「作る工程から」 せいこ

6月5日

*蛍狩り*
 昨夜は、みんなで蛍狩りに行けて嬉しかったです。古吉野の坂を下ると、すぐにたくさんの蛍がチラチラと光っていました。なんだか夜空が地面にあるようで、すごく幻想的で、それはそれは綺麗でした。

 私の前を歩く、れいこちゃんやさくらちゃんの浴衣姿も風情があって可愛く、私は私服だったけれど、すごく華やかな気分になりました。
「せっかくだから、子供組のみんなと、他にも何人かは、浴衣を着て見にいこう!」
 お母さんがそう言ってくださった意味が、この時わかりました。

 蛍を見にいくだけだけれど、それと一緒にみんなで浴衣も着ると、浴衣を選び合う時間も楽しめるし、浴衣姿のみんなで写真を撮っても、すごく綺麗でした。ちょっとしたプチイベントでも、楽しみを組み合わせたアイデアを出してくださるお母さんが改めて、すごいなぁと思いました。

「今は、そこら中で、蛍がランダムに光っているけれど、もう少しすると、数匹ごとにシンクロして光るようになる。これは、時間が経つにつれて、蛍自身が光ることを楽しんでやってるんじゃないかな」
 お父さんのこの言葉に思わず笑いました。蛍が求愛とか、メスを取り合う競争とかじゃなくて、そばにいる蛍同士で光ることを楽しんでいる様子を想像すると、なんだか心が和みました。
 家のこんなに近くに、蛍スポットがあるなんて本当に贅沢です。そして一緒に見にいける仲間がこんなにもたくさんいることも本当に本当に贅沢で、幸せを噛み締めた夜でした。

*肉まん作り*
 今日の午後は、りゅうさんや台所さんが企画してくれて、みんなで肉まんを作りました。
 りゅうさんたちが作ってくださったモチモチの生地に、最近大収穫した玉ねぎをふんだんに使ったあんを包んでいくのがすごく楽しかったです。
 私たちのグループは、みんな自由人で、まなかちゃんは猫型の肉まんを作っていたり、やよいちゃんはハート型、れいこちゃんはシワなしのツルツルの肉まんを作っていたりして、すごく面白かったです。さくらちゃんは、やっぱり職人で、王道の美しい形に仕上げていて流石でした。

 夕食に、みんなで包んだ肉まんを出来立てで頂きました。なのはな産の強力粉を使った生地はすごくフカフカで、あんの玉ねぎは甘く、お店で売られている肉まん以上に美味しかったです。
「味も、もちろん美味しいんだけど、りゅうさんや台所さんが、自分の技術を見せるような形で作るんじゃなくって、お楽しみメニューを、こんな風に作る工程からみんなで共有してくれるから、それで美味しさが、何倍にも増しているよね」
 お母さんが仰る言葉が本当にそうだと思いました。

 今週末も、手植えや蛍狩り、肉まんづくりなど、楽しいイベントばかりでした。食堂の席の位置的に、食事のコメントが長々と言いづらいのがもどかしいけど、そこは大人にならなくっちゃと思っている今日この頃です。

*白大豆の定植*
 今夜は雨がしとしとと降っていて、なんだか心が落ち着きます。今日定植した白大豆もうまく活着しそうで嬉しいし、今日の定植もすごく楽しかったです。
 今日は主にあきなちゃんと2人で植え穴開けをする部隊だったのですが、40センチ間隔に穴を空けるコツとして、メジャーの数字を見て、
「偶数メートルのところは、40センチと80センチに穴を開ける、奇数メートルのところは20センチと60センチのところに穴を開ける」
 ということを、あきなちゃんがすぐにパターン化してくれて、すごくやりやすくなって、あきなちゃんがすごいと思いました。

 そして、最近、私は個人的に「真っ直ぐ」にハマっていて、植え穴を開ける時や、植え付け時に、なるだけ早く、そして、畝に対して真っ直ぐに植えたり穴を開けたりすることが小さな楽しみです。植付け部隊だったよしみちゃんやなつみちゃんたちも、作業が進むにつれて早く、真っ直ぐに植えることを楽しんでいたみたいで、同じことを考えていたんだなぁと思うと、なんだかうれしくなりました。

 明後日はアセスメント演奏。きっちり練習します。やっぱり『Rewrite the stars』をみんなで演奏すると、鳥肌が立って、この曲が大好きです。
 今日も1日ありがとうございました。おやすみなさい。