「夏をパワフルに」 りな

6月30日

 午前は、勇志のレポートを進めてから、残りの時間で若桃のコンポート用の皮むきとカットをしました。作業場へ行くと、河上さんと、何人ものみんなが若桃を加工されていました。
 若桃は、修正摘果で落とした桃です。硬核期前に本摘果で最終着果数まで絞ったのですが、その中でも特に、変形をしていない綺麗な実を選んで袋掛けをしました。袋掛けを始めてからの硬核期中は、摘果をすると桃の木のダメージになってしまうので、硬核期が明けた今、摘果をします。

 硬核期が終わってからの桃は、直径が8センチほどあり、種も出来上がっていて、もう完熟の桃の雰囲気を醸し出しています。地面に落としてしまうにはあまりにも存在感があって心が痛くて、コンテナに入れて回収しています。その若桃を、河上さんが、こうしてみんなにとって嬉しい、美味しいコンポートに加工してくださっていることがありがたいなあと思います。

 河上さんと一緒に、若桃のカットをしました。くし形に実をそいで、ビタミンCを溶いた水に入れます。ビタミンCの水に入れることで、水が桃に代わって酸化をして、桃の酸化を防いでくれるのだと聞きました。その理由が、不思議だけれど面白いなあと思いました。
 午後には、河上さんやみつきちゃんが若桃のコンポートを炊いている姿を見ました。毎日食事で、コンポートをみんなで頂けるのも嬉しいなあと思いました。

 午後からは、あんなちゃん達と、桃の作業をしました。最初は、選果ハウスで桃の嫁入り作業をしました。今日から日川白鳳が採れだしています。
 はなよめは、全体的に白っぽい色をしていて、真ん中がポッとピンク色に染まっていました。日川白鳳ははなよめとまた違い、全体的にピンク色をしていて、真ん中はさらに赤みが濃かったです。日川白鳳は山梨県の桃だと聞きました。品種によって、見た目も全然違い、少し驚きました。

 嫁入り作業が終わってからは、開墾26アールの摘果や、清水白桃の袋掛けを進めました。摘果は午後で終わらせることが出来、残るは清水白桃、白麗の袋掛けのみになりました。清水白桃の生理落果は落ち着いて、生き残った実の中で、厳選して袋掛けをしました。

 生理落果した実が少なく、良い実が木にたくさん残っていました。しかし、その中でも縫合線がくっきりとしているものや、少し変形している実もあって、厳しい目で見て、綺麗に収穫まで繋げられる実だけ、袋を掛けました。ただ何も考えずに袋を掛けるのではなく、一つひとつの実を見て、どの実に掛けることが一番良いのか、それを一枝ずつ考えて掛けていきます。そして、一枝で完結するのではなく、木全体を見て、日当りの良い高い場所には多めに、低いところには少なく数を調節したり、実と実の間隔を必ず30センチは開けるようにします。

 小さな視点がないと、良い実が選べないし、大きな視野がないと、木にバランスよく袋を掛けることが出来ません。心と頭を使っての袋掛けの作業は、いつでも難しいと感じるけれど、今掛けた実が、はなよめや、日川白鳳のように、収穫され、誰かの手に届いたり、喜ばれたりするんだなあと思うと、とてもやりがいを感じます。

 今日は2本の木を進めました。開墾26アールの清水白桃の木は、去年よりも木が大きくなって、1本の木に400以上の袋を掛けました。木も毎年成長し続けていて、作業を通して感じられることが嬉しいし、私も桃の木と一緒に成長したいなと思いました。
 収穫と並行して、清水白桃の袋掛けも、あんなちゃんやメンバーのみんなと一緒に、これからも頑張りたいです。

 明日から7月で、サマータイムも始まると聞きました。明日は朝6時から作業です。起きられるか少し不安なところもあるけれど、今年の夏も、みんなで暑さを吹き飛ばすぐらいパワフルに、力いっぱい楽しみたいです。
 集中ミーティングも楽しみです。明日も出来ることを精一杯頑張りたいです。