「美味しいものの話」 せいこ

5月12日

*お米の芽出し当番*
 お米の芽出しが始まりました。
 今は、「浸種」という作業。なのはなの湯の浴槽で、18度の水に浸けて、籾を吸水させています。籾は、玉ねぎネットのような袋に入って、その袋を4段重ねにしたものが、Ⅰの字になって浴槽に浸かっています。種籾が酸欠になってしまわないよう定期的に酸素を入れるために、3時間おきに一度浴槽から出して、4段重ねの順番を入れ替えます。今日から明日の午前まで浸種をし、終わったらいよいよ催芽に入ります。催芽では種籾をお湯につけます。その時期が一番緊張する時期で、お湯の温度や種籾の環境を均一にしながら芽を出していかなければいけません。袋ごとに温度のムラができないように、きちんと重ねる順番を入れ替えないといけないそうです。
 播種までの間に、一足早く、お米の芽が見られるのか、と思うとワクワクします。私は、まえちゃんとペアで、見回りに行くのですが、どんな風に、お米の様子が変わって行くのか楽しみです。

*美味しいものの話*
 今日の集合で、自分が今まで食べた高級な物の中で、すごく美味しかったものは何か、という話題が上がりました。
 私は……なんだろう。一時期かなりグルメだった時があったし、お小遣いやバイト代を貯めて、時価の高級おでん屋さんに一人で行ったり、時には、知り合いと色んなコース料理を食べに行ったりしたけれど、今、その味を何にも思い出せないのが不思議でした。その時は、一時的に美味しいと思っていたのかもしれないけれど、心の片隅で、症状と葛藤する気持ちがや、訳のわからない不安や恐怖、生きにくさが常にまとわりついていたことだけは覚えています。

 「美味しい」は、本当に心が安心できる人と食べる時に感じるものなのかもしれない、と思いました。私にも、ちゃんと心の底から幸せを感じて生きる道がある。そう信じられる安心したなのはなファミリーと環境の中、縁日で、えりさちゃんや、やよいちゃんたちと食べた、お父さんの唐揚げや、みんなで必死にコーラスやダンス練習をした後に頂いた、台所さんの特別メニュー。今の私の中で、これ以上に美味しいものは、無いな、と思いました。

 今日は低気圧だからか、もう眠たいです。お父さん、お母さん、今日も1日ありがとうございました。おやすみなさい。