【6月号⑫】「歌いたい!演奏したい! ―― 山小屋キャンプ最終日は、有志の六チームによるライブ ――」よしみ

 
 山小屋キャンプの四日間を、家族みんなで思い切り遊び尽くしました。今年のキャンプは、毎年恒例の『山小屋ウォークラリー』や『吹き矢大会』、『新聞紙ファッションショー』に、新企画では『料理の鉄人』など、様々なイベントで盛り上がり、本当に楽しかったです。

 そしてキャンプ最終日の夜、今年のキャンプの締めくくりは、有志の出演者によるコンサートでした。「歌いたい! 演奏したい!!」という人が集まって、なのはなのみんなの前で演奏や歌を披露します。この日は、六グループが集まり、歌やギターの演奏、コーラスなど、様々なスタイルで出演してくれました。
  

エネルギーの量=マイク×キャンプの二乗

 

 五月七日の夜、古吉野なのはなの体育館。司会を務めてくれたのは、なおちゃんこと市ヶ谷博士を始め、今年のスプリングコンサートの主要役者のみんなです。オープニングではコンサートの脚本をアレンジし、ライブ仕様の脚本になっていて、最初からとても面白くて、たくさん笑ったなと思います。

■NYシスター

 さあ、ライブのスタートです。トップバッターは、りんねちゃんによるアコースティックギターでの演奏でした。りんねちゃんといえば、アコースティックギター。

 誰もがそう思うほど、りんねちゃんは、いつも空き時間を使ってアコースティックギターの練習をしていて素敵だなと思います。演奏をしているりんねちゃんは、とても楽しそうで、ギターのことが本当に大好きな気持ちが、演奏するりんねちゃんの姿から伝わってきました。

 今回、りんねちゃんは、『レインボー・チェイサー』と『グリーン・グラス・ウェーブ』という二曲を演奏してくれました。ロングスカートがりんねちゃんによく似合っていてとても可愛らしく、一人でも堂々とした姿でギターを弾くりんねちゃんがかっこよかったです。
  
 
 そして、二組目は『NY(ニューヨーク)シスター』、ななほちゃんと私です。ななほちゃんと一緒に出場することを決めたのは、実はこの日の朝七時でした。起床後、たまたまお風呂場の脱衣所で会った私たちのあいだで、このような会話がありました。

ななほちゃん 「ねえねえ、やっぱり私、歌いたいんだけど、一緒にやらない?」

私 「え、私も今、同じこと、ななほちゃんに言おうと思ってた!! 私も歌いたかったんだー!」

ななほちゃん 「それじゃあ一緒に出よう! 私、歌いたい曲があるから、またリビングで集まろうよ!」

私 「オッケー!! 決まり!」 

 本番まで残り十二時間での結成です。今までの自分だったら、こんなチャレンジはできなかったと思うけれど、ななほちゃんとなら、何だかできそうな気持ちになれて、思い切ってライブに出演することにしました。

 みんなのライブが始まる夜までの時間、実際に練習できた時間はわずかだったと思います。でも、ななほちゃんと一緒に二人で空き時間を使って、歌の練習をひたすらしました。

■勇気を出して歌えて

 今回歌った曲は、『if only』と『輝く未来』の二曲です。
  
  
 この二曲はななほちゃんが好きな曲で、ななほちゃんがぜひこれを歌いたいと話してくれました。実は私は二曲とも初めて聴く曲だったのですが、ななほちゃんが渡してくれた歌詞を読んだとき、自分と重なるところがたくさんあって、自分にとってもとても心に響いた歌で、この歌をみんなにも聴いてもらいたいと思いました。

 『if only』はなのはなに来るまでの自分、一方、『輝く未来』はなのはなに出会えて生き方、見え方が変わった自分と重なり、歌っていても全ての歌詞に気持ちも込めやすかったです。

 本番までなんとか歌えるようになって、ドタバタだったけれど衣装も決まって、白と緑ベースで二人で服を揃えることができて嬉しかったです。

 歌うときは正直、ものすごく緊張しました。何度も声が震えたし、うまく歌えなかった部分もたくさんあったけれど、隣でななほちゃんがいてくれて、一緒に歌えた時間がとても幸せでした。

 お父さんやお母さん、なのはなのみんなも温かい笑顔で聴いてくれて、終わったときにはたくさん拍手もしてくれてとても嬉しかったです。勇気を出して歌えて本当に良かったなと思いました。
  
  
 続いて三組目はみつきちゃん、まなかちゃん、あきなちゃんのグループ、「ターザン3」です。夕方に衣装考案をしていたとき、なぜかセーラー服姿のみつきちゃんたちとすれ違いました。

 まさかとは思っていましたが、曲の紹介とともにセーラー服姿の三人が登場です。思い切りみんなを楽しい空気に包んでくれた三人がとても素敵で、かっこよかったなあと思いました。

 そして四組目は、「サンシャイン・りゅう」こと、りゅうさんの弾き語りライブです。りゅうさんがアコースティックギターで三曲歌ってくださりました。

 りゅうさんが緊張しているのが遠くから見ていても分かりました。でも、りゅうさんが一生懸命、真っ直ぐな気持ちで歌っている姿が本当にかっこよかったです。
  
  
 りゅうさんは、スタッフのあゆちゃんの旦那さんです。このライブの数日前が、あゆちゃんのお誕生日で、時折あゆちゃんに向かって歌っているりゅうさんもとても素敵でした。みんなで手拍子しながら、りゅうさんの弾き語りを応援することができて嬉しかったなと思います。

 五組目のグループ名は、その名も「すべりこみ」。さきちゃん、つきちゃん、りなちゃん、なつみちゃんの四人のグループです。『ロリポップ』という曲を歌ってくれました。
  
  
 四人のとても綺麗なハーモニーが響いていて、このままコンサートできるんじゃない?! と思ったほどの完成度でした。このグループも当日に結成されたチームで、短い時間でもこんなに完成度高く歌えるみんなはさすがだなと思います。衣装もとても可愛くて、私もこの衣装着てみたいなあと思いました。

 そして六組目は、今回の山小屋キャンプ期間中、美味しい料理をたくさん用意してくださった台所さんチームのみんなが美しいハーモニーを体育館中に響かせてくれました。

 キャンプ期間中にあった出来事を歌詞に取り入れて替え歌で歌っていて、聴いているとキャンプ期間中の楽しかったことや面白かったことを思い出すことができて、心がほっこりしました。衣装も紫色で統一されていて、お揃いのバンダナもとても素敵だったなと思います。
  
  
 トリを飾ったのはやよいちゃん、れいこちゃん、しなこちゃん、せいこちゃん、まっちゃんの「一皮むけたい! トキメキ隊!」チームのみんなです。

 三曲メドレーで歌を歌ってくれたのですが、曲が変わるごとにメインボーカルも変わって、お互いがお互いを尊重し合って楽しんでいる雰囲気がとても綺麗だったなと思います。数日前から毎晩、音楽室で賑やかな声が聞こえてきていたので、聴かせてもらえるのがとても楽しみでした。

 本番では白い清楚な衣装で揃えていた五人、まるでアイドルグループのようでとても可愛かったです。

 すべてのグループの演奏が終わって、最後にはみんなで、お父さん作詞、さとみちゃん作曲の『桃の唄』を歌って、これから本格的に始まる桃の手入れが上手くいくように気持ちを込めました。

 桃の唄の歌詞を聴く度にいつも涙が出そうになります。みんなで歌えて本当に嬉しくて、明日からまた気持ちを切り替えて畑作業や桃の手入れなどを頑張っていきたいなと思いました。

 今回のみんなのライブは、お父さんもお母さんも、「とても良いライブだったよ!」と話してくださって、私もみんなの演奏を聴かせていただけたり、ななほちゃんと一緒に歌ったりし、気持ちを表現できたことがすごく嬉しかったです。

 今年の山小屋キャンプも素敵な締めくくりで終えられて嬉しかったし、これからも定期的にこういうイベントができたら良いなと思いました。