【6月号②】「播種に向けて、焼土詰め・種籾の芽出し」さくら

 

 播種に向けて、育苗トレーに焼土を詰める作業をしました。五月十日、中庭に、焼土が落ちても回収できるようにブルーシートを敷いて、その上に焼土詰め作業のセッティングをしました。

 資料に残してくれているセッティングです。作業台となる長机の下には、小さな台を置き、台の上にテミを置いて、ならし板で焼土を落としたときテミに入るようになっています。長机の横にコンテナを逆さにして置いて、焼土詰めができたトレーを置けるところにしました。
  
  
 あゆちゃんやまえちゃんが考えてくれて、自分たちが立つ後ろに大きなフネを置いて、そこにエルフの荷台から、テミで焼土を運んで入れました。焼土を運ぶ時間と、詰める時間がまとまっているので、効率が良かったです。

 目標は一人百二十枚で、あゆちゃんが一枚一分目標でやろうと言ってくれました。枚数を重ねるうち、丁度良い焼土の量、物を置く位置が分かって早くなっていきました。

 トレーの端まで焼土が平らに詰まるように気をつけました。ヘルプしあって、目標のところまで終わらせることができて嬉しかったです。
  

焼土詰めに向けて、育苗トレー洗いもしました!

 

 五月十二日から、種籾の芽出しがはじまりました。今年から、なのはなの湯の湯船で芽出しを行うことになりました。

 鳩胸催芽と呼ばれる、種籾から鳩のくちばしがちょこっと出たように見える状態まで芽出しをします。長く伸びすぎると播種機に芽が詰まったり、折れやすくなると教えてもらいました。

 朝七時、水の中に種籾を入れて水を吸わせる、浸種という工程に入りました。
  
  
 その前の日の夜、温湯消毒をした種籾を干していたものを四キロで一つのネットに入れて、水に浸けられる準備をしました。そのときに、まえちゃんが、水は十八度くらいが良いと話してくれたのですが、浸種をするときに出た水の温度がちょうど十八度だったことが嬉しかったです。

 お湯になったとき、一定の温度に保てるように浴槽の保温器を使うので、保温器の前にコンテナを置いて、種籾に直接熱いお湯が当たらないようにして、種籾は浴槽の中でI字に三、四段にして並べました。
  
  
■見回り

 それから三時間おきに芽出しのメンバーのみんなで、ペアを作り見回りをしました。三時間おきに、種籾が呼吸できるように、一度水から引き上げて、戻しました。浴槽の中の場所、上下によって、条件が違ってくるので、均一にするために上下段の入れ替えをしました。

 上から一、二、三、四で重ねていたものを戻すときは、二、三、四、一にしました。水の中で種籾をもみほぐすようにして、袋の中でも動かしました。種籾が水を吸ってぷっくりとしてきました。見回りでなのはなの湯に入ると、お米の甘い良い香りがしました。

 次の日、十三日の十時頃に一度引き上げて、一時間ほど図工室で広げて干して、酸素が吸えるようにしました。その間になのはなの湯では、次の「催芽」のために、温かいお湯を溜めました。催芽には三十度前後のお湯が良いと教えてもらいました。

 浸水して干した種籾は十九、八度で、催芽のときの浴槽は、お風呂の保温器で設定できる一番低い温度、三十三度で設定しました。

 お湯になってからの見回りでは、保温器で温かいお湯が出てくる近くとそうでないところでは温度が違ってくるので、上下段の入れ替えと場所の入れ替えをしました。
  

無事に3品種の種籾が発芽しました!

  
■稲の芽
  
 まえちゃん、よしえちゃん、まことちゃん、なるちゃんが夜中も見回りをしてくれていて、十四日のまだ暗いうちにもち米、次にうるち米の芽がでました。

 朝食後から紫黒米も芽が出始めました。思っていたよりも芽は小さくて、これは気をつけて見ていないと見落としてしまうなと思いました。

 鳩胸催芽になって、あら熱をとるために図工室に広げられた種籾を触ると、ぱらっとしているようだけど、籾の中にはしっとりと水を含んでいました。

 午前にミラシートをとめるためのブロックの準備、午後には残りの育苗トレーの焼土詰め、播種機の準備をしました。次の日、十五日が播種です。