<キャンプ1日目>
○山小屋ウォークラリー
キャンプ初日は、おじいちゃんの山で山小屋ウォークラリーから始まりました。
私は今回、やよいちゃんチームで、ゆりかちゃんのチームと一緒に、山小屋ウォークラリーの実行委員を担当しました。
下見やコースの整地をふくめ、ウォークラリーの準備で、おじいちゃんの山を何度も上らせてもらった時間が、ぜいたくで嬉しかったです。
おじいちゃんの山を、ただ歩いているだけで、森の新鮮な空気が体いっぱいに広がって、沢の流れの心地よい音を感じて、生きていて良かった~! と感じられました。
ゆりかちゃんたちと一緒に、ウォークラリーのコースを回って、草を刈ったり、熊手で落ち葉を掃いたりしたことが、とても楽しかったです。
こうやって私たちが歩くだけでも、きれいな山道が保たれるんだなと感じて、おじいちゃんの山をみんなで大事に守っていきたいなと思いました。
今回のウォークラリーの目玉は、新アトラクション『ア~アア~!』です。
小さいころからずっと憧れだった、ターザンロープ。
まさか、この山小屋キャンプでその夢が叶うなんて、本当に嬉しかったです。
お父さんや須原さんが現地に出向いて、憧れのアトラクションを設営してくださいました。
桃の枝釣りで使った、ワイヤーロープとワイヤークリップを使って、木と木の間に全長30メートルにも及ぶような超本格的ジップラインが作られました。
私も実行委員で、その場にいさせてもらって、初めて『ア~アア~!』に試乗させてもらったときは想像以上のスピードと開放感で、最高に気持ちが良かったです。
このアトラクションをすると、色んなことが全部吹っ飛んで、前向きになれると感じます。
ぜひ、いつか古吉野にも設置出来たらなら、毎朝乗りたいなあ、そう思うくらい楽しかったです。
ウォークラリー当日は、私はさとみちゃんと一緒に、タケノコ掘りの場所を担当させてもらいました。
下見に行くたびに、タケノコの数を数えていたのですが、日に日にタケノコが減ってしまうのです。毎晩イノシシのお散歩コースに、その竹林も入ってしまっているようでした。
イノシシVS私たち。
なるべく人間の匂いを残すようにしてみたけれど、それはあまり効果がなくて、来年は、やっぱり、CRCを塗った鉄パイプをたくさん設置したいです。
でも、当日は、1番目に到着した、お父さんお母さん、あゆちゃんチームのみんなが、竹林を少し奥に進んだところに、次々タケノコを発見してくださって、ありがたくて嬉しかったです。
私も1つ見つかり出すと、次々に見つけられるようになりました。
タケノコの目、が必要だなと思いました。
食べごろなタケノコは、地面から5センチくらい出ている大きさのものと調べて、これくらいの若筍美味しいんだなと勉強になりました。
どのチームも、すごく丁寧にきれいにタケノコを掘ってくれていました。
天ぷらでいただいたタケノコの、ほんのり苦みがとっても美味しかったです。
今回はウォークラリー全体の目標タイムを、2時間に設定しました。
時計は使わないルールでしたが、ほぼ全チームが2時間と±10分以内で帰ってきていて、誤差1分というチームもありました。
みんなの勘がすごいなと思ったし、全体の流れもスムーズになって、実行委員のみんなと一緒に喜びました。
ウォークラリーを終えて、お母さんが、
「明日ももう1回やりたい! 楽しかった!」
と笑ってくださって、そのことがとても嬉しかったです。
○お父さんお母さんのライブ
1日目の夜は、山小屋の前でBBQ、そしてお父さんお母さんのライブです。
お父さんお母さんが、みんなからのリクエストに答えて、歌を歌ってくださいました。
『大空と大地の中で』や『少年時代』など、大好きな曲がたくさんあって、とても嬉しかったです。
その中でも、私は、お父さんお母さんが歌ってくださる『RUN』が、特に大好きです。
泥臭くていいんだ、一生懸命がかっこいいんだ。
お父さんお母さんの歌に背中を押してもらって、また明日から頑張ろうと勇気が湧いてきました。
ライブの実行委員さんが、ドラム缶に小さなキャンプファイヤーをともしてくれて、あたたかい火を囲みながら、お父さんお母さんとみんなと一緒に過ごせた時間が、とても幸せだなと感じました。
一瞬は永遠、を感じました。
○テント
夜はキャンプサイトに、テントを張って、寝ました。
やよいちゃん、さくらちゃん、まっちゃんと一緒でした。
日中、チームのみんなで、地面を整地し、テントを張りました。
自分たちでテントを張るのは初めてでしたが、図を見ながら骨組みを通したり、杭を打ったりするのがとても楽しかったです。
この春、トマトやナスの支柱立てで自信がついたかな、と思いました。
今回は、十分にあたたかい服を用意したため、夜中も寒さを感じずに眠ることができました。
私たちのテントでは、1日山で遊び疲れた心地よい疲労感で、4人とも瞬間で眠ってしまいました。
寝袋の中でミノムシみたいにくるまって、眠るのが面白かったです。
ほかのテントでは、トランプゲームをしている楽しそうな笑い声も聞こえてきました。私も次の時は、少し夜更かしをして、ランタンの灯でトランプがしてみたいな。
<キャンプ2日目>
○テントの朝
2日目の朝、目を覚ますと、テントには私ひとりきりでした。
時計を見るとまだ、7時3分。とっても早起きのチームメイトでした。
やよいちゃんはニンジンの水やりへ、さくらちゃんは山へしば刈りへ、まっちゃんは焚火の火おこしへ。なんだか、昔話の始まりみたいだな、と思いました。
広いテントの中で、寝袋にくるまったまま少し転がってみてから、山小屋へ下りていきました。
さくらちゃんが誘ってくれて、朝一番の『ア~アア~』をしに行きました。
今日の第一声は、「ア~アア~」。
なんて気持ちのいい朝でしょう。
そう思った瞬間、勢い余って、立木に思いっきり背中から飛び込んで、一気に目が覚めました。
それから、山を下りながら、しば刈りをして帰ってきました。
さくらちゃんと一緒に、貴重なこしあぶらも収穫出来て、嬉しかったです。
朝食は、なんとスペメニューのフレンチトーストとシナモントーストです。
あゆちゃんやりゅうさん、台所さんが作ってくださったフレンチトーストが、口の中で溶けてなくなってしまうほどプルプルふわふわで、夢のように美味しかったです。
毎朝これが食べたい! と思ってしまうほどでした。
○吹き矢
午前中は、吹き矢をしました。
ピンクチームには、お父さんお母さんも入ってくださって、とても嬉しかったです。
るりこちゃん、さきちゃん、せいこちゃんによる寸劇に始まり、スプリングコンサートのテニアン島のシーンのパロディが本当に面白くて、頭に焼き付いています。
今回は、個人戦、名人戦、団体戦の3種目がありました。
特に団体戦では、大きな的の絵の一部が風船になっていて、それをチームのみんなで協力して狙う競技が、とても楽しかったです。
ヤシの木のヤシの実の部分や、貝の真珠の部分が、風船やヨーヨーになっていました。
私は大きな風船のほうを狙いましたが、風船に矢はかすったものの、ふわっと風船が浮いてしまって2回とも当てることができませんでした。
ひときわ難易度が高かったのは、バナナの風船でした。
バナナとはいっても、細長ーいツイスト・バルーンがそのまま1本貼り付けられているのです。
これ、当たる人がいるの? 狙う人がいるの?
と正直、思っていました。
でも、3回戦目の時、お母さんが、バナナを当てたら300点! というすごいルールを作ってくださって、途端にみんながバナナに夢中になったのが面白かったです。
私たちの番が来たときも、つい「バナナ、狙いましょう!」と言ってしまったのですが、なんとお父さんがそのバナナに命中させてくださって、風船がパンと弾けたときは、本当に嬉しかったなと思いました。
○料理の鉄人
午後からは、新ゲーム『料理の鉄人』が行われました。
カレーに使う材料が各チームに配られ、プラス3種類までの食材を事前に申請して、料理を作るという企画でした。
電気コンロも炊飯ジャーも使わず、BBQの火と練炭コンロだけで煮炊きをしました。
私を含め、私のチームはみんなが料理初心者だったので、終始ドキドキハラハラでした。
事前に、作る料理や、材料、手順などを話し合っていた時、私たちのチームについた名前は「頭パニックしちゃってるチーム」でした。
まっちゃんが真面目な顔で、そのチーム名を思いついたときは、しばらく笑いが止まりませんでした。
でも、私はそのチーム名がとてもお気に入りです。
私に、私たちにぴったり!
メニューは3品、パエリアとポテトチップス、サラダを作りました。
まず、パエリアの野菜とお肉を炒め始めた時点で、フライパンからあふれ出してしまっているというパニックが発生しました。
コンソメスープを作って、お米をスープで炊き始めたものの、これまたスープが多すぎて、リゾットから抜け出せない。
そして、火加減を強め過ぎてしまったばかりに、なんだか焦げのにおいがしてくる。
でも、それが自分たちの鍋からしているにおいだとは、最後まで気が付かなくて、練炭コンロの窓を全開で、うちわで一生懸命あおいでしまったのです。
山から摘んできた山椒を使って、まっちゃんを中心に作ったポテトチップスは、結構美味しかったです。
サラダのドレッシングにも、桃ジャムと八朔を入れて、一工夫加えて美味しかったと思います。
でも、パエリアは確かに焦げてしまった。
鼻から息を吸わなければ、美味しかったけれど、やっぱり焦げたらダメなんだな、とすごく勉強になりました。
今日は、消灯なので、ここまでにします。
焦げてしまったところで終わってしまうのは悔しいですが、まだまだいっぱい楽しいことがあったので、ぜひまたつづきを書きたいと思います。
***
2日間山小屋で遊びつくして、その夜にはみんなと湯郷温泉へ行かせてもらいました。
なのはなは大家族で、みんなで一度にお風呂に行くとお湯があふれてしまうため、3回に分けて順番にお風呂へ行けるようにしてくださっていました。
鷺湯温泉には静の湯と、動の湯があります。
そして、週ごとに男湯と女湯が入れ替わることになっていて、私たちが行った日は、静の湯の日でした。
山でいっぱい動いた汗を流して、温泉につかると特別に気持ちが良かったです。
岩のお風呂や、露天風呂、ジェットバスにサウナ、水風呂もありました。
露天風呂は、洞窟のようになっているところがあって、そこがとても好きだなと思いました。
あたたかいお風呂や、サウナがとても気持ち良かったのですが、その日一番、身体を癒してくれたのは水風呂でした。
午後中、火のそばで料理をしていたため、体がほてっていて、水の冷たさが何とも気持ちが良かったのです。
えみちゃんやさくらちゃんとずいぶん長いこと水風呂に使っていたので、後から入ってきたみんなは、それがあたたかいお湯にしか見えなかったと言っていました。
本当にリフレッシュできて、夜も布団でぐっすり眠ることができて、とても幸せな1日でした。
前回の感想文では、パエリアが焦げたところで終わってしまって、今のところピンクチームのいいところがほとんど出ていませんでしたが、私たちの本領はここからでした。
3日目の新聞紙ファッションショー、そしてセブンブリッジが、ピンクチームのハイライトです。
<キャンプ3日目>
○新聞紙ファッションショー
古吉野の体育館にて、新聞紙ファッションショーが開催されました。
なのはなの山小屋キャンプでも長い歴史を誇る、この新聞紙ファッション。
今回のテーマは、「あらゆる抑圧、ハラスメント、危機に負けない女性戦士の美しい服」でした。
女性戦士というキーワードを聞いたとき、とてもワクワクして、今の私たちにぴったりのテーマだなと思いました。
やよいちゃんリーダーの、さくらちゃん、まっちゃん、りなちゃんと一緒のチームでした。
私たちのチームはファッションショー前夜まで、アイデアがなかなかまとまらなくて、生みの苦しみを味わっていました。
1日目の夜、夜寝るまでの時間に、ドラム缶の日を囲みながらみんなと話し合っているところ、お父さんが来てくださって、アドバイスをくださったことが嬉しかったです。
かちっとした甲冑のようなイメージ、尖った感じ、アシンメトリーな要素、お父さんがくださるアドバイスの中からたくさんヒントをいただいて、その夜イメージを膨らませながら眠りました。
そして、私がキャンプサイトのハンモックに揺られながらスケッチしたデザインと、まっちゃんがインターネットで調べてくれたモデルさんの衣装がとてもそっくりだったときは、とても嬉しかったです。
イメージとなった衣装は、左肩だけがつんと尖っていて、細かいプリーツのスカートが左右でアシンメトリーになっているデザインでした。
みんなでぴったり意見が一致して、本番に臨むことができました。
ファッションの題名は『サミュエル・ウーマン』。
私はやよいちゃんチームのモデルとして、衣装を着させていただきました。
やよいちゃんとりなちゃんが、幾重にも重なるじゃばら折りのスカートを飾ってくれました。
まっちゃんが肩のとんがりや、ブーツにつくレースを作ってくれました。
そして、さくらちゃんはブーツに情熱を注いで、新聞紙でロングブーツという新しい発想を実現してくれました。
今までの新聞紙ファッションショーでは、足元は素足という固定概念がありましたが、今回その固定概念を破ることができて、審査員のお父さんお母さんにも新聞紙製ブーツに高評価をいただけたことがとても嬉しかったです。
初めは、足に新聞紙を巻き付けて、靴のような見た目の靴下のイメージをしていたのですが、なんとさくらちゃんが新聞紙をぐるぐる巻きに固めて、ヒールまでついた靴底を作ってくれて、それには驚きました。
初めは、私の体重で、歩いているうちにヒールがぺちゃんこになってしまうのではないかと心配していたのですが、さくらちゃんが本当に新聞紙とは思えないほどカチカチのヒールを作ってくれたお陰で、無事にランウェイを軽やかに歩くことができました。
記念すべき新聞紙ハイヒールがとても嬉しかったので、今も靴底を2つ大切にとってあります。
結果発表では、やよいちゃんチームが、特別賞とグランプリをダブル受賞して、このキャンプで初めての1位をいただくことができました。
その時、やよいちゃんが満面の笑みで、
「昨日は焦げ焦げのご飯だったけれど、今日はグランプリだね!!」
と言ってくれたことが、ものすごく面白くて心に残っています。嬉しかったです。
ほかのチームのみんなの衣装も、どれも美しくて華やかなものが勢ぞろいで、よしみちゃんの赤を基調にしたお花が満開の衣装や、あきなちゃんの黄金色の高級感あふれる衣装、ふみちゃんの薄紫のラインの飾りが入ったパンツスタイルの衣装など、着てみたいファッションがたくさんありました。
新聞紙でこんなにきれいな衣装を生み出せることがすごいなと思ったし、女性戦士のテーマで制作できたことが嬉しかったです。
○セブンブリッジ大会
3日目の夜は、セブンブリッジ大会でした。
サバイバルキャンプにちなんで、今回は、救済ルールなし、自力で勝ち抜く真剣勝負でした。
引き続きピンクチームのみんなと一緒で、私はランタンリーグで戦いました。
ランタンリーグでは、せいこちゃん、まみちゃん、えつこちゃん、ひろちゃん、まなかちゃんと一緒にプレイをしました。
リーグの雰囲気は、穏やかで和やかなで、みんな一見、一発上がりを狙っていないように見えるのですが、実は思いがけず次々に一発上がりが起きるので、最も気が抜けない戦いでした。
でも、私も珍しく一発上がりをすることができて、手札も時々ものすごく揃う回がいくつかあって、ドキドキハラハラできて楽しかったです。
私たちのチームでは、まっちゃんが何度も一発上がりをしていて、1000点以上の得点をしていました。
実況中継で、ピンクチームの上がりのアナウンスが聞こえてくると、とても嬉しかったです。
それに、今回の実況中継は、すごく詳細な情報を伝えてくれて面白かったです。
たとえば、「○○リーグ、全員世捨て人です!」というアナウンスがあると、一緒にすごくもどかしい気持ちになったな、と思いました。
ピンクチームはみんながコツコツとプラスの得点を重ねていて、最後は全体で1位になることができて、とても嬉しかったです。
セブンブリッジで1位のチームになれるなんて、私にとっては夢みたいだなと思いました。
今回、罰ゲームになってしまったのは紫チームだったのですが、ジェスチャーゲームのゆいちゃんがすごく心に残っています。
「夜、テントで寝ていたら、クマが出てきて、なのはなの子たちが戦い始めたので、私も戦うことにして、ようやくクマを退治したと思ったら、今度はゴジラが出てきて、火を噴きながら向かってきて、もうだめだと思ったところで目が覚めて、周りでみんながいびきをかいて寝ていた」
という超長いお題を、ジェスチャーで細やかに表現しているのが本当にすごくて、面白かったです。
またそのお題をなんとか汲み取って伝えていく、紫チームのみんなも素敵で、たくさん笑いました。
<キャンプ最終日>
○謎解きゲーム
1日の中日を挟んで、キャンプ最終日、お仕事さんやりゅうさんたちと、ずっと家族みんなと一緒に過ごせるGWが本当に嬉しかったです。
キャンプ最終日、4日目の午後からは、古吉野で謎解きゲームをしました。
朝は雨模様でしたが、お昼からはお日さまが出てきて、謎解きゲーム日和になりました。
あゆちゃん、まえちゃんチームのみんなが実行委員をしてくれて、私たちが昼食を食べている間に、古吉野の周りにたくさんの謎を隠してくれました。
ナナポン、ハチポン、キュウポンが登場する寸劇に始まり、いよいよ謎解きの旅に出かけます。
各チームに1問目の謎が書かれた紙が配られ、実行委員の合図で一斉に謎解きが始まりました。
私たちピンクチームはちょっと謎解きが苦手なタイプの人が集まっていて、3回に2回くらいの頻度でヒントマンの所に走っていました。
毎回、謎解きの難易度が上がっていっているようで、私は18問のうちたった1問しか答えが分かりませんでした。
でも、誰か一人が分かったら、とにかく全力疾走してついていくのが、謎解きゲームの醍醐味で、古吉野中の坂道をダッシュするのは本当に楽しかったです。
普段、畑で走り回っているようだけれど、全力ダッシュはまた違った爽快感でした。
ヒントマンチャレンジでは、ピンポンゲームや大縄飛び連続15回などが、特に楽しかったです。
私たちのチームでは、3番目のお題の答えが「梅林」だったところを、なぜか「苺」と勘違いしてしまって、なぜか11番目の謎解きへワープしてしまうというハプニングが起こりました。
実行委員に教えてもらって、初めてそのことに気が付いて、あとから4番目に戻ってもう一度順番に謎を解いていきました。
案の定、ピンクチームは最下位だったけれど、ゴールに辿り着けただけでものすごく嬉しかったし、いっぱい走れて楽しかったです。
謎解きゲーム中には、ほとんど答えが分からずに走っていたけれど、ゴールしてからやよいちゃんと一緒に1つずつ問題を解きなおして、最後には全部わかってスッキリしました。
次は、謎を仕掛ける側も少しやってみたくなりました。楽しかったです。
○みんなのライブ
山小屋キャンプを締めくくる最後の夜は、体育館にて『みんなのライブ』が開かれました。
ゴールデンウイークも明日まで。
楽しくて充実していた山小屋キャンプももうすぐお開き。
スプリングコンサートから、市ヶ谷博士と助手、ななぽん、とうこさんとてつおさんがかけつけて、『みんなのライブ』を音楽劇に仕立ててくれました。
「いったい、誰が、なんのために平日を作ったのだ?」
博士の持った疑問を聞いて、うんうんと強くうなずけました。
博士の新発見、『E=mc2』「エネルギー=マイク×キャンプの二乗」という公式にちなんで、みんながマイクを使って、思い切り表現できるステージを作ってくれたことが、とても嬉しかったです。
有志で結成した7組が出演する、『みんなのライブ』でした。
1組目のりんねちゃんによるギターの弾き語り。
これから、夏の畑や田んぼにみんなと向かっていく、爽やな気持ちや希望を表現してくれて、嬉しい気持ちをもらいました。
2組目のよしみちゃん、ななほちゃんによる、NYシスターズ。
緑と白で揃えた衣装がとても可愛くて、2人の優しい歌声や表情に癒されました。
3組目はまなかちゃん、みつきちゃん、あきなちゃんによる、『ターザン3』。
楽しいことが大好きな3人が、キャンプの思い出を『学園天国』ならぬ、『なのはな天国』を歌ってくれました。
キャンプでの思い出をたくさん盛り込んだ替え歌で、とびきり楽しくて嬉しい気持ちになりました。
4組目は、「サンシャイン・リュウ」!
りゅうさんによるアコースティックギターの弾き語り。
『パーフェクト』で、リュウさんの歌声をかこむように、会場のみんなでコーラスを歌えた時間があたたかくて幸せな気持ちなりました。
5組目のチームは、その名も「すべりこみ」。
ライブ前夜の21時30分に、「私……やっぱり歌いたい!」
「すべりこみ」でエントリーした4人が、『ロリポップ』を歌ってくれました。
とびきり可愛くてポップなコーラスが、一度聴いたら、頭から離れなくなるくらい楽しくてウキウキした気持ちになりました。
6組目は、キャンプの台所さんチームによる、ウクレレと歌の演奏。
台所さんチームのチームワークをひしひしと感じながら、美しいハーモニーに聞き入っていました。
今回、『料理の鉄人』で美味しいごはんのありがたさを身に染みて感じて、台所さん、いつもありがとうございます。
そして、7組目は私たち、「一皮むけたい! トキメキ隊!」
やよいちゃん、まっちゃん、しなこちゃん、せいこちゃんと一緒に、歌いました。
キャンプ中、通称「頭パニックしちゃってるチーム」で活動していて、時々、頭が先走ってしまうけれど、心の中はみんなに喜んでほしい気持ちでいっぱいで、そんなところが似ているなと思って、チームを組めたことが嬉しかったです
なのはなのお母さんが歌ってくださる、『育つ雑草』に憧れていて、いつか私もマイクで歌ってみたいと思っていた夢が叶いました。
「優れたパニック力、たくましき体力、燃ゆるおせっかい!
こういう様相を“サミュエル・ウーマン”というのだ!」
練習時間は短かったけれど、5人でお腹の底から声を出して、歌の練習した時間がとても楽しかったです。
まっちゃんが、時々お風呂で“DJマツ”というラジオパーソナリティをやってくれて、それが楽しくて元気をもらったので、今回まっちゃんと一緒に歌えたことも嬉しかったです。
まえちゃんやあゆちゃんが作ってくれるなのはなの音響で、せいこちゃんのピアノ演奏で歌わせてもらった時間がとてもステキな経験になりました。
最後は、みんなで『桃の唄』を歌いました。
お父さんが作詞、さとみちゃんが作曲してくれた、この曲がやっぱり大好きだなと思ったし、この夏みんなと桃畑や、畑、田んぼに向かっていけることが、より一層楽しみになりました。
とても充実した山小屋キャンプを、家族みんなと過ごせて嬉しかったし、この仲間と、この時間が宝物だなと思いました。
また明日から頑張れる、自信と勇気がわいてきました。