
5月22日のなのはな
今日のお昼は、開墾26アールの桃畑でピクニック!
朝から青空が広がって、カラッと良く晴れていてピクニック日和でした。今日は日曜日で、家族も大勢いて、みんなでピクニックが出来るのが、とても嬉しくて、朝、ピクニックに行くことを知った時から、とてもワクワクと心が躍りました。
正午を過ぎたころから車で桃畑へ向かいます。桃畑に着くと、たくさんの家族の姿が見えました。赤いエプロンで揃えたみんなが、とびきりスペシャルな昼食を、笑顔で渡してくれました。
昼食は、りゅうさんや台所さん手作りの、鳥照り焼きサンドと卵サンドでした。それだけでもスペシャルだけれど、みんなで桃畑の中で頂けることだけでもとても贅沢で、嬉しいなあと思いました。
桃の木に囲まれながら、みんなでスペシャルメニューを頂きました。その間に、あんなちゃんが少しだけ、桃の豆知識を話してくれました。
今の桃の状態は、硬核期直前で、もうすぐ袋掛けの時期に入るということ。早生品種はあと1か月ほどしたら収穫になることを話してくれました。最近は、あんなちゃんや何人かのみんなと一緒に、硬核期までにと目標を立てて、桃の摘果を進めています。その時にもあんなちゃんが話してくれていたけれど、桃の実を眺めながらもう一度聞いていると、改めて実感が湧くような気がしました。
今、桃の木には直径4センチほどの桃の実が付いています。けれど、本当に1か月前には1センチにも満たないぐらいの実だったことを思い出して、桃の実の成長を近くで感じられること、みんなと共有できることが嬉しいなあと思いました。
昼食を頂いた後、思いもよらず、みんなでちょっとしたゲームをすることになりました。ゲーム、とは以前、桃の摘果メンバーのみんなと桃畑で遊んだ、『だるまさん転んだ』と『山手線ゲーム』です。どちらの遊びもとても楽しくて、60人全員で遊んでみたいな、と思っていたので、その夢が叶ったことがとても嬉しかったです。
『だるまさん転んだ』を1回戦、『だるまさんの1日』を2回戦しました。私は、2回戦目の『だるまさんの1日』で何人かのみんなと一緒に鬼をさせてもらいました。
「だーるまさんが、溝切りをした!」
勢い良く振り返ると、みんなが一斉に止まります。一人ひとりのジェスチャーを見て、そのお題に沿っていない人はいないかを探します。けれど、スコップを刺している人、クワを使っている人、道具は様々だけれど、みんなのジェスチャーがとても上手で、面白かったです。まるで、全員ダンスの一部のポーズのように、みんなが同じお題でジェスチャーをしているととても綺麗で、少し感動しました。
みんながずんずん近づいてくると、とても迫力があって、鬼をしながらもハラハラとしました。タッチされてから振り返ると、みんなが一斉に桃畑の中を、ダ―ッと走って行く姿がありました。
この回戦で鬼にタッチされて負けた人は、罰ゲームがあると宣告がありました。誰もが真剣です。ゲームも、罰ゲームもいつも真剣に勝負できることが、とても楽しいなあと思いました。そして、私達にはとても広い桃畑があります。ツヤツヤした葉っぱを茂らせた桃の木が、優しく見守ってくれているような気がして、とても温かい気持ちになりました。
2つ目のゲーム、『山手線ゲーム』のお題は、「陸の動物」「昆虫」「野菜」で回しました。数えきれないほどたくさんの種類があるはずのお題だけれど、みんなで回すと全員回りきらないところで、途絶えました。番が近づいてくると、心臓がバクバクして、考えていたものが、直前に出てしまうと頭が真っ白になりました。ひやひやしたり、ほっと安心したりを繰り返しながらも、なんとか罰ゲームにはなりませんでした。
罰ゲームは、畑をジェスチャーで表現することでした。罰ゲームのみんなが一斉にジェスチャーをしたポーズは、なにやら3人組になって何か1つのものを表しているようでした。
答えは、「かぼちゃ」でした。1人が畝、1人がツル、1人がカボチャの実になっていました。そう思ってもう一度見てみると、畝からツルが伸びて、ツルの先端にカボチャが生っているように見えました。
みんなで桃畑にいると、エネルギーチャージされて、午後からも作業を頑張ろう! と、やる気の源になりました。ピクニックの時間が、とても充実していて嬉しかったです。
(りな)
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桃畑でピクニックをして、美味しいサンドウィッチと、ゲームを満喫したお昼。
「楽しかったね」と心も身体も満たされた勢いで、午後からは畑作業です!
先日、梅林畑に植え付けたえびすカボチャ。
予定では160株でしたが、株数が増えて、200株ほどが発芽し、苗も大きく育ちました。
その都合で、梅林の畑だけでは植わりきらない。
急遽、うなぎ取り大畑もカボチャ畑になることになり、この日は第2回目のカボチャの植え付けが行われました。
わたしはみんなより少し早めに畑へ出向き、ちさとちゃんと、畝立て用のライン引きをしました。
畝幅2メートルのまんじゅう型の畝を作るため、事前に木材で2メートルの棒を作成しておいたおかげで、手間取ることなく、予定ピッチでラインを引いていくことができました。
でも、畝を立てのみんなの勢いもすごいです。
わたしたちを追いかけて、次から次へとまんじゅう型の畝を立てていく力強さは、ピクニックで充電したピクニックパワーがフル回転! という感じでした。
作業は急ピッチで進んでいて、肥料も入れて、畝も立て終わり、すぐに苗の植え付けに入りました。
ここでちょっとしたニュース!
前文では、えびすカボチャしか登場しませんでしたが、今日はえびすカボチャに加えて、うなぎ取り小畑に『バターナッツカボチャ』も植え付けました。
なのはなではケーキやポタージュ、シチューとして利用する、バターナッツカボチャ。
見た目はひょうたんのような形をしていますが、クリームがかった淡いオレンジ色の組み合わせには、心を惹きつけるものがあって、わたしは好きです。
煮崩れしやすいので煮物には向きませんが、保存状態によっては春近くまで持ち、
「この季節にカボチャがいただけるなんて」
と、みんなを驚かせました。
えびすカボチャの苗と比べると、葉の大きさが少し小さくて丸みがかっていて、苗の時点から可愛らしい印象を受けました。えびすカボチャがたくましい男性なら、バターナッツは少し繊細な乙女、という感じです。
水やりは水路の水を利用しました。
みんなで力を合わせて、猛スピードで進んだ、えびすカボチャと、バターナッツカボチャの植え付け。
時刻は15時半で終わりました。
活気、笑い声に囲まれて、植え付けられカボチャたちは、きっと美味しいカボチャになるに違いありません。
とっても充実した、みんなと過ごす日曜日でした!
(るりこ)