「一本道」 ななほ

6月19日

 お父さん、いつもありがとうございます。
 今、私がこうしていられるのも、未来に希望を持てるのも、お父さんとお母さんに出会えて、お父さんとお母さんが作ってくれたなのはなファミリーの存在があるからです。

 なのはなファミリーの存在は、私にとっても、まだ見ぬ誰かにとっても、なのはなの卒業生にとっても心の故郷であり、時が経ち、人が変わっても、変わらずに大きく包み込んでくれて、あるべき方へ軌道修正してくれる心の故郷のように感じます。

 お父さんが私たちを、今の時代のカナリアだと話してくれるように、私はなのはなの子としてどこまでも生きていく覚悟があります。お父さんがみんなの心の傷や回復のプロセス、1人ひとりの存在が大切な、まだ見ぬ誰かに繋がる材料だと話してくれるように、私は自分の傷と真正面から向き合い、誰かの希望になれるよう、なのはなでもっともっと、成長していきます。

 お父さんと話をさせていただく時、ほんの1言2言、言葉を交わすだけで、お父さんが言葉足らずの私の奥底にある思いや悩み、生きにくさや希望までもを感じ取って、それを踏まえていつも、答えをくれます。その答えをもらう度に、お父さんは私以上に、私のことを理解してくれていて、真正面からぶつかり、私の未来を信じてくれているのを感じます。

 これまで、何度も諦めそうになったり、挫けそうになったり、道に迷いそうになったりしても、いつもお父さんとお母さんの言葉に軌道修正してもらい、なのはなファミリーの存在や、ここでの生活、仲間の力に救い上げてもらい、落ちすぎることもなく、いつも前向きに希望を持ち続けられる自分がいます。

 そんな仲間に出会えたこと、本当に自分が伸び伸びと生きられる居場所を下さって、ありがとうございます。

 なのはなに来てから、今まで自分が悩んでいたことがスケールの小さかったことに気が付いて、どんどんお父さんとお母さん、なのはなファミリーの価値観や考え方、スケールの持ち方に自分も引っ張ってもらい、内側で変わっていっている自分がいます。客観的に判断ができたり、『家族』とか『友だち』とか、『幸せ』とかいう言葉に対しても、私が持っていた考えが180度変わりました。

 私はお父さんのように、血縁関係のない人、まだ見ぬ誰かを思って、自分の体験を基に一緒に優しい世界を作っていきたいです。

 本当にお父さんに出会えて、初めて幸せとは何かが分かったし、日常生活の中でも人と人との間に幸せがあること、目の前に小さな幸せがたくさん転がっているのを感じ、それを拾い集めながら毎日、充実して幸せを感じながら生きていけるのが嬉しいです。そして、なのはなでこうして生きていることが、誰かの希望になるということも、アセスメント演奏やその時のOMT、なのはなでのMTなどで強く感じます。

 私は決して、今までの苦しかったことをなかったことにはしたくないし、今もどこかで答えを求めている人がいて、なのはなを求めている人がいるのを感じ、少しでもお父さんの力になれるように、なのはなの価値観や考え方をしっかり自分の中に入れて、なのはなの一本道で生きていきます。

・コモンマロウティー

 父の日の為に毎日、コモンマロウの花を摘んできて、畑に行くたびに(お父さんはどんな表情をして喜ぶだろうか?)(お母さんにマジシャンになってもらおうかな?)とワクワクした気持ちが続きました。

 夜明けのハーブティーという名前がつくように、青から紫、ピンクへと色の変わるコモンマロウティー。
 私の中で(こんな風に演出を考えて、こんなグラスに入れて、こんな風にみんなに喜んでもらって)とイメージがあり、一昨日までは、ただただ空想が膨らむばかりだったのですが、私1人ではものすごい大成功するか、思いっきり失敗してしまうかだなと思い、少し心細く思っていました。

 でも、あゆちゃんなら喜んで手伝ってくれるはず。そう思い、出張から帰ってきたあゆちゃんに声をかけると、「うん、いいね! やろう!」と満面の笑みで手を取って喜んでくれて、それから2日間、あゆちゃんと夜にコモンマロウティーの試作をしました。

 コモンマロウティーはお湯に入れると5分間ほどで色が出るのですが、水出しをした方が色が綺麗に出るため、あゆちゃんと同意見で水出しをしてみることに。それまでも、色々な楽しいエピソード、ちょっとしたハプニングもあったのですが、あゆちゃんと作る時間があまりにも楽しくて、たとえ失敗しても、この楽しさを感じられたことをお父さんとお母さんは喜んでくれるだろうなと思いながら、コモンマロウティーの試作をしていました。

 コモンマロウティーはそれだけだと、色は綺麗だけれどあまり味がなく、あゆちゃんがカルピスと混ぜてはどうかと提案してくれました。
 それがものすごく嬉しくて、昨夜はあゆちゃんとコモンマロウの花を入れた氷も用意して、透明なグラスも洗い部のみんなと用意して、準備バッチリです。

 そして迎えた、今日のお昼。同じチームの『テレヘ』メンバーも手伝ってくれて、カルピスの入ったグラスと、コモンマロウティーのグラスを配膳し、その上にお花をちょこんと乗せていきました。
 お母さんにもビタミンCでマジックをしてもらえて、上手くいくかは分からなかったけれど、青紫色だったコモンマロウティーが、ビタミンCで一瞬にしてピンク色になった時は、ものすごく嬉しかったです。そして、みんなが私の想像を遥かに超えて喜んでくれて、楽しんでくれて、(ああ、この日のために用意できて良かったな)と思いました。

 私の中では、ただ、大好きなあゆちゃんと考えて、準備しているだけでこれ以上ないくらい楽しく、幸せだったのですが、それをまたみんなが喜んでくれて、嬉しさが何倍にも膨らみました。なのはなでは本当にやりたいと思ったことが自分の欲ではない限り叶ってしまうから、こんなに伸び伸びと発想したり、自由に動いていていいんだろうかと思うこともあるけれど、それがまた楽しいです。

 あゆちゃんが一緒に考えてくれたおかげで、私が(こんな風にしたいな)と思い描いていた演出の、何倍もスケール大きく、みんなに喜んでもらえるような面白さや温かさが詰まった空気になり、あゆちゃんの力にとても助かりました。

 1人ではできないんじゃないかと思うことも、誰かと一緒だと何でもできてしまうし、本当になのはなで楽しいと思えることや、幸せと感じられること、準備をしているだけでもワクワク感が続いていて、それを感じられる今が幸せです。

 今日は、父の日の会で『ケニーモナークフェスティバル』ができて、とても幸せでした。
 この日記を書き始める前に、丁度、今日のなのはなを書き終わったところだったのですが、どうしても、コモンマロウのことは今日の日記に書きたくて、書いてしまいました。

 もう消灯です。フラダンスショーのことは記事に書いたのでもう、日記はここまでにするのですが、なのはなのみんなとなら何をするにもレベルが高くて、クオリティーが高い演出や物が作れて、温かい空気、優しい空気、好きな気持ちでつまったなのはなファミリーは、まさにユートピアです。
 お父さんのことが大好きです。本当にいつも、ありがとうございます。