【6月号⑨】「メンバーの力集結 ドレスに花を散りばめて」まよ

  
 キャンプ三日目の午後にあった、新聞紙ファッションショーに参加しました。私は、その日の仕事が休みだったので、ずっと気持ちをつくっていました。

 私はまちちゃんチームに入れてもらっていました。一日目のウォークラリーで、優勝したというお話を聞いていたので、すごいなと思い、自分も頑張らなければと思いました。

 自分は他の日にいられない分、新聞紙ファッションショーで少しでもチームに貢献したい、頑張ろう! と思っていました。結果、三位に入ることができたことがとても嬉しかったです。
  
 テーマは、「あらゆる抑圧やハラスメント、危機に負けない女性戦士の美しい服」、という内容でした。

 チームのみんなで衣装のコンセプトを考えているとき、ウクライナの市場に花屋があり、その花を大切に買う人がいる、というお話をお父さんお母さんがしてくださったことが、印象にあったことを話しました。

 モデルは多数決でよしみちゃんに決まりました。よしみちゃんの、いつもキラキラとした花のような笑顔と、花をモチーフにした戦士の服に包まれたよしみちゃんをイメージすると、とてもしっくりきました。

 まちちゃんが、BGMをかけて、空気作りをしてくれました。ともすると、黙々と作業してしまって、進行している人が心配になるくらいだと思うのですが、まちちゃんがそういった気遣いをしてくれて、とても助かりました。

 りゅうさんも、曲を素敵なアップテンポなものに変えたり、花を折りながら大事なタイムキーパーをしてくれました。この三十分間置きのタイムキーパーがなかったら、予定の二時間半という制限時間に丁度良く間に合わせることができなかったと思います。
  
  
 まちちゃんチームは、二時間で完成、残りの二十分を予備の時間にしておく、という目標でやっていました。実際には、アクシデントもあり時間が延長し、その時間で全体の色味の引き算足し算、それから花の剣もつくることができました。

 花は二種類あり、それをペアで作ってもらいました。
   
 太陽の花と、イブニングフラワーです。折り紙で事前に一度自分が折ったものを、しなこちゃんとほしちゃんに見てもらい、折り方を覚えておいてもらいました。当日にはペアの人に伝えてもらって、手の空いた人に折ってもらうことができました。
  
 よしみちゃんが初めのうちからモデルになって土台の衣装を着てくれて、本当は二時間も立ちっぱなして辛かっただろうけれど、そのお蔭でスムーズに衣装をつけていくことができました。

 衣装がどう見えるか確認する度に、よしみちゃんがニコッと特別かわいい笑顔を向けてくれて、なんかとにかく衣装が可愛く見える、というのが面白かったです。
    
 何も着てない状態でも可愛い!とまちちゃんが言ってくれて、まだ始まってないやん!という状態だったので面白かったけれど本当に可愛くて、嬉しかったです。

 よしみちゃんは、深い赤色のシュシュをいつもなのはなで着けているのが、よしみちゃんの魅力をとても引き出しているなと思っていたのですが、今回配られた紙の色が赤色になり、よしみちゃんは赤色が本当に似合うなと思いました。

 ほしちゃんが、とてもキーポイントになるものをたくさん作ってくれていました。一つは、足の太腿を包んだタトゥーのような飾りです。赤い不織布を蛇腹に折って、切り込みを入れていきます。
  
  
 広げると素敵な模様ができています。それを太腿に巻くと、全体に違った素材感が出てきました。また、とても繊細な花のピアスを素早く綺麗に作っていて、バランスを見て細かいところに気を配っているほしちゃんにも、たくさん助けてもらいました。

 ゆりちゃんは、よしみちゃんのヘアをアップにしてくれていて、よしみちゃんの紙はヘアスプレーで完璧に固定されていました。仕事が綺麗で繊細なゆりちゃんだ、と改めて思いました。こういったディテールが、全体の印象を力強くするように感じました。

 しなこちゃんは、りゅうさんと一緒にイブニングフラワーを作ってくれていました。新聞紙も、配られた特別な赤色の紙も、一枚では折らずに、三枚重ねて花を作ってくれたので、残しておけるような立派な花になっていました。

 初めは、四枚で折ってくれて、それを見せてくれて、やっぱり三枚にしよう、と一緒に意見交換できたことも嬉しかったです。また、しなこちゃんは、よしみちゃんの右腕につけたイブニングフラワーの盾を作ってくれました。

 実行委員から助っ人で入ってくれた、えつこちゃんのお蔭で、私たちのチームはまたレベルアップしていたと思います。スカートにふんわり感を出すために、スカートを上げて固定しておくための芯を、新聞紙を丸めて、たくさん作ってくれていました。

 だんだんと、その芯は固くなっていて、切るのに苦労するほどになっていました。初めに作ったベルトとスカート下にえつこちゃんが作ってくれた芯を挟んでいきました。スカートの長さは、実際のバランスを見て決めていき、飛び出した部分を切っていきました。

 また、えつこちゃんが蛇腹に新聞紙を折ってくれて、それをスカートの下に重ねていくことができて、より完成度が高くなっていたと思いました。本当にえつこちゃんの存在がありがたかったです。

 私はまちちゃんと一緒に、土台作りをしていました。前回の新聞紙ファッションショーの反省から、土台作りがとても大事だと思っていました。歩く途中でずり落ちてしまう服ではなくて安定感のある服にしたいと思いました。

 また、小さく産めるまでは質に拘らず時間を一番に意識して動くこと、というのに注意しました。取り付けるパーツはとにかくシンプルな折り方で、できるだけハサミなど道具を使わずスピーディに作れるものにしました。

 まちちゃんが、手元をしてくれたり、全体の空気を明るく作ってくれて、笑顔を始終見せてくれたことにたくさん助けてもらいました。
  
  
 途中、私はチームのために勝つぞという気持ち、作り上げる気持ちが先行して、みんなの気持ちをおいてけぼりにしてないだろうか、私はリーダーシップをとって仕事を割り振ったり臨機応変にすることが苦手なので、全く間違った空気を作っていないだろうかととても心配になりました。

 けれど、ラストスパートの三十分になった時、みんなでそれぞれのところで作ったパーツをよしみちゃんに取り付けていく時、一体感を感じたり、みんなが見て楽しんだりしているのを感じて、嬉しかったです。

最終的には、それぞれが作業したことがとてもバランスよく生かされているような気がしました。よしみちゃんが見せてくれた華やかな笑顔で、その服がよしみちゃんと一体化しているように見えました。まちちゃんチームのメンバーで作業させてもらえて、とても動きやすくて嬉しかったです。

 発表の際には、他のチームの女性戦士の衣装もとても華やかで、見せてもらえて嬉しかったです。最後は他のチームの出来上がった衣装を見たり、お父さんお母さんの講評も頂けて本当に楽しい時間で、嬉しかったです。ありがとうございました。