7月12日(火)「大切な桃に、白いベールを ――5台の脚立を使うネットがけ」

7月12日のなのはな

 

 

 今、なのはなの桃は「加納岩白桃」が毎日、収穫されています。桃の収穫はとても繊細で、1つひとつ採るのに毎回緊張しますが、収穫基準の見極めや、採るときの独特の力の入れ加減を習得できるように、あんなちゃんに見てもらいながら、桃メンバー全員が毎日頑張っています。

 昨日から今日にかけて、次に収穫される「白鳳」や「紅清水」のネット掛けをしました。害虫や害獣から桃を守るための大切な作業です。大がかりな作業ですが、ネットが掛けられた後は、ウエディングドレスを桃の樹に着せたようで、異世界に来たかのような光景がすごくきれいでした。

 

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 昨日はお父さんが見てくださって、効率の良い作業の進め方や役割分担を確立することができました。
 なのはなの桃畑は、ネットを掛けやすいように樹の周りにポールが立てられています。そして、そのポールとポールをつなぐようにポールの最上部にマイカ線を張って、そこを這ってネットがカーテンのようにするするとかけられていきます。

 役割分担としては、1本目のポール付近に脚立で登る人が、対称に2人。
 その間で少し低めの脚立に登って、ネットの真ん中を補助するように持ち上げる人が1人。
 2本目のポール付近に脚立で登る人が、対称に2人。
 ポールに付く脚立の人は、脚立を移動させながらドンドン追い越していき、バトンをパスするようにネットを掛けていきます。その他の人は、下でたぐまっているネットを脚立の人に合わせて引っぱったり、1本目のポールから2本目のポールの人へネットを引っ張って受け渡したりと、脚立の下でサポートをします。

 脚立を5台使うこの方法は、すごく効率的で、誰も手が余ることはなく、今までよりも速く、ストレスフリーにネットをかけていくことができました。みんなが同じ集中力と緊張感を持ち、息を合わせてなければできない作業でした。

 

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 最初は動き方に戸惑うこともありましたが、お父さんがその都度指示をしてくれて、それぞれが自分の役割のコツやポイントを掴んでいくことができました。3か所目が終わるころには、誰が何を言うわけでもなく、個々が自動運転で自分の役割にサッと動いて、流れるように作業が進んでいくのが、すごく気持ちよかったです。

 20×30メートル、20×20メートル、というとても大きなネットを桃の樹にかける大がかりな作業で、最初は苦戦してしまったところもありましたが、良い方法が分かってスムーズにできるようになると、とても楽しかったです。

 

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 暑くて大変ではあったけれど、それを上回るほどの大きな達成感、いつもよりも、また一段大きな達成感でした。あんなちゃんの最後の、「ありがとうございました」の言葉からも、みんなでやり切った気持ちがにじみ出ているような気がして、とても温かく嬉しい気持ちになりました。

 今日も、夕方の1時間ほどで2本の樹にネットを掛けることができ、順調にネット掛けが進んでいます。美味しい桃をたくさん採ることができるように、ネット掛けも収穫も、桃メンバー一丸となって頑張ります!

(つき)

 

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 気候の影響か、草の伸びが一層、速くなっているようです。しかし、1日のところどころで降った雨で、ほどよく湿った土は、雑草の根をたやすく手放してくれます。今日は、エゴマの夕の子東畑、白大豆の河原畑、そしてピーマンを育てている中畑を周り、畝の形状や草の生え方によって、メンバーの動きを変えながら、力を入れて草を取っていきました。

 また、豆を育てている畑の溝切りや、田畑の草刈り、野菜の収穫などの作業も行いました。

 

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〈夕の子東畑、一面にエゴマが広がっています〉

 

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 午後の時間を使って、崖崩れ下ハウス3棟に植わっているミニトマトの手入れを行いました。
 日々、多くのミニトマトが収穫できているのですが、実は、少しずつ株の勢いが弱まってきてしまっていました。

 今朝、お父さんが、どうして株が弱ってしまったか、実際に畑に行ってミニトマトを見て、お医者さんのように原因を突き止めてくださり、まえちゃんややよいちゃんが、その日のうちに手入れができるよう予定に組んでくれて、ほぼ半日、さきちゃんと一緒に手入れを行いました。

 

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 水やり用のタンクに350倍の倍率で硝酸石灰を混ぜ、1株2リットルずつ、畝全体にたっぷり水をやりました。30分後にはクタッとしていたミニトマトの葉がシャンとしてきて、わたしも救われた気持ちになりました。

 そして、鈴なりになりすぎて、1つひとつの実が小さくならないよう、房の先端を剪定したのですが、花や実を切り落とすのがとても心苦しく、しかし、これも良い実を育てるために必要なんだと思いながら、しっかり剪定をしました。

 

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 少し、水不足で体力が落ちてしまったミニトマトですが、これからしっかり水やりをし、先日追肥した肥料も効いてくれば、きっとまた元気になってくれると思います。
 そう願って、また、心の目を使って、必要な時に、必要な手入れが確実にできるよう、見守っていきます。

(なつみ)

 

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〈藤井先生が来てくださり、アコースティックギター教室がありました。エリック・クラプトンの『チェンジ・ザ・ワールド』を、場面ごとに区切り、あるいは1曲を通し、何度も練習する、ゆったりとしたギターの音色が、夜の図書室から響きました〉

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