なのはなの一大イベントの一つ。田植えの季節がやってきました。今年は、三日間の日程で、田植えを行いました。お父さんチームが諏訪神社方面の七枚の田んぼと光田んぼ二枚を、永禮さんチームが、那岐山田んぼや石生方面の七枚の田んぼの機械植えをして下さいました。みんなでの手植えは、池下田んぼをしました。
今年、なのはなでは、合計で十七枚の田んぼ、三・三町歩（三十三・三百九十平方メートル）を作ります。
田植え一日目。私は、まえちゃんと苗運びをさせて頂きました。青空が綺麗な凄く良い天気で、まさに田植え日和でした。
お父さんチームは、諏訪新田んぼ、諏訪奥田んぼ、諏訪四、諏訪八田んぼの機械植え。永禮さんチームが、那岐山三反田んぼとカーブミラー田んぼの機械植えをして下さいました。
■大自然に囲まれて
諏訪神社田んぼは、山に囲まれた所で、この景色も、また素敵です。諏訪八田んぼは、今年から作る新しい田んぼなのですが、通りから少し離れた所にあって、隠れ家的な雰囲気があって、そんな雰囲気も素敵だなと思っています。
大自然に囲まれて、田んぼの景色を見ていると、目に見えない大きなものに包まれ、自分の雑念が吹っ飛ぶ感覚がしました。そこで、真っ直ぐに機械で植えていく、お父さんや永禮さん。気持ちを添わせて補助をする、あゆちゃんや、ゆりかちゃんや、さくらちゃん、やよいちゃんの姿が、本当に綺麗で、格好良くって、パワーを凄くもらえて、みんなにも見てもらいたいなと思いました。
お父さんチームも、永禮さんチームも機械が一度も止まることなく、スムーズに進み、順調に田植えが進んでいって、嬉しかったです。
この日、田植えをする各田んぼに必要な枚数の苗のトレーを、まえちゃんと、グラウンドから運んでいきました。家族みんなで播種をして、グラウンド一面に並んだ稲の苗のトレー。毎日みんなで協力して水やりをし、立派に成長した稲の苗が、いよいよ旅立ちます。どんどんグラウンドのトレーが減っていくのを見ると、嬉しいような、寂しいような気持ちになりました。
私は、カメラを持たせてもらっていたのですが、那岐山の見える、那岐山三反田んぼや、カーブミラー田んぼに行ったとき、青空と田んぼがものすごく映えて、綺麗で、そこで、永禮さんとやよいちゃん、さくらちゃんが向けてくれた笑顔が凄く素敵で、キラキラしていて、嬉しい気持ちになりました。諏訪神社田んぼのほうへ行ってみると、お父さんの機械の補助にあゆちゃん、ゆりかちゃんがいてくれました。お父さんが、真っ直ぐに機械で植えている姿がとても格好良かったです。
二日目には、お父さんチームは諏訪神社田んぼの残り三枚を。永禮さんチームは、石生方面の田んぼの機械植えをして下さいました。この日、私は参加できなかったのですが、田植え機の講習会も開かれました。三日目には、家族みんなでの手植えや、お父さんと永禮さんの機械植えの応援にみんなで行くことが出来ました。
田んぼの作業をする中で、いろんな学びがあります。田んぼの基本的な入水排水だけでなく、地域の方々との関わりのなかで、たくさんのことを教えて頂きながら、地域の一員として、田んぼを作らせて頂けることが、とても有り難いことだと感じています。
■気持ちの使い方を学んで
また、気持ちの使い方を、スタッフさんの姿から学ばせて頂き、自分の幅を広げさせてもらえる機会だなと感じています。
代掻きのとき、ゆりかちゃんから教えてもらったことなのですが、ゆりかちゃんがあゆちゃんから教えてもらったという言葉でした。それは、お父さんの代掻きをしていたときでした。補助をするときのコツは、代掻きの妖精になること。
お父さんがターンをして、後ろを向いているときに、お父さんに分からないうちに素早くならし、お父さんがこちらを向いたとき、ものすごく綺麗に平らになっていて、自分は上手いな、と思わせる。また、お父さんが話しかけやすい雰囲気をまとうこと。そのお話を聞いたとき、凄く優しいなと思いました。あゆちゃんはいつもそういう優しい気持ちで生きているのだなと、思い、あゆちゃんの深い優しさを感じました。
田んぼのときだけでなく、普段の生活から、意識していきたいなと思いました。ありがとうを言わせない優しさが、本当の優しい行動なのだなと感じ、自分には苦手な面かもしれないけれど、意識的に行動していくことが、自分を深めていけるのではないか、と感じました。
相手を立てるとはどういう事か。そして、本当の優しい行動とはどういう事か。ただ田んぼの作業というだけでなく、気持ちの使い方も学べることが、とても嬉しく思います。
田植えをしたら、水の管理も始まりました。緊張もしますが、美味しいお米が大収穫できますように、祈り、自分のできることを精一杯頑張ります。
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〜お父さんの田植機講習会 〜
諏訪神社手前下田んぼで、お父さんが田植機講習会を開いてくれました。
お父さんが田植機の操作や真っ直ぐに植えるためのポイント、ターンの仕方を伝えてくれて、新たに４人のメンバーが田植機に乗って機械植えに挑戦しました！
