岩白桃』が1200玉、収穫することができ、『加納岩白桃』にとって最後のピークの1日でした。
 私はいつもりなちゃんとペアで収穫をしているのですが、りなちゃんと2人で顔を見合わせて笑ってしまう位、開墾17アールの桃が特に甘く熟れていて、次々と収穫しては、コンテナいっぱいに桃が溜まっていきました。
 当たりを出さないように、枝に対して真下へ向かって、力を入れずに桃の収穫をするのにはコツがいるのですが、段々と当たりも出ないようになってきています。今日で17アールの『加納岩白桃』7本のうち、5本は全収穫となりました。全収穫した桃の樹は、緑の葉っぱを茂らせ手はいるものの、少し恥ずかしそうで、またお疲れ様の気持ちを込めて水やりとか、秋には肥料もやりたいです。

 また、午後の初めに桃のブルーシート敷きに行ったのが、今日のハイライトでした。 昼食後、空が曇ってきて今にも空が泣きそうだなと思いながら、あんなちゃんの放送を待っていたのですが、丁度その時、あんなちゃんの「桃メンバーの人を中心に、手の空いている人は桃のブルーシート敷きに行けると嬉しいです」と放送がかかり、大急ぎで玄関下へと向かいました。
 玄関下へ行くと、桃メンバーの他にもさきちゃんやまちちゃん、さくらちゃんが来てくれて、ステップ21に乗り込んで新桃畑へ出発です。 『加納岩白桃』の収穫が一段落したと思ったら、明日からは『白鳳』の収穫が始まり、休みなく桃は熟れ続け、休みなく私たちも動き続け、桃を採ります。これは何て、幸福な事なんだろうと改めて思いました。

 でも、雨は畑や田んぼには嬉しくも、収穫前の桃にとってはちょっぴり天敵です。
 なのはなでは収穫の始まる数日前から、収穫の近い桃に水分を与えないようにし、雨の日は樹の下へブルーシートを敷くことで、糖度ののった甘い桃が採れるようにしています。
 そのため、桃シーズンは雨に敏感になっているのですが、桃メンバーにはあんなちゃんとひろこちゃんという、なのはな内では天気予報のなのはな天気予報士さんがいるため、とても心強いなと思います。

 新桃畑へ着いたと思ったら、那岐山の方から黒い雲が迫ってきているのが見えました。

 (ああ、雷が鳴っている)(ああ、雨がポツポツしてきた)(ああ、これは強くなるぞ。1、2、3~)。

 頭の中でそう思っていると、予想通り、雨が本降りになり、一分もしないうちに土砂降りです。

 誰かが合図をした訳ではないけれど、「よーいどん!」というピストルの音が聞こえたかのように、みんなが一斉にブルーシートと鉄パイプを持ち、四方八方へとかけていきました。

 今日は収穫の近い『白鳳』と『紅清水』の全17本の桃の樹の下へブルーシートを敷いたのですが、10人位のメンバーが揃うと、1時間以内で何枚もの畑を回り、ブルーシートを敷くことができました。でも、その間も雨は振り続けます。
 止むという言葉を忘れてしまったかのように、永遠と滝のような、シャワーよりも強い雨が降り続いていて、私は眼鏡もコンタクトもつけているわけではないのに、目の前が雨で曇り前が見えなくなりました。でも、常にみんなの足音や颯爽とした空気を感じて、雨で洋服も髪の毛も、長靴の中までビショビショだったけれど、身体が軽くて力が出ました。

 最後、古畑でみんなが揃った時、心の底から達成感を感じたし、大雨の中、作業をすると自分の中にある雑念を全て洗い流されたような気持ちになり、何かと戦った様な、桃を守る勇敢な戦士になった気持ちになります。
 一般的には、雨の中に外に出るなんてと思うかもしれないけれど、私の中では大雨の中に出る作業ほど、力強く勇敢な気持ちになれる時間はないなと思うし、雨が強すぎて気持ちがみんなハイになっていたけれど、車に乗り込んだ瞬間に、みんなと大爆笑をする時間も、車を降りてからはみんなが集中して素早く動く空気もすごく嬉しく、幸せでした。

 古吉野に帰って来てからは、廊下を歩けば水溜りができてしまったのですが、暖かいシャワーを浴びると気持ち良かったです。雨に濡れるとプールに入った後のような心地よい疲れを感じて、それと同時に何だか元気が出ました。その後も、選果ハウスで桃の選別や糖度測定、梱包を進めたのですが、途中にちさとちゃんがキュウリの一本漬けを届けてくれて、桃に囲まれた中で食べるキュウリの一本漬けが美味しかったです。

 桃メンバーと過ごす時間が長くなればなるほど、みんなと同じところを見て走る楽しさや、喜びを感じるし、桃の梱包も日々の作業も、収穫も、誰もが無駄なく動いていて、誰もがどのポジションにも入れるくらいに作業を覚えて、お互いに協力し合っていて、その空気が嬉しいし安心します。

 さっき、インスタグラムの編集とアップをするのに、あゆちゃん達と話していたのですが、あゆちゃんが「みんながビショビショになって廊下を立っている姿も写真に撮っておけばよかったね」と話してくれて、今度、ブルーシート敷きをする時は、防水カメラを持って、何から何まで写真に撮ろうと思いました。

 今、インスタグラムをまえちゃんとさせてもらっているのも心の支えになっているように感じます。今日はどんなニュースがあるかなと思いながら過ごしたり、ブルーベリーやイチジクの畑へ足を運んでみたり、担当のバナナと晩白柚を見に行ったり、ただ廊下を歩いているだけでも、みんなの笑顔やうずらの声、見ている物が全てキラキラと輝いているように見えます。

 また、桃を送っているレストランの方や永禮さん、大竹さんなどもインスタグラムを見て下さっているのかなと思い、たくさんの仲間と繋がっていられるのが嬉しいです。

 インスタグラムは特に、なのはなのファンの方やなのはなを応援してくださる方が見て下さっているのかなと思い、あゆちゃんが言っていたように、この写真を撮る人、このキャプションを書いている人にしか分からないニュース、新事実がもっとあるし、作業の写真とか、野菜や果樹の写真だけではなく、なのはなの日々の生活の中での面白さをもっと発信していきたいなと思うし、本当になのはなの毎日は、日記に書ききれないくらい濃くて、私の内側でもいつも変化や新事実がやってきて、なのはなファミリーの仲間になってくれる人がもっと増えて、なのはなの気持ちが広がるように、編集も楽しみながら頑張りたいです!