6月30日(木)「『日川白鳳』の収穫がはじまりました & サツマイモの植え付け完了」

6月30日のなのはな

 今日の桃作業。
 今日から『日川白鳳』の収穫が始まりました。
 昨日は『はなよめ』の全収穫をし、嬉しいような、寂しいような気持ちだったのですが、バトンタッチするように、『日川白鳳』の収穫が始まりました。

 

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〈日川白鳳〉

 

 日川白鳳は、山梨県で育成された桃の品種で、果皮が赤くなるのが特徴的な品種なのですが、桃色になった桃がコンテナに入って並んでいる姿がとても可愛いかったです。はなよめも後半になると、実も大きく糖度も上がってきていたのですが、日川白桃は、3Lサイズのものもたくさんあり、糖度は、11度~14度というものがほとんどで、特に13度台の糖度の桃が多かったです。
 明日からの収穫も楽しみです。
 糖度測定や嫁入り作業もだんだん慣れて来て、みんなと流れるように、スムーズに進めることができて嬉しかったです。

 午前に『白皇』の修正摘果をしました。硬核期後から8枚の桃畑を廻ってきましたが、いよいよ最後の畑。そして、残すところ5本となり、今日で終わるめどがたち、午後からは袋がけをするという目標で進めました。

 変形や双胚種、他の実に比べて小さすぎる実、虫食いなどの残っている実を落としていくのですが、ただ何も考えずにすべてを落としていくのではなく、視野を広げて見て、日当たりや、袋がけされている実の数などを見て、その上で残せる良い実があれば、袋をかけていきました。

 どんな作業でも、自分の心で察知したり、頭で考えて、頭と心を使って作業をする必要があると感じます。残っている実を見ると、どうしてその実を残したのか、その実を見た人の考えが分かり、それも面白いなと思いました。

 この、選ばれし残された実たちが、大きくなって、甘くなって、立派な『樹熟し白桃』になるのだなと思いました。『白皇』の収穫は8月上旬から中旬になると思うのですが、袋に包まれ、見えないけれど、きっと美しい桃になってくれて、また会える日が楽しみです。袋がパンパンになるくらい大きくなって、袋を破って、その中から見える白い桃肌を想像すると、嬉しい気持ちとエネルギーがわいてきます。

 

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 修正摘果を終え、午後からは、『清水白桃』の袋がけをしました。
 清水白桃の生理落果があるため、生理落果を待って、今日からいよいよ袋がけを始めました。
 『清水白桃』は桃の女王とも呼ばれる、岡山県の代表的な桃の品種ですが、なのはなでは18本育てています。 

 今日は開墾26a畑の木の袋がけをしました。
 生理落果を見込んで多めに実を残していたため、実を選びながら、袋がけをしていきました。日当たりが悪いところは、糖度があがらないため、少なめにし、逆に日当たりが良い所は、多めに。日当たりを考え、この枝には何個つけられるか検討をつけ、1つひとつ実を見て一番良い実に袋をかけていきました。袋をかける際には、袋の中に水が入らないように、隙間を作らずきっちり閉じて、袋が外れないように且つ収穫の時に収穫しやすいように、留めました。

 

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 まだ実は緑だけれど、日に日に実が大きくなって来ていて、ただそれだけで、嬉しくて、可愛くて、愛おしいなと感じます。
 私は、桃の葉も桃の木の佇まいがとても好きだなと感じます。桃の木の側にいると、ダークマターを感じて、とても癒やされます。
 桃メンバーと、桃に向かっている時間が、幸せだなと感じます。

 これからは、他品種の桃の収穫が続々と始まっていき、並行して進める作業もあるため、スピードも意識して、すすめていきたいです。

(ひろこ)

 

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 午後からは、せいこちゃんを中心に、サツマイモの植え付けをしました。今年のサツマイモの植え付けは今日が最後で、コミュニティ畑のまだ植わっていなかった場所すべてに、苗を植え付けることができ、とても嬉しかったです。

 サツマイモの植え付けの作業は、今季に入ってたくさんやってきたこともあり、作業の手順や流れもほぼ全員が頭に入っています。でも、何度も行ってきた作業だけれど、ただ同じ作業を繰り返すのではなく、もっと早くできる方法はないかと考えることで、同じ作業だけれど、もっと質の良い作業になるようにしたいなと思って取り組みました。

 

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 みんなで植え付けや追肥、草敷きなど、いくつかの役割に分かれて作業を進めているとき、せいこちゃんが、
「この間、お父さんのお話でもあったように、利他的な個人プレーで、それぞれの役割でどうしたらスピードアップできるかなど考えながら作業できたら嬉しいです!!」
 と声をかけてくれました。私も、これまで何度もしの竹を使ったサツマイモの植え付け方法をやってきたけれど(編注:しの竹を土に挿し、できた穴にサツマイモの苗を入れ込んで植え付ける方法です)、どうしたら手早く植え付けられるか考えながら作業していると、すごく楽しくなってきて、新鮮な気持ちで作業できたなと思います。

 

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〈前回、植え付けたサツマイモも青々と成長しています〉

 

 途中、いろいろとトラブルもありました。畑全面に植えきるためには、想定していた数よりも、もっと苗が必要なことが判明して、急遽やすよちゃんとさやちゃんが苗のカットをしに行ってくれたり、敷き草用の草が足りなくなって、まちちゃんとえつこちゃんが運んで来てくれたり、暑さのために、植え付けた苗が途端にくたっとなってしまって焦ったり、カットして持って来てくれた苗を使っても、あと1畝分、苗が足りなくて、前回植え付けした株から苗をカットしてようやくすべて植えきることができたり……。そんな様々なトラブルがありながらも、最後にはコミュニティ畑全面にサツマイモを植えきることができて、みんなで最後まで協力して植え付けができて、本当に達成感のある作業が楽しかったです。

 

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 下町川下畑とコミュニティ畑の2つの畑に植えられたサツマイモたちが、この秋にたくさん芋を実らせて、今年もみんなで大収穫ができるように、この夏たっぷりと水やりや手入れをしていきたいと思います。

(よしみ)

 

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〈藤井先生が来てくださり、木版画を教えていただきました。モダンをテーマにした作品は、彫りの工程へと入っています。教室の終わりには、今後の作業のために、藤井先生が、ばれんの正しい持ち方や、力の入れ方などを教えてくださいました〉