【5月号⑨】「ミニトマトの1日」れいこ


 ミニトマトの定植をしました!崖崩れ下ハウス三棟で、ミニトマトを育てます。先日、北棟のビニールを張り替えて、梨地の爽やかなブルーのハウスに生まれ変わりました。

 第一弾は、北棟と真ん中棟に、ピンク色のミニトマトと、黄色のミニトマトがなる品種を植え付けました。吉畑ハウスの苗床では、トマトの苗が一番花を咲かせ、定植の日を待ちわびていました。植え付けの日は雨が強く降っていましたが、ハウスの中は程よく涼しく、快適に作業をすることができました。

 一日を通して、六人のメンバーで、畝立てから支柱立て、植え付けまでを行いました。初めに、もみ殻で畝の印つけをして、クワで畝立てをしました。前日に、あけみちゃんが管理機で耕してくれていたので、土がフカフカでがクワがサクサクと進みました。

 上げられる土は全てさらって、みんなで、水はけのよい高畝を意識しながら作りました。支柱立ては、八十センチピッチに縦竹を打ち、補強はスズランテープを使って行いました。支柱がシンプルな分、縦竹が一列に並ぶラインが良く見えます。

■美しい支柱と畝

 お父さんがいつも、

「きれいな畑では、いい野菜がとれる!」

 と教えてくださるので、支柱も美しく、長持ちするように立てられたらいいなと思いました。

 支柱を立てる穴は、穴あけドリルを使って開けていきました。よしみちゃんと一畝交代で穴を開けていったのですが、ドリルのエンジンが今までで一番スムーズにかかったので、とても良い兆しだなと感じました。
  
  
 次に、竹は畝間にまとめて運び、穴があいたところから、どんどん差し込んでいくようにしました。ペアになって体重をかけて竹をさしこみ、後は篠竹を使って、土を固めていきました。

 竹は、須原さんやさくらちゃん、ちさちゃんたちがつい先ほど、二メートルにカットしてくれたばかりの青竹を使わせてもらいました。炙った竹の色もきれいだけれど、青竹がまっすぐに並ぶと、料亭の庭のような雰囲気が出ていいね! とみんなで話しました。

 スズランテープも緑色に統一して、見た目にも涼し気になりました。縦竹が立ったら、天井をスズランテープで補強をしていきます。

 この工程は、トマトの支柱立てで最も重要だと思ったので、テープがピンとまっすぐに張るように、全員で方法を統一して行いました。

 三人一組になって、竹の通りがまっすぐになるように支える人、スズランテープのロールを引っ張っていく人、コンテナに乗って上で思いっきりスズランを引っ張る人、で協力して張るのが、とても上手く行きました。

 スズランを指で弾くと、ぶんと音がなるくらい、ぴんと張れたので、支柱全体の強度もかなり増したと思います。午前中に支柱立てまでを、きりよく終えることができました。

■植えつけリレー

 午後からは、いよいよ、トマトを定植します。一番花が咲いたころに植え付けるのが良いので、ベストタイミングでした。花芽がついていると、苗を植える向きも分かりやすく、黄色い花でいっぱいのきれいなトマト畑が想像し易かったです。

 植穴には、牡蠣殻とマルチリン酸を埋めました。トマトはカルシウムがたくさん必要とするので、根から出る酸が肥料を溶かし、じっくりと効いてくれたらいいなと思いました。植穴に水をたっぷり注いで、そこに苗を沈めるようにして、植え付けました。
 
  
 ハウスに引かれているホースの水の出がとても良かったので、ななほちゃんが一穴五秒ずつ水を貯めていってくれるのを追いかけて、五人で定植していくという方法でやってみました。その方法がとても良くて、スピードが早く、かつ楽しくできました。

 水が土に吸収されてしまう前に植え付けたいため、植え付けの手も自ずと猛スピードになっていったのです。りなちゃんが、「リレーみたいで、すごく楽しい!」と言ってくれていました。結果的に、一棟八分で植え付けることができました。

 五時までに、支柱に誘引するところまでを終え、さらにハウス内周の草取りまで進められました。とても充実した、トマトの一日になりました。

 夏になったら、花火のようにたくさんの花を咲かせて、甘いトマトをたわわに実らせてくれたら嬉しいな。トマトさん、これからよろしくね。