
6月27日のなのはな
追肥・中耕・草取りツアーで畑を周りました。
須原さんがエルフ(1.5トントラック)を運転してくださって、りゅうさんやみんなと、畑の野菜の追肥をしました。
はじめに保育園東畑、いいとこ下畑のマクワウリの追肥に行きました。私は、やすよちゃんと草木灰や牡蠣殻などを軽トラに積み、トラックに乗って、みんなに合流しました。
合流したときには、保育園東のマクワウリ第2弾の追肥が終わったところでした。須原さんが、エルフの上で牛肥をテミに入れ、みんなに渡してくださいました。
いいとこ下畑のマクワウリ第1弾は、葉が茂って実もつき始めているので、実の肥大と、実を甘くするために草木灰と牡蠣殻も追肥しました。
次に行ったのは、山畑西のゴーヤの畑です。
各畑に着いたとき、最初にせいこちゃん、よしみちゃんが、追肥の適切な量を見てくれたのですが、ゴーヤにはテミ1杯で5メートルずつ、畝の上に筋まきしました。
普段は建築作業を中心に教えてくださる須原さんと、今日は畑で肥料をまくことができて、とても嬉しかったです。ゴーヤが食卓に出て、みんなでいただける日が楽しみになりました。
次は、夕の子畑の落花生に追肥をしました。落花生は子房柄が伸びて地中に潜って結実するので、子房柄が土に潜りやすくするために、籾殻を株周りにドーナツ状にやりました。その上から牛肥の追肥をしました。
追肥5枚目は、ゴボウが植わっている崖崩れ畑に行き、過リン酸石灰と牛肥の追肥をしました。袋栽培で、土を入れた肥料袋のなかに3粒ずつ種をまいたゴボウは、少し前まで、肥料袋に隠れて外からは姿が見えなかったけれど、大きくなってきて、成長を見ることができて嬉しかったです。
追肥が終わって、お昼までは、滝川横のナスの中耕も進めることができました。
午後からは中耕・草取りをしました。
中耕は、前回追肥した、ナス、ピーマン、今日の午前に追肥したゴボウとマクワウリの中耕をしました。
作物の根を傷つけないようにしながら、三角ホーで畝を中耕することで、作物が養分や水分を吸収しやすいようにします。
ナス、ピーマン、マクワウリは、三角ホーを使って土と牛肥をサクサクと混ぜるように中耕しました。ナスの畑では、少し土の表面が固くなってきていたため、先日、牛肥を筋蒔きしたほうとは反対側の畝肩も中耕しました。
山畑下の粉雪姫カボチャの草取りでは、つるつるしていて綺麗な実を見て、とても可愛いかったです。もうすぐ収穫できそうなものも見られました。
カボチャの畝は饅頭型で作っているので、畝の周りをぐるっと回って草取りをしました。畑の中で等間隔に間をとりながら、7人で草取りをするうち、並んでいる饅頭型の畝から、だんだん草が取られてカボチャが浮き立って見えてくるのが面白かったです。
これから夏野菜が成長していく時期、追肥、中耕、草取りを進められて嬉しかったです。
(さくら)
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桃の木を守る妖精になって。
鳥や獣から桃の実を守る為に、収穫が近い『日川白鳳』にネットをかけました。
なのはなの桃の木の周りにはポールを立てていて、ポールにネットをかけることによって、桃の木に負担がかからないだけでなく、ネットをかける作業もしやすくなっています。
まとめてあったネットを桃の木にかけようというとき、気づいたことがありました。それは、ネットを用意してくれた子たちが、ネットをかけるときのことを考えて畳んでいてくれたり、端に赤い印の布を縫い付けてくれていたり、何メートルのネットなのかを分かりやすく書いて縫い付けてくれていたりし、使う人のことを考えてくれていたことでした。それが有り難くて、私も、常に先をよみ、心を使って作業をしたいと思いました。
ネットをかける前には、木の周囲に立てているポールとポールの先端をつなぐように、マイカ線を張りました。あんなちゃんやりなちゃん達が12段の脚立に登って、マイカ線を縛ってくれました。また、ポールの先端にネットがひっかからないように、丸いキャップをつけ、ガムテープで固定してくれました。
私は、木の下で補助をしました。補助をしながら、いつ自分が頼まれてもできるようにしようと思い、見て学びました。
脚立を立てるときには、安定した、作業がしやすい位置に立てます。それは、どんな脚立を使う作業も同じだと思うのですが、誰かとペアで作業をするときでも、自分の心で、一番ここが良いだろうと考えることの大切さを思いました。12段の脚立は、なのはなで使っている脚立の中で一番高い脚立です。安全に気をつけながら、立てました。
木が大きければ1本の木に対してネット1枚。まだ小さめの木であれば、2本を1枚のネットで覆います。開墾17アール畑には、収穫を間近に控えた日川白鳳が2本あり、1枚の大きなネットで覆いました。
桃の木の両側に脚立を建てて、2人が脚立の上でネットを端からたぐりよせていき、下から補助の人がネットを送ります。上の人が重くならないように、ほぐしながら送っていきます。ある程度ネットが上に送られたら、脚立を次のポールまで移動させ、さらにネットを送っていきます。
下にいる補助の人は、カーテンのようにネットを引いて、誘導していきました。1本目のポールの頭に滑車をつけることで、ネットが滑るようにスイスイ送られ、マイカ線があることで、ネットが下に落ちることがなく、端と端から引っ張り合うことで、上手く掛けていくことができました。同じ要領で進んでいくと、2本目の端のポールまで辿りつき、最後は、全てのネットの端が下につき、隙間がないか確認します。
そして最後は、ネットの裾に重石のパイプを置いて完了です。
桃の木が大きな真っ白なネットに囲われている姿を見ると、桃が大切に守られていることを感じました。大事な大事な桃を守る為に。私達は、桃を守る妖精だと思いました。
午後は、雷が鳴っていたので、桃の根元にブルーシートを敷きにいきました。すると、雨が降って来ました。桃の木を雨から守ることが出来て安心したと思ったら、すぐに晴れてきて、夕方にブルーシートをはぐりにいきました。夜の集合の時、また雷が鳴りはじめたため、あんなちゃんが声をかけてくれて、大人数で急いでブルーシートを敷きにいきました。本当に雨が降って来て、みんなで桃を守ることが出来て、嬉しかったです。
桃畑から帰ってくる途中、別のチームで動いていたあんなちゃんが様子を見に来てくれて、すれ違いました。その時のあんなちゃんの笑顔がとても嬉しくて、本当に良かったなと思いました。

私は、今年初めて桃メンバーとして動かせてもらっています。美味しい桃を作るために、本当にたくさんの手入れがあり、その1つひとつを高いレベルで、心を使い、行っています。あんなちゃんがどれだけ神経を研ぎ澄ませ、心を使い、桃に向かっているか。近くにいさせてもらって、ひしひしと感じます。
ウォッチャーにならず、あんなちゃんに気持ちを添わせ、そして、あんなちゃんが桃に向かう気持ちや同じ責任感を自分も持って、桃に向かっていきたいです。
夏は収穫だけでなく、雨が降りそうならば収穫が近い桃の木にブルーシートを敷き、桃を守るためにネットをかけるという手入れがあり、明日からは清水白桃の袋かけも始まります。その他、定期的な防除もありますが、何があっても、すぐに飛んでいけるような、身軽さでいたいです。
収穫された桃を見た時、本当に嬉しい気持ちになります。どこにもない、美味しさと美しさのなのはなの桃。誇りを持って、作業をしていきます。
(ひろこ)
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