
7月10日のなのはな
「うわぁ! すごーい!!」
食堂に入ったみんなから次々に歓声が聞こえてきました。
今日の昼食のメニューは、ピザ&冷製パスタ! 先週から、りゅうさんが手作りピザの試作を重ねてきてくださって、ついに今日、みんなでピザ作りという夢が叶いました。
これまで、なのはな産の小麦を使ったレシピは肉まんを始め、うどん、カレーパン、そして今回のピザの生地で使われた強力粉もなのはな産です。なのはなで穫れた小麦で、様々なメニューを作れることが嬉しいなと思います。
今回のピザも、生地を広げて成形し、具材をトッピングするところまで、みんなで一緒に作れることになりました。ピザを作るのは、私を含め、なのはなのほとんどの人が初めてだったと思います。私もまさかピザを生地から手作りできるなんて思っていなかったし、なんと今回は、りゅうさんや、あゆちゃんが2種類の味のピザを考えてくださっていて、みんなで生地の上にトッピングできたことも本当に楽しかったです。
午前11時半からは、食堂でみんなで、Let’s ピザ作り!!
まずは、昨夜に作ってくださっていたという手作りの生地をみんなで伸ばしながら、ピザの丸い形に成形していきます。最初にりゅうさんがお手本を見せてくださりました。

ポイントは、なるべく薄く伸ばして、大きな丸い形に成形することと、ピザの外周の耳の部分をつくっておくことだそうです。りゅうさんがグッグッと指で押しながら生地をのばしていったり、持ち上げて次は重力の力を使って生地をのばしていくところも見せてくれました。
りゅうさんが見本を見せてくださったあとに、今度は私たちも生地をのばして成形していきました。りゅうさんは手際よく、とても簡単そうにやっていたけれど、いざ自分がやってみたら想像以上に難しかったです。生地を一度伸ばしても、生地がものすごい弾力があるので、しばらくしたら少し縮んできたり、伸ばしすぎても生地が破れてしまったりと、絶妙な伸ばし加減のコツを掴むのが難しかったなあと思います。
2つめのポイントであったように、生地は広げつつも耳の形はきちんと残すことも意識しました。私はこのピザの耳と呼ばれる部分が大好きなので、こうやって耳の部分ができていくことを初めて知ることができて、嬉しかったです。

生地が完成したあとは、その生地の上に具材やソースのトッピングをしました。
今回のピザは、1種類目が「マルゲリータ」、2種類目が「ナスと挽肉のピザ」の2つのピザを作りました。(一部、3種類目として、タマネギとチーズのピザも作りました)
実は、マルゲリータのトマトソースも、ナスと挽肉を使った具も、どちらもりゅうさんの手作りです。大きなお鍋に手作りのソースがたくさん入っていて、そのソースだけでも本当に良い香りで美味しそうでした。
ナスと挽肉のピザの具をトッピングをしているとき、私がいたテーブルにたけちゃんが来てくれて、一番上にカットしたナスをトッピングしていってくれました。みんなで、「ひとーつ、ふたーつ、」と数えながら、たけちゃんが一緒に上手にトッピングしてくれて、たけちゃんや、たけちゃんのお父さんであるひでゆきさんとも一緒に、ピザ作りを楽しめて嬉しかったなあと思います。
2種類ともとても本格的で、マルゲリータのトッピングの最後には、仕上げとしてオリーブオイルを回しながら少しかけていきました。手作りでこんなにも本格的なピザができることが本当にびっくりで、貴重な体験をすることができて、ありがたかったです。
みんなで手作りしたピザは、そのあとにりゅうさんや台所のみんながオーブンで焼いてくださって、昼食には焼きたてのピザをみんなで美味しくいただきました。
耳はふわふわもちもちで生地から小麦の甘みが広がり、一口食べるとチーズもとろーんと伸びてきて、本当にどこかのレストランで出てきそうなほど美味しくて、みんなと一緒にいただけて嬉しかったし、りゅうさんがなのはなのみんなのためにと、毎週週末にスペシャルメニューを考えてくださることがありがたいなあと思いました。
(よしみ)

***

***
夕方、Aチーム作業では、山畑西で育てているゴーヤの支柱に天井の竹を取り付け、畝の草取りをしました。
ゴーヤのツルが元気よく伸びて、たくさん実をつけはじめていて、重みがかかって傾いてきている支柱がありました。
支柱の補強として、天井に横竹をつける作業をしました。畝・支柱と垂直方向に、4通り取り付けました。
自分の身長以上に伸びているゴーヤの畝が並ぶ中で、天井の竹をまっすぐにつけていけるように、やよいちゃんが、土手の上から、畑全体を見てくれました。
あきなちゃんとしなこちゃんが竹を置いていってくれたところから、まよちゃんとせいこちゃんと追い越し方式で、支柱の横竹に、だっこちゃん結びでとめていきました。結ぶ用のスズランは140センチに切ったものを使いました。
傾いている支柱は畝に対して垂直に、真っ直ぐ立たせながら結びました。
やよいちゃんが、
「1人ひとりが全体を盛り立てるように、きびきびと作業しよう」
と言ってくれて、活気のある空気がとても楽しかったです。
畑を上から見ると、網目のように天井の竹が渡って、支柱がまっすぐに立っているのが綺麗でした。
草取りも残り4畝というところまで進められて、嬉しかったです。
昨日の夕方からゴーヤが穫れ始めました。沖縄願寿と白願寿、という品種で、実が30~35センチと、大きなものが穫れます。一番美味しいとき、イボが詰まってきてロウが垂れるような形になってきた状態を見分けるのが難しいけれど、立派な実が収穫できると、とても嬉しいです。
(さくら)
***
