5月2日(月)「800枚の育苗箱洗い & 括り罠デモンストレーション & 桃の霜対策へ」

5月2日のなのはな

 明日からはいよいよ、山小屋キャンプ!
 ……の前に、前日の今日は作業を進めて、みんなでゴールデンウィークに入ろう!

 畑のチーム作業、桃の摘果、草刈りの他、ゴールデンウィーク明けに行う種籾の播種に向けて、育苗トレー洗いを中庭でやりました。
 今回、播種で使用する育苗トレーの枚数は、約800枚。体育館の軒下に2メートルほどの高さに積まれた育苗トレーが、10列ほどの列をなしてそびえ立っていました。
 中庭はトレー洗い専用会場としてセットされ、水が入ったタライや桶、ブラシが4セットずつ。そして中庭の半面に広くブルーシートが敷かれ、そこは洗ったトレーの干し場になりました。

 

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 未洗いのトレー置き場、洗い終わったトレー置き場もセットして、作業がしやすいように工夫した場所づくりができました。
 大きな桶に水を張り、トレーを浸すと、手の先から伝わってくる水の冷たさがとても気持ちよく感じました。ついこの間まで、冬の寒さで水の冷たさに手がかじかんでいたのが嘘のよう。水の冷たさが気持ちよいと感じるようになったということは、田んぼに入っても気持ちがよいくらいなのかなと思い、本当に稲作が始まるなと思いました。

 トレー洗いはペア制です。桶を2つ並べて、そこに向かい合うように座り、まずは1人がざっと粗く、全体の汚れを落とします。2人目の人はそのトレーを受け取り、さらに念入りにブラシでこすって、汚れをきれいに洗い落とす、という流れです。
 トレーにはいくつかの種類があり、ものによって、若干の形状が異なり、側面や裏面に凹凸があるものもあれば、真っ平らなものもありました。
 1枚1枚を洗いながら、(これは少し手強いな)と思ったり、(これは隙間が少なくて洗いやすい!)と思ったり。でも凹凸が多くて、ブラシが入る隙間が少なく手強いなぁと思うもののほうが洗い甲斐があって、きれいになったときの喜びが大きかったです。

 2度の洗い工程を経て、きれいになったトレーは、桶の足下にあるブロックで作られた置き場に置いておくと、回収担当のふみちゃんが集めてくれて、ブルーシートの上に並べてくれます。水が切れるようにひっくりかえして、一山20枚ずつで交互に重ねます。後ろを振り返ると、どんどんと山が増えていき、それを見ると、(こんなに洗い進んだんだな)と進み具合の目安にもなりました。

 

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 軒下に並べられたトレーの山も少しずつ小さくなっていく。
 作業の残り時間はあと1時間。終わるか? 終わらないか!? とても微妙なライン。まえちゃんが、「少しスピードアップしよう!」と声をかけて、残り1時間ラストスパート!

 それでもなかなか山が減っていくように見えなくて、焦る気持ちとぶつかりながら、太陽の下でひたすらトレーを洗っていきました。
 残り時間25分。「みんな、終わりそうだ! あとは油断との戦いだ!」
 まえちゃんの一言にほっと安心したのはつかの間、その油断が敵だ!
 最後までみんなで1分1秒の気を許さず、集中力を持続させて、黙々と洗いました。

 

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 そしてようやく手元の最後の1枚が洗い終わったとき……、後ろを振り返ると、各チームも手元の山がなくなっていて、軒下には何もなくなっていました。
(終わったんだ!)と思いました。時刻は作業終わりの3分前。
 最後はみんなで猛スピードで片付けをして、中庭もあっという間に元通りの景色へと戻りました。

 一時は小雨が降ったけれど、それもすぐに止んで、また日差しが照りつけていました。午後中、中庭に干されたトレーも夕方にはすっかり乾いていて、まえちゃんたちが収納してくれました。
 約800枚のトレーを半日で洗い終えたことは達成感があって、キャンプ前に気持ちよく作業を進めることができて嬉しかったです。

(るりこ)

 

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 ホウレンソウ第1弾を、初収穫しました!
 約1か月半で大きく成長したホウレンソウ。湿害対策で、こまめに草取りを行った甲斐もあり、青々と綺麗なホウレンソウが収穫できました。

 

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 一緒に生育を見守り、苦楽を共にしているりなちゃんとも一緒に、初収穫をすることができて、とても嬉しかったです。どんなときも諦めずに前を向いて走り続けるりなちゃんの姿から、私も、野菜にとって、みんなにとって、良く在りたいと毎日思わせてもらっています。
 今後も、適切な手入れで、たくさん収穫し、みんなと頂きたいです。

(せいこ)

 

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〈絹さやの収穫も始まりました! 早速、夕食の筑前煮や、お吸い物に、絹さやならではの香りや優しい緑色が加わりました〉

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 山小屋キャンプ、初日の午後に予定している山小屋ウォークラリーでは、いくつかのチェックポイントを巡って、コースを進んでいきます。実行委員のみんなが用意してくれているもののなかには、チームで括り罠を上手に仕掛けることができるか、というチェックポイントがあることが発表されました。
 お昼の集合場所は古畑に。お父さんとあんなちゃんが、デモンストレーションとして、括り罠の設置をしてくれました。

 

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 今回の採点のポイントは、罠をかけるスピード、カモフラージュの巧拙。そして何よりも、きちんと罠が弾けるかどうか、という点です。どんなに上手にカモフラージュをしても、罠が弾けなければ、得点を得ることができません。
 お父さんとあんなちゃんが、仕掛けた罠を竹の棒で突くと、一瞬のうちに罠が作動し、ワイヤーが竹をつかまえ、歓声と拍手が沸き起こりました。

 自分たちの力で生きていく力を身につける、という目的もある山小屋キャンプ。ウォークラリーでは、童心に帰り楽しみながらも、より強くなっていけるような工夫を、実行委員さんがたくさん考えてくれています。他にも、チームで考案したメニューを作る「なのはな料理の鉄人」や、ライブ、吹き矢大会など、盛りだくさんの山小屋キャンプが明日から始まります。

 

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〈古畑の桃の摘果も進みました〉

 

 今夜は霜が降りる予報です。畑チームでは、トウモロコシなどの作物にビニールをかけて対策をしました。
 そして、100本に及ぶ桃の木を霜から守るため、夕方からは、燃焼資材を一斗缶のなかで混ぜ合わせ、大人数で畑へ持っていって木の周りに設置をしました。

 午前2時過ぎから、もっとも気温の下がる6時ごろまで、霜対策に出るチームのみんなは、桃畑を巡って火を着け、そして見回り、桃の周りの空気を動かし続けて、実を霜から守ります。
 消灯前には、霜対策チームの誰もがわくわくとした笑顔で円になり、打ち合わせを進めました。

 

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〈工夫を重ねて見つけた配合で、燃焼資材をつくりました〉