「目指すべき生き方」 るりこ

7月6日

○目指すべき人物像

 ミーティングも5回目に入りました。
 今日は、前回みんなで調べた、世の中に影響を与えた人物11人から、自分が最も目指したいと思った人物について取り上げ、作文を書かせてもらいました。
 わたしは京セラの創業者の稲盛和夫さんを選ばせていただいて、人生の理想像として、作文を書きました。

 稲盛さんの業績や言葉については、作文の中でたくさん触れたので、ここでは省略させてもらいますが、稲盛さんの考え方や生き方を知れば知るほどに、なのはなで教えてもらう考え方と同じだと思いました。
 稲盛さんが常に、利他の気持ちを持って、人のため世の中のために自分ができることはないかと考えていて、実際に多くの人の影響を与える結果を残されていました。
 でもそこには、稲盛さんが利益や富、肩書きを求める気持ちは一切なくて、むしろ形はなくても、宇宙や人の心に一生残り続ける、『美しい心』を残したいと思っていた姿勢にも、強く心を打たれました。

 これまでわたしは、最高の生き方、理想の人物と問われても、ピンとくるものがありませんでした。
 わたしが知っている周りの大人は、学歴が最も重要であると考えていて、良い大学に入って、良い企業に就職して、高い肩書きを手にして、お金をたくさん稼いで裕福な暮らしをすることが人生の最大の喜びでゴールであるという風潮がありました。
 なのはなに来る前のわたしは、それがゴールだと信じてしまって、自分もそうなるべく突っ走ってきました。でも躓きました。もう頑張れないと思いました。

「利己的な考えでは、みんなは躓く。生きられないんだよ」
 とお父さんが教えてくださいました。利己的、と聞いて、自分が頑張れなくなった理由、未来を信じて前向きに走り続けられなくなる訳が、そこにあったのだとわかりました。
 わたしが目指して生きてきた生き方は、自分の欲で、自分が幸せになれれば良いという、利己的なもので、そこには誰かのためや世の中のために力を尽くそうという考えが抜けてしまっていました。でも、今の世の中はそういう人がいっぱいいます。
 多くの人が、自分が、自分がとなってしまっていて、そういう殺伐とした空気の中で苦しんでいる人、傷つく人はまだまだたくさんいると思います。

 そういう中で、稲盛和夫さんは利他的であろうとしました。経営者という立場でありながら、幼い子供たちにも目を向けて、保護施設を作ったり、稲盛財団を設立して、子供の未来を守ろうとしました。
 人としてどこまで謙虚に、決して奢らずに、多くの人に影響を与えたい一心で、美しい心を持って生きようとする姿勢が、わたしが目指すべき生き方、考え方だったのだと思いました。

 なのはなで日々、お父さんとお母さんが教えてくださることが、稲盛さんの言動とたくさん通じて、わたしも今はまだ発展途上の段階だけど、毎日毎日を一生懸命に生きて、未来を信じて進んでいったら、遠くない未来に、稲盛さんのようにまだ見ぬ誰かの力になれるのかなと思いました。
 これから目指すべき生き方、考え方が、実際にそうやって世の中で生きている人と当てはめて、明確にできたことで、これまでよりもっと、未来を思い描きやすくなるのを感じました。
 そしてもっと稲盛さんについて調べて、知っていきたいとも思いました。