6月26日
今日は、りゅうさんとみんなと一緒にカレーパンを家庭科室で作りました。
中身のカレーは昨日、河上さんがカレーパン用に作ってくださった、ジャワカレーとバーモントが出会ったもので、いつもよりずいぶんねっとりしていて、乱切りのニンジンやじゃが芋がしっかり入っているのが、特別手作り感があって、ワクワクしました。
約束の11時半から、まずはりゅうさんが生地の作り方を教えてくださいました。
8:2の割合で強力粉と薄力粉を入れ、卵と牛乳、300グラムに対して4グラムのドライイーストを入れて、手でこねます。
因みに、今回は3キロ分の生地なので、レシピの10倍だそうです。
なので、こねるのが、まるで筋トレでした。
大きなボールに入った生地を、左手でボウルを回し、右手でこねるのですが、生地の弾力が強く、腰を入れてこねないと、こねられなくて、気持ちと腰を入れて生地をみんなでこねていき、時々様子を見ながらりゅうさんが薄力粉や牛乳を足してくださって、パンの発酵するいい香りがしてきました。
力いっぱいこねた生地を5等分し、5つのチームに分かれて、それぞれ12個ずつカレーパンを包んでいきました。
90グラムの生地に、出来るだけたくさんカレーを入れて(頑張って90グラムでした)、さらに今日は特別に、15グラムのチーズも一緒に包みました。
まずは生地を破れない程度に手でしっかり伸ばして、その上にカレーとチーズをのっけて、包みます。このとき大事なのは、生地が破けないこと。
りゅうさんがお手本に見せてくれたときは、まるでこの前の豚まんのように美しく、それでいてしっかりカレーパンのカタチをしていて、それを見るだけで気持ちが上がりました。
しかし、わたしがいざ生地を伸ばしてみると、なぜか丸く出来ず、なので諦めて、棒状に作ることに方針転換をしました。
「きっと、端から端まで、どこを齧ってもカレーとチーズが出てくるカレーパンになるよ!」
と自分で自分をフォローしながらもやはり不安でした。
同じテーブルでは、みんなが上手に丸めていて、特にゆりちゃんは3つ中3つ、全て綺麗に丸く作っていて、まるで売り物の様だと思いました。
その後、みんなで目を輝かせてワイワイ作ったカレーパンの土台は、りゅうさんの手によって卵とパン粉を付けて揚げられました。
昼食の放送が鳴り、いつもよりルンルンで食堂に行くと、カレー皿にレタスとキュウリと、フライドポテト、そしてメインのカレーパンが堂々と乗っていました。
わたしのカレーパンは、わたしが包んだスティック状のカレーパンで、果たしてこれがどんなものか、包んだときは不安でしたが、香りも見た目も、そして味も、最高に美味しくて、パン生地の甘みとカレーのスパイシーさがよくあっていて、これはお店を出せると思いました。
また、スティック状のカタチは、わたしは好きだなと思いました。
確かに、ちょっと不思議な感じはするけれど、端から端まで具が入っている! という喜びはおおきかったです。
ななほちゃんにも、わたしが包んだカレーパンが届いていましたが、
「どこを食べてもカレーとチーズがあって嬉しい」
とフォローしてくれてななほちゃんの優しさがありがたかったです。
りゅうさんが、なんでもわたしたちみんなに楽しい気持ちを分け合ってくれるのが、本当に嬉しくて、それで本当に楽しくて、わたしもみんなに、楽しいことを共有できるように、まずは自分が楽しいことを見つけたいなと思いました。
本当に美味しいカレーパンで、また作りたいです!
また、午後には、さやねちゃんと一緒にゴボウばたけの草刈り、草取りをしました。
草がだいぶ伸びてしまっていて、仕事量に対して2人が、少し不安ではあったけれど、目標時間を2人で決めて、まずは畝肩と袋の間の草を刈っていきました。
わたしはなかなか草刈機を持つ機会が無く、あまり上手に刈れなかったのですが、さやねちゃんが無駄なく、綺麗、なおかつ早い、そんなお手本のような草刈りを見せてくれて、見て学ばせてもらえてうれしかったです。
草刈機で、思っていたよりだいぶ草が刈れたので、袋の間の草はカマでざっと取るだけで済み、最後には、40分間で7畝全ての袋の中の草取りを終えました。
途中、時間が押してしまったこともあるのですが、何分縮めれば間に合うか声を掛けて、さやねちゃんがタイムキープをしてくれました。
最後の15分で、さやねちゃんが道の前の畔の草刈りをして、わたしは草集めをして、帰ろうと軽トラに乗ったところで5時のチャイムが鳴りました。
さやねちゃんが、
「最少の人数で最高のパフォーマンスができた!」
ととっても嬉しそうに話してくれて、わたしも、さやねちゃんにハグしたくなるくらい嬉しかったです。
わたしもさやねちゃんも、終わらせたい! という気持ち一心で向かっていて、わたしがこうしたいと話すと、さやねちゃんも、力強く、わかりました、とうなずいてくれました。
今日の作業が本当に楽しくて、明日の作業もとても楽しみなくらいです。
気持ちを中庸に、明日も頑張ります。
おやすみなさい。