「秘密のスポット」 れいこ

4月28日

 今朝は、びわの木畑のコマツナを収穫しました。
 昨日、初収穫を迎えたコマツナを、6キロ取らせてもらいました。
 第1弾の大きなものから、包丁で根元を切っていくと、コマツナの濃い良い香りがいっぱいに広がって、とても満たされた気持ちになりました。
 春コマツナはこんなにも柔らかくて、良い香りがするのだと知って、旬というのは素晴らしいなと思いました。

 午前中は、ミニトマト第2弾の畝立てと支柱立て、植え付けをしました。
 先日、崖崩れハウス道路側棟の最後のセロリを全収穫して、そのハウスにトマトの第2弾がやってきます。
 セロリは昨年の12月から収穫が始まって、4月いっぱいとれたということで、本当にすごいなと思ったし、うさぎ椀いっぱいのセロリサラダや、炒め物、メイン料理でもたくさんいただけてとても幸せな気持ちになりました。

 昨日、牛肥やもみ殻、落ち葉の入った発酵肥料をたっぷり入れて、どれみちゃんが管理機でフカフカに耕してくれたので、ハウスの土がとても良くなっているように感じました。
 やよいちゃんを中心に、畝立てから始まって、支柱立て、植え付けから誘引までを、活気のある空気の中でできました。
 私は支柱立ての作業が、畑作業の中でも特に好きです。
 その中でも、トマトの支柱はシンプルで、列をまっすぐに揃えたり、スズランテープをピンと張ったり、美しく立てるポイントがあって、それをクリアしていくのが楽しかったです。

 今日の午前中は、たけちゃんがずっとみんなと一緒に畑にいてくれました。
 たけちゃんがタンポポやじょうろを持って、みんなの側にいてくれるだけで嬉しい気持ちになったし、心が和んで、たけちゃんがすくすくと大きくなっていることを感じました。
 さくらちゃんとペアになって、かけやで竹を打っていたとき、たけちゃんが、「カンカン! カンカン!」と真似しているのが、とても可愛かったです。
 
 ミニトマトの苗は、植え付けの日を待つ間に、ずいぶん大きくなっていたので、黄色い花は落とさないように、ていねいに植え付けました。
 これで、ハウス3棟にミニトマトが全部揃いました。
 今年も赤や黄色の実をたわわにつけてくれますように。

 また、作業初めには、ニンジンに水やりをたっぷりしました。
 その時、ニンジンの芽が1つ、2つ、出ているのを、りなちゃんやさくらちゃんが見つけてくれて、嬉しい気持ちになりました。
 今回蒔いた種は、コーティング種子ではなかったので、種があまりに小さくて、蒔いたそばから見失ってしまいそうなほどでした。
 芽が出てくれるかドキドキしていたので、まずは1粒でも出始めてくれて、希望が湧いてきました。
明日から、また雨が続くということで、ニンジンにとっても恵みの雨となりそうです。

 午後からは、畑のチーム作業を進めました。
 初めにチーム合同のみんなで、滝川横と滝川横奥畑の、ナスの虫潰しに出かけました。
 ナスの葉を食べている天敵は、テントウムシダマシなのですが、テントウムシとテントウムシダマシがどちらも畑にいました。
 姿はよく似ているけれど、テントウムシは七星で、エナメルのようにつるつるしていますが、テントウムシダマシは星が多く、色があまりきれいではなくて、何よりテントウムシダマシがいる株は、必ずレース状に食われてしまっているので、だまされないぞ! と思いました。
 とても広いナス畑だけれど、大人数でとりかかると、すみずみまで隈なく見ることができました。

 そのあとは、さくらちゃんと一緒に、薬剤での防除も行いました。
 エンジン噴霧器を使って、ナスの株や株元の土、敷草にもしっかり散布できました。
 たった今、葉の1枚1枚を見ていった後だから、余計に手応えを感じられて、さくらちゃんも同じように感じていたようで、嬉しかったです。
 
 キヌサヤにも防除を行いました。
 キヌサヤは、少し見ない間にぐんと背が伸びて、5センチくらいのさやがついていました。
 畑を通るたびに、白い花がいくつもついているのは目にしていたけれど、さやがついているのは気がついていなくて、もうすぐ収穫できそうなのが嬉しかったです。
 昨日は草取りや誘引もできたので、畝がきれいになって、風通しが良くなって、キヌサヤが元気になってくれたらいいなと思いました。

 台所前の坂道で噴霧器を洗っているとき、河上さんが勝手口から出てこられて、何かを探しているところに出会いました。
 河上さんが、小さな容器を片手に、何やら生垣の隙間へ入っていって、さくらちゃんが声を掛けてくれました。
 こっちこっちと手招きしてくれる、河上さんとさくらちゃんについていくと、河上さんが探されていたものが何だったのか分かりました。
 ちょうどしゃがんだところに、山椒の木があって、その葉を摘んでくださっていたのです。
 タケノコの木の芽和えを作るためでした。
「ここにあるのは、内緒で」
 と楽しそうに声を潜めて、笑ってくださる河上さんがあたたかくて、とても嬉しい気持ちになりました。

 ちょうど須原さんも通りがかって、こっちにもあるんで、と塀の隙間の秘密のスポットを教えてくださいました。
 さくらちゃんと猫みたいになった気分で、色んな隙間を冒険して、山椒の新芽を集めました。
 お母さんが、盛森庵で摘んできてくださった分もありました。
 山椒摘みがすごく楽しくて、嬉しかったので、夕飯でタケノコの木の芽和えをいただけて、ますます美味しくて幸せな気持ちになりました。

 おじいちゃんの山にもタケノコや山椒が生えているかな。
 山小屋キャンプの準備もいよいよ始まるのかな。
 明日からの3連休、そしてゴールデンウイークの山小屋キャンプが楽しみです。