「おまじない」 みつき

5月15日

 日曜日で、家族みんなが居てくれるなかで、お米の播種を終わらせることが出来ました。今年は枚数が増えて、9時から16時までかかるのではないかと聞いていて、午前チームと午後チームに分かれて播種をしました。1日中ずっと自分の持ち場で作業をしてくれていたみんなも居て、本当に大イベントだ、と感じました。

 わたしは播種がされたトレーを運ぶ係をやらせてもらいました。
 トレーを慎重に運んでいくと、すぐに、りゅうさんとさやねちゃんが受け取ってくれました。何回も何回も手渡しても、りゅうさんの「はいよ~!」の返事や、さやねちゃんの笑顔が変わらずにそこにあって、とてもうれしかったです。

 播種と言えば、草取りもセット! 今年も、播種と同時にあちこちの草取りもできてスッキリしました。
 合間にちょこちょこと生えている草を抜いていくと、もはや草取りがメインになってしまうくらいに、熱中してしまいました。
 草を抜いたときに、根がびっしり生えていて、土もいっしょに付いてきます。それを見ていると、去年の播種のときのことを思い出し、ひとりでにやけてしまいました。
「草の根っこをこねて、ハンバーグにして遊ぶんだよ」
 という、お母さんとの会話です。
 今年も、お母さんが声をかけてくださいました。
「ほら、こうやったら、どんな草でも取れるんだよ」と。

 草の周りをくるくるくる、と撫でてみると、あら、不思議。つかみにくい草も小さな草も、スポッと抜けました。
 お母さんは常識を教えてくださったのかもしれないけれど、わたしはなんだかおまじないのように感じられました。
 お母さんの素敵なおまじないで、もっともっと草取りがだいすきになりました。また今度、畑の草も、くるくるしてきます!

 わたしは小学生の時にもお米作りをしたことがあったけれど、始まりは田植えからで、それまでの段階は何も知りませんでした。
 塩水選や芽出し、そして播種など、こんなにもたくさん道具や手間がかかるのだと知って、改めてみんなとお米が作れてしまうことが、すごいことだと気が付きました。

 なのはなのお米は、つやつやぴかぴか真っ白で、ほんの甘くて、本当においしいです。
 よく、「一生食べ続けるなら、何の食べ物を食べるか?」という質問があるけれど、わたしは迷わず「お米!」と思います。
 お父さんお母さんが、「今日からがお米作りの始まりだよ!」とおっしゃっていました。
 美味しいお米のよろこびを想像しながら、みんなとここからの水やりや、手入れを頑張っていきたいです。