「TAC模試」 のん

6月19日

○父の日
 お父さん、いつも本当にありがとうございます。今日、夕食に間に合わなかったのでこの場を借りて。

 お父さんの本に出会って、導いてもらって、なのはなに来ることができたから、今こうして生きていられます。あの日、母が病院の本屋でお父さんの本を買ってこなかったら、今、私は生きていないかもしれません。あるいは生きていない方がいい状態になっていたかもしれません。お父さんの本との出会いが、私の人生を大きく変えてくれました。

 私の苦しい気持ちが、言葉にできなかった思いが、全部書いてある。そう思ってぼろぼろ泣いて、母親に泣きながら、読んでよ! と言った日を、ここに行ったら回復できるんだろうと思った日を、まだはっきりと覚えています。

 1年半もいられない、と帰りたくて仕方なかった私に、半年でもいい、半年で回復して復学したらいい、とお父さんが言って、それなら回復します、と言った日。

 なんだかんだで1年半経って、復学するか、となったとき、残ることを決めて、さらに大学に戻るのをやめて、なのはなで税理士を目指す勉強をすると決めたとき、私の味方になってくださって、両親にかけあってくださったこと。

 雨の日に税理士試験に出発するとき、みんなが玄関で見送ってくれたなかで、お父さんが傘をさして玄関下まで1人見送ってくださったこと。

 たかおの演技ができなくて、散々ななか、それでも最後まで、どうしたら私でもできるか考えてくださったこと。

 たくさんのことがありました。永遠は一瞬、一瞬は永遠。出会ったころの1年半は永遠に感じました。1年半後なんて一生来ない気がしていました。でも、今、あと1年半後にはもう税理士試験5科目目の受験が終わっていると思ったら、1年半なんてあっという間に過ぎてしまうだろう、と思います。こう感じられるようになったのは、お父さん、お母さん、お父さんたちが作ったなのはなファミリーのお陰です。

 ちゃんと回復して、自立して、お父さんに出会った意味を無駄にしない生き方をします。これからもどうぞよろしくお願いします。

○TAC模試
 今日はTACの全国公開模試を受験してきました。試験会場はTACの岡山校でした。私が受けた部屋は30くらい机があって、1席開けて席が設けられていたので、全部で16人程度が受験していました。科目はバラバラだったみたいで、科目名が呼ばれて、手を挙げたらその科目の問題をもらえる、という感じで、簿記論や財表、相続、消費を受けている人がいて、事業税は私だけでした。簿記論や財表は20代、相続、消費は30代くらいの人が受けていて、同世代の人が多くてちょっと驚きました。

 開始前に解答用紙に名前や受験番号を書いていきます。理論の解答用紙が結構多くて、第1問の設問1、設問2、第2問がそれぞれ4、5枚くらいあって、どんなボリューム!? と内心思いました。計算の方は、1問目がやたら多くて10枚くらいあって、2問目はやたら少なくて2枚で、2枚なんて大原でそんなの見たことなかったので、一体何が来るんだろう、と思いました。

 1時半に模試は開始されました。理論の1問目。製造業を行う分割法人の分割基準についてでした。パッと思いつく部分はあったのですが、どう考えてもせいぜい1枚分くらいの分量で、一瞬混乱したので、次を解きながら考えようと思って2問目を見ました。

 2問目は個人事業税の青色事業専従者の取り扱い。覚えた理論べた書きでいけるところでした。1か所だけ、申告してないと適用できなかったか、してなくてもできたか曖昧なところがあって、そこが間違えていました。あと、事業専従者に該当しない者に関する記述は時間がないと思ったので飛ばしました。

 第2問は倉庫業を行う外形対象法人の令和4年4月1日以降に開始される事業年の事業税額の算定方法についてでした。応用理論のテキストにあった骨組みを思い出しながら、今回の問題の例に当てはめて答えていきます。時間を見ながら、概要だけ書いて、加点を狙って書く部分は計算の後に回しました。

 飛ばした最初の問題に戻って、とりあえず製造業の分割基準である従業者の数についての思いつくところは書きました。あとから解答を見たら、仮決算による中間申告納付の場合や、分割基準が異なる事業を併せて行っている場合のことも合わせて8行程度なのですが書かれていました。製造業だけを行っている法人の確定申告をイメージしていたけれど、製造業を行っている法人の課税標準の分割というとそこまで考えないといけなかったのか、と思いました。

 1時間強くらいの時間を残して計算に入りました。10ページも何が来るんだ、と思って問題を見ると、鉄道事業と販売業を行う外形対象法人の事業税額の算定でした。電気供給業と1、2を争う課税標準額の分割に手間と時間がかかるやつです。鉄道事業という文字を見た瞬間、正直「わ~…」と思いました。

 手間がかかるだけで難しくはないのですが、転記や計算をする回数が多いので、ミスしやすいところではあります。

 付加価値額の算定で、遅延損害金や違約金の取り扱いにちょっと迷いましたが、解答を見たら合っていました。でも、資本金等の額の算定で、資本金及び資本準備金の額の合算額の記述を見落としていました。そこで資本割がずれました。分割基準などは合っていたので、その見落としだけが痛いミスでした。

 2ページだけの問題は、事業専従者控除額の算定の問題でした。それだけならいつも個人事業税の計算でやるのですが、事業専従者に該当するか簡単な説明を付記して判定するように書いてあって、「そんなのいつも書いてないけど!」と思いながらとりあえずいつも自分が判断している基準を定型の文がないので自分の言葉で書いて、計算していきました。

 解答を見ると、計算結果は合っていて、説明の内容は、「それが言いたくはあった」という感じで、どの程度私の文章で加点してもらえるかな、という感じでした。そこまで解いて、残り15分くらい、理論に戻って時間の限り詳しく書けるところを書きました。

 8割方はできた、という感じでしたが、計算も理論も、詰めが甘い、という感じがしました。今これだけ覚えていたら曖昧な部分はなくせるはずだし、計算ももっと精度が上げられるはずだし、過去問とかを見て理論同士の繋がりをもっと理解して、応用理論にも慣れることができると思いました。あと1か月半、気を抜かずに詰めていこうと思います。