「サマータイム2日目」 りな

7月2日

 サマータイムが始まってから2日目。昨日は朝早くに起きられるか心配な気持ちもあったけれど、昨日よりも少し慣れてきました。起きた時はまだ涼しくて、早起きしてみんなと活動できるのが気持ちがいいなあと思いました。

 玄関下に行くと、お仕事組さんの姿があって、お仕事組さんとも一緒にサマータイムの1日を迎えられて嬉しかったです。桃の作業には、よしえちゃんが入ってくれて、一緒に収穫も出来ました。

 早朝作業は、あんなちゃん達と、桃とスモモの収穫、清水白桃の袋掛けを進めました。桃は、今は日川白鳳が採れていて、今日も13コンテナぐらいたくさん収穫できました。日川白鳳は、赤みがかった品種で、熟れ具合を確認するのがとても難しいです。私はななほちゃんとペアになって収穫したのですが、ななほちゃんと、採った桃を確認し合いながら、どれが一日待てて、どれが収穫時期ぴったりの熟れ具合で、どれが過熟なのかを一緒に判断しました。

 袋の底を少し破って、色味を見ます。赤みがかった日川白鳳の肌は、熟れているのか、熟れていないのかの判断が付きにくく、収穫時期を見極めるのがとても難しいなあと思います。赤みがかっていないところが、白っぽいのか、それとも緑っぽいのか、黄色っぽいのかを判断して採ります。

 黄色っぽくなっている実が完熟して良いのですが、緑っぽい色と黄色っぽい色の見分けが付きにくく、光が当たったり葉の緑いろが実に映るとさらに分からなくなります。まだ、1つひとつの実を採るのに時間が掛かってしまうけれど、あんなちゃんの手つきを見ていると、1つの実を見るのは3秒ぐらいで、すぐに採って手元の人に渡しているのが本当に凄いなあと思います。今は日川白鳳だけだけれど、たくさんの木がある加納岩白桃や、複数の品種の収穫が重なった時に、限られた時間内で収穫が出来るように、少しずつスピードも上げていきたいなあと思いました。

 熟れている実は、鼻を近づけるとふんわりした甘い香りがしました。でも、熟れていない実は香りが薄くて、色味だけでなく、香りで確かめたり、桃の放つオーラを感じながら、樹熟し白桃を収穫できるように毎日学んでいきたいです。
 
 昼食には、トウモロコシが出ていて、ぷつぷつ歯ごたえが良く、甘いトウモロコシがとても美味しかったです。そして、メインはジャムサンドで、桃ジャムサンドと一緒に、河上さんやまなかちゃんと作った梅ジャムのサンドイッチもありました。ずっと、まなかちゃんと、この日のために作ってきて、ついにみんなと梅ジャムサンドを頂けるのがとても嬉しかったです。
 やっぱり桃ジャムよりも酸っぱくて、みんなの口にあったかどうか、不安な気持ちも少しあったけれど、みんながコメントで、「おいしいです」と言ってくれると、とても嬉しい気持ちになりました。

 集中ミーティングも第3回目に突入しました。週末は、お仕事組さんとも一緒にミーティングを受けられる貴重な時間で、心強くて嬉しかったです。
 お父さんとお母さんが作ってくださる、安心する場所があるから、そしてたくさんの同じ傷を負って、生きやすい世界を作るために同じ目標を持っている仲間がいるから、傷から逃げないで、振り返ることが出来るんだなあと改めて感じました。今自分が向かっていくべき課題に真正面から向き合って、みんなと一緒にゴロンと良くなれるように、1つの実験材料となります。
 私の回復は、私のためのものではなくて、まだ見ぬ同じ苦しさを抱えた人のためのもので、優しく生きられる道を切り拓いていく使命があることを忘れません。なのはなの一本軸をちゃんと心に持って、これからのミーティングも、真剣に取り組んでいきたいです。

 桃の袋掛け・摘果をなるべく早いうちに終わらせたいとあんなちゃんから聞いています。可能な限り、甘くて品質の良い桃を作れるよう、私もベストを尽くしたいです。
 明日も日曜日で、りゅうさん、お仕事組さん、家族みんなでサマータイムの活動を出来ることが楽しみです。