「あきなちゃんのお誕生日」 みつき

6月12日

 今日は、あきなちゃんのお誕生日でした。

 今、シスターとして、あきなちゃんといっしょに過ごさせてもらっています。あきなちゃんの存在は、わたしの中で、本当に大きいです。

 毎朝笑顔で「おはよう」、夜に休む前には手を振って「おやすみ」。
 1日の始まりと終わりに、あきなちゃんが居てくれます。
 あきなちゃんは、楽しい時には「楽しい!」と、悲しい時は「悲しい」と、閉じ込めることなく、素直にまっすぐ伝えてくれます。

 感情を押し殺すことに慣れてしまっていたわたしは、あきなちゃんのその姿に、何度もハッとさせられました。そして、何度もホッとさせられました。
 遠回りしなくていいんだな、近道でいいんだな、ありのままでいいんだな、怖がることないんだな……。あきなちゃんが教えてくれました。
 あきなちゃんの口からは、前向きな言葉しか出ないです。
 どれだけつらい思いや寂しい思いをした日の夜でも、最後には「絶対に良くなるんだ」と言って、笑うあきなちゃんの横顔がありました。その言葉は、わたしにとっての言葉にもなりました。

 今日、お母さんが、「あきな、シスターが良かったんだね」と、言ってくださいました。
 わたしは、力になれたと思っていませんでした。自分がどれだけ未熟なのか痛感したし、けれど、あきなちゃんは受け入れてくれて、こんなわたしの不完全な言葉や様子からでも、全力で感じ取ってくれました。
 今も、わたしやまなかちゃん、なのはなのみんなと一緒に、笑ってくれて、動いていてくれること、得難いことで、本当にうれしいです。

 あきなちゃんのお誕生日だけれど、わたしも同じくらいしあわせになって、眉をしかめていないと、涙が出そうになってしまいました。
 あきなちゃんのシスターになれたことは、わたしの宝物です。
 あきなちゃんのことがだいすきです。