「生地の可愛さ」 まみ

7月10日

 朝は、ふみちゃんと、どれみちゃんとアルバイトへ行き、オープンだけ終わらせて、ふみちゃんと一緒にアセスメント演奏に帰ってきました。それから、今日はそのままお休みをいただいて、久しぶりの日曜日をなのはなで過ごせて嬉しかったです。

 アセスメント演奏が終わった後は、食堂でピザ作りがありました。
 りゅうさん、あゆちゃん、まりこちゃんや、台所メンバーのみんなが、ピザの生地や、手作りのトマトソースや、ナスとひき肉のソースを準備してくれていました。
 食堂に入ると、イタリアの音楽が流れていて、黒板には、りゅうさん、まよちゃん、なつみちゃんたちが書いてくれた、ピザや、パスタや、ミニトマトや、イタリアのシェフや、女の子や男の子が書かれていて、可愛く描かれていてとてもわくわくしました。

 パスタと、ピザのレシピも描かれてあって、その下の方に、『美味しさの秘訣は、利他心』と書かれてあって嬉しい気持ちになりました。ひでゆきさんも来てくださっていて、たけちゃんも来てくれていました。家でピザを作れるのが凄いなと思って、みんなで作れるようにしてくださって、りゅうさんたちが凄いなと思いました。

 りゅうさんが、ピザ生地の伸ばし方を見せてくださいました。りゅうさんが、初めは机の上で、ぎゅっぎゅっと回しながら押すように伸ばしていって、今度はその生地を持ち上げて、くるくる回して、右手の方と、左手の方へ交互に生地を送っていて、そうすると見る見るうちに生地が大きく広がっていって、りゅうさんの伸ばしの技が凄かったです。

「耳は残しておいて伸ばしてね」
 りゅうさんのアドバイスを聞きながら、みんなで一つずつ生地に向かいました。一晩寝かせたと教えてもらったピザの生地は、なんというか、ふわふわと言うか、もちもちと言うか、ふわもちと言ったらいいのか。柔らかで、とても不思議な触り心地で、伸ばすのがためらわれるくらいに、ふわっと不思議な生地が生き物みたいで、とても可愛かったのです。

「可愛いー」
「ずっと触ってたいね」
「伸ばしちゃうのがもったいない」
 あちこちから、みんなも生地を絶賛する声が聞こえてきて、生地って、こんなに可愛いんだなと思いました。
 その生地を、りゅうさんのお手本を思い出しながら、まず机の上で両手で伸ばそうとすると、意外と弾力が凄くて、伸ばしたところもすぐにふわーんと元に戻っていって、生地の思いがけない魅力的な一面を知りました。それでも、ぎゅっぎゅっと伸ばしていくと、ひと回りふた回りと、少しずつ広がっていって、りゅうさんのように、持ち上げて、上の方を持ってくるくる回すと伸びていって、難しかったけれど、とても面白いなと思いました。
 私は、なおちゃんと、ゆいちゃん、りんねちゃんと同じ机でさせてもらって、みんなと生地の可愛さを言いながら、意外と伸びないねと話しながら、夢中で作れて楽しかったです。

 生地ができると、りゅうさんたちが作ってくださった、なのはなの野菜を使ったトマトソースと、バジルをかけるマルゲリータを作るチームがあって、私たちの机は、ナスとひき肉のソースをかけて、チーズをかけて、生のナスをのせました。たけちゃんも、チーズやナスをのせてくれていました。みんなで作らせてもらえて、とても楽しかったです。
 昼食は、冷製のミニトマトとバジルのパスタや、ピザで、食卓がカラフルで、奇麗で、みんなでイタリアンレストランへ行ったようで、なのはな産の野菜や強力粉で作った美味しい食事を、みんなでいただけて嬉しかったです。

 夕方は、草刈りをしました。私は、1人で崖崩れ畑の草刈りをしていたのですが、ハウス側の大斜面を残り5分から10分で終わるくらい、少し残してしまったのが悔しかったです。
 夕食の席で、お母さんも1人で草取りをしていたと話されていて、まえちゃん、さやねちゃんが梅林の畑の草と闘ったことをコメントで話してくれて、AチームやCチームのみんなも草刈りや草取りをしていたとコメントをしていて、
「今日はみんな、草と闘っていた人が多かったんやな」
 と、お母さんがコメントされていて、今日は、みんなで草と闘った日だったのだなと思いました。