「仲間と過ごせること」 ななほ

6月27日

「私が見た今日のハイライト場面集」
「今日の作業で楽しかったこと、野菜の発見・成長など」

 この2つをテーマに、昨夜は3人1組になり、3分2回しのOMT(オープンマインドトレーニング)をしました。
 体育館に行くと、パッと目が合い、誰も何も言わなくても3人で集まっていた、よしみちゃんとなつみちゃんと私。

(今日のハイライトは何だろう?)
 そう思いながらOMTを始めたのですが、3分の間、3人とも喋り出したら止まりません。

 やっぱり、今日(昨日)私が見た、一番のハイライト場面はカレーパン作りです。

 りゅうさんとのカレーパン作り。もちろん、小麦はなのはな産の強力粉。
 うどんから始まり、肉まんにカレーパン。盛男おじいちゃんと一緒に種を蒔き、小麦刈りをした自家製小麦を使って、こうしてみんなと楽しく調理していただけるのがとても嬉しいです。

 今回、はりゅうさんが生地作りの工程から教えてくれて、りゅうさんと一緒になつみちゃん、なおちゃん、えつこちゃんが生地作りも体験しました。

「思っていたより、弾力がある!」
「これは、腕力が鍛えられそうだ」

 そんなことを言いながらも楽しそうに生地をこねている3人がとても綺麗だったし、このまま生地を分けずに全部膨らませたら、本当にカレーパンマンの頭サイズになりそうだなと思い、いつかやってみたいなと思いました。
 それはいいとして、カレーパン作り。私は主に写真を撮っていたのですが、どの机に言ってもみんなが「楽しい~!」と言いながら満面の笑みを向けてくれて、みんなの笑顔が輝いていました。

 カレーパンを作る工程で、カレーが生地からはみ出さないようにしっかり横から包むのですが、なつみちゃんが棒状のカレーパンも作っていて、とても良いアイデアだなと思いました。
 最後、みんなと片付けをしていた時、(ああ、私、作りそびれちゃったな)と思っていたのですが、最後の1つをさくらちゃん達が、
「ななほちゃん、作った? これ、包んで!」
 と言ってくれて、私もカレーパンを包みました。

「さくらちゃん、りなちゃん、一緒に包んで!」
 と声をかけ、2人とりゅうさんに監督をしてもらい包んだカレーパン。私のカレーパンは誰の元に届いたのでしょうか?

 包み終わったカレーパンは台所へと運ばれて、そこで卵の海に潜ったかと思うと、パン粉の砂をまぶされます。そして、りゅうさんがフライヤーでカレーパンを揚げてくれました。
 写真を撮りながらりゅうさんの様子を見ていると、
「ハイ、次はみんなの番! 1人ずつ交代交代でカレーパンを揚げましょう! 挑戦!」
 と声をかけてくれました。

 桃メンバーのみんなと私もちゃっかり、揚げカレーパン作りまで体験させてもらったのですが、カレーパンを入れてしばらくすると、こんがりと色のついた見るからに美味しそうなカレーパンが浮かんできて、香ばしい香りが台所中に広がりました。

 りゅうさんはいつも、みんなの為にと思って企画を考えてくれたり、いつもみんなを巻き込んで、みんなに新しい経験をする楽しさや喜びを教えてくれます。それは本当に優しいことだなと思いました。
 
 夜の「りゅうさんに聞いてみよう!」のコーナーで、「りゅうさんがなのはなに来て、一番変わったことは何ですか?」という質問があったのですが、その時、りゅうさんはすぐに、「利己から利他」と答えました。
 それを聞いた時、過去になのはなに来る前に利他心で生きてこれなくても、今、なのはなの子としていつも利他心を持って生きていたらいい、利他心でありたいと願っていたらいいんだなと改めて思い、りゅうさんの言葉に安心したような気持ちになりました。

 私は時として、自分1人でやらなければいけないと思い疲れてしまったり、誰かと楽しさを共有するより効率を優先してしまうことがあると思いました。でも、どんな時もりゅうさんのように誰かと時間も物も全て共有して、何をするにも誰かとするのが自分にとっても、周りにとっても優しいことだと思いました。

 りゅうさんがいつもみんなを巻き込んで楽しい企画を考えてくれたり、一緒に作る楽しさ、経験する楽しさを共有してくれることが嬉しくて、私もりゅうさんのように、過去がどうであれ、利他心一本で生きていきたいとりゅうさんの姿から思いました。

 私の元に届いたカレーパンは、あれれ? 細長い。
 一目見ただけでなつみちゃんが包んでくれたものだと分かりました。

 こんがりと焦げ目がついたカレーパン。ひと口かじると、サックサクの衣に中はモチモチで、ほっぺたが落ちるって本当にあるのかもしれないと思いました。
 そして、細長いカレーパンは何口食べても、毎回新鮮なサクサクとモチモチ、端から端までカレーとチーズが詰まっていて、ぺろりと食べてしまいました。遠目からなつみちゃんがちらっと私を見てはニッコリ笑ってくれます。その笑顔がまた嬉しくて、味も食感も、みんなと食べる時間も含め、今まで食べたカレーパンの中で一番おいしいカレーパンでした。

・『りゅうさん、団長に聞いてみよう』

 今夜『りゅうさん、団長に聞いてみよう』のコーナーでは、りゅうさんとなおちゃんが、なのはなのお父さんとお母さんにもらった言葉の中で印象に残っている言葉を、自分のエピソードをもとに話してくれました。

 りゅうさんが、お母さんの、「とりあえず、動く」という言葉を聞いた時に、すごく共感したというお話。
 りゅうさんの話を聞いていると、本当にりゅうさんは努力を惜しまず、一生懸命に、勇気を持って生きていらっしゃるのだなと感じました。

 努力。私はなのはなに来るまで、勉強もして習い事もして努力をしてきたつもりでした。そして、これ以上、期待されたり結果を出さなくちゃいけないと思うのが怖くて、努力できない、努力をしたくないと思っていました。
 でも、りゅうさんの話を聞いていたら、私は努力と同じくらい、我慢をしてきたから苦しかったんだなということに気が付きました。

 勉強も、習い事も我慢。自分が何をしたいとか、どうなりたいとかを考える余裕もないくらい、自分で自分を追い詰めて、いつか幸せになれる、今努力して我慢してでも頑張ったら報われると思っていました。
 でも、りゅうさんの努力は自分の為でもあり、みんなの為でもあり、頑張り方とか努力の仕方も今まで私が思っていた苦しいものではないんだなと思い、それに気が付けたことが嬉しかったです。
 
 この数日間は、朝食前はあんなちゃん達と桃の収穫に行き、日中は山小屋便りの編集。
 いつも以上に、プレイヤーであることを意識し、空気を作る1人であろうと思って過ごしていると、色々な視点からみんなの好きな所、助けてもらっているなと感じることなどが見えてきて、1日1日がとても濃いです。
 食事のコメントも、みんながお互いに良かれの気持ちで、色々なニュースを話してくれて、その空気の中にいると私も元気が出ます。
 
 みんなと過ごす中で改めて好きな気持ちがたくさん増えて、今こうして仲間と過ごせること、毎日起きて、動いて、眠れることが幸せだなと感じます。本当に日常生活の中で、小さな小さな幸せがたくさんあって、それを見つけられる今が嬉しいです。

 たとえ自分が大変な時も、気持ちが荒れている時も、失敗してしまった時もいつも大きく受け止めて、信じてくれている仲間がいる。それは、何にも代えられないくらい恵まれていることだと思いました。