「桃の講習会」 りな

5月6日

 

 午前の始めは、あんなちゃん、どれみちゃん、ななほちゃんと一緒に地域の桃の講習会に行かせてもらいました。地域の桃農家さんと一緒に講習会を受けることは初めてで、少し緊張しました。

 場所は、石生の桃ハウスの隣の桃畑でした。桃ハウスのビニールから、鮮やかなオレンジ色のかけ袋が見えました。もう袋掛けをされているんだなあと思ったら、あんなちゃんが、「もう収穫をされているようだよ」と教えてくれました。ハウスの中は暖かくて、その分桃も実が生るのがとても早いんだなあと思いました。

 桃畑に着くと、もう何人かの地域の方が来られていました。地域の方が笑顔で挨拶をしてくださって、受け入れていただいていることを感じて嬉しかったし、私も、あんなちゃんやどれみちゃん、ななほちゃんとお揃いのピカピカのピンクジャンバーを着ていて、なのはなの子として恥ずかしくない立ち振る舞いや正しい立ち位置でありたいなと思いました。

 次々に地域の方が来られて、10時頃から講習会が始まりました。もう外はカンカン照りで、暑かったと思うけれど、桃畑にいると自然と暑さを忘れていました。

 講習会を開いた方が、資料を一人一部ずつ渡してくださりました。
 資料には、3月から今までの気候の変動や、平年の違いがグラフになって書かれていました。清水白桃の開花時期が、平年よりも3日遅かった、という情報も書かれていて、桃の栽培と、その年の気候はとても密に関わっているんだなと思いました。

 そして、収穫まで、今後しなければならない予備摘果や本摘果、袋掛け、防除などの作業も事細かに書かれていました。摘蕾では着果数の5倍ほどまでに絞ること、予備摘果では2倍まで絞ることなど、あんなちゃんから教えてもらったこともいくつか含まれていました。

 防除暦をもらいました。防除暦を見ると、年中びっしりと、防除のスケジュールが埋まっていました。薬剤は何種類もあって、時期によって防除の目的が変わっていました。これをアレンジしてあんなちゃんが年間の防除を決めているんだなあと思うと、本当に凄いなあと思いました。私はまだ分からないこともたくさんあるけれど、今の時期は、穿孔細菌病に気を付けないといけないんだなあと知ることが出来ました。

 桃の摘果と同時に、病気の枝の除去を進めていました。あんなちゃんが摘果を一緒に、桃の病気や、害虫のことも話してくれていました。そのこともあり、穿孔細菌病はどんな症状が葉に出るのか、分かるようになりました。雨が続いたり、風が強く吹く日があると、病気が一気に広がりやすいのだと聞き、とても繊細で、天気や気候など、隅々まで見て、ベストなタイミングで防除することが必要なんだなあと思いました。

 

 あんなちゃんと、今日一緒に講習会に行ったみんなと一緒に、情報を共有させてもらえたことがとても嬉しかったし、私も少しでも力になりたいなと思いました。

 講習会が終わって、残りの時間で霜対策の缶の片付けや、奥桃畑の日川白鳳の摘果も進めました。霜対策の片付けは、200缶以上の一斗缶を、全てたけちゃんハウスの倉庫にしまうことが出来ました。今年は一回しか霜が降りなくて、ダークマターの力を感じるし、貴重な一回の霜対策が、本当に楽しかったです。もう霜が降りない季節になって、ホッとするような、寂しいような気持ちがあるけれど、最後まで、綺麗に掃除することが出来て気持ちが良かったなと思いました。また、みんなと日の出を見られる日があったらいいなと思いました。

 

 

 午後は、やよいちゃんや何人かのみんなと一緒に、山小屋のジャガイモの芽かきと、土寄せをしました。三枚の土寄せが残っていて、みんなと力を合わせて土寄せしたことがとても気持ちが良かったです。

 最初の畑は畝を作るように土を寄せて、最後にジャガイモと土に隙間が空かないように手で成形しました。しかし、時間が掛かってしまい、途中から、クワでかまぼこ型を作りました。

 クワで土寄せすると、富士山のようになりがちだけれど、みんなと意識を高く持って、かまぼこ型を作りました。やよいちゃんが途中で、「みんなのスピードが速くなってきたけれど、形も綺麗になっていきています!」と言ってくれたことがとても嬉しかったです。

 ジャガイモの葉がとても綺麗で、元気で嬉しかったし、一部ムラサキの花が咲きかけているものもあって、可愛いなあと思いました。ジャガイモが倒れないように土を寄せることが出来て、そしてかまぼこ型なので、芋もたくさん出来るかなあと思って嬉しかったです。

 5時までに終わらなかったけれど、ラストスパートはみんなで色んなかけ声をしながら土寄せが出来ました。「次の畝入ります!」というと、みんなが「ファイト!」と力強く言ってくれるのがとても嬉しかったし、私も「ファイト!」と声に出しながら何回も言っていると、自然とどこからか力がみなぎってくるようでした。

 また、全員で一畝に入ったことで、みんなで一畝ずつ終わらせていく達成感がありました。「次の畝に入ります!」が次々と木霊のように聞こえてきて、とても活気がありました。

 最後の畑を終えたとき、時間は5時40分、古吉野に帰る時間も含めて夕食ギリギリでした。でも、みんなと最後まで終わらせることが出来て、とても達成感を感じたし、やよいちゃんが、「見て、すごくきれいだよ!」と言ってくれて、畑を上から見下ろすと、かまぼこ型の山がきれいに連なっているのがとても綺麗でした。

 

 古吉野に帰ってくると、小畑の花壇にアマリリスが咲いている光景が目に飛び込んできます。アマリリスの花を見るのは、初めてでした。手のひらをパーに広げたぐらい大輪の花が、一株に2つ付いていました。目の覚めるような鮮やかな赤色で、とても綺麗だなあと思いました。

 

 今日はゴールデンウィークなか日で、力いっぱいみんなと作業を進めることが出来てとても嬉しかったです。明日はまた、お仕事組さんと一緒に過ごせることがとても嬉しいし、謎解きゲームもワクワクするなあと思います。