【4月号⑬】「全部で畑七枚分!春ジャガイモの植え付けミッションクリア!」みつき

 

  
 今年のなのはなの春ジャガイモは、ちょっと違う! ジャガイモを植える畑の数は、なんと七枚。コンサートの準備も進めながらの作業のため、時間は限られているし……植え付けとなると、大きなミッションです。  

 ついに迎えた、一日目。山小屋のある岩見田の畑から、植え付けをしました。 車から降りると、日差しがあたたかく、鳥の鳴き声も聞こえてきます。天気も応援してくれている!  岩見田には五枚の畑があり、まずは梅の木の下の畑から始まりました。

■追いかけ、追いかけられ  

 まえちゃんの声掛けで、三人一組になり、役割を分担して進めていくことになりました。わたしのチームでは、スコップで植穴掘り担当がれいこちゃん、その穴に種イモを置く担当がわたし、もみ殻をかけて埋める担当がさくらちゃんになりました。  
    

植え付けの前日には大人数で畝ならし

 

 ここで、古吉野から運んできた、種イモをご紹介します。アンデス、デストロイヤー、メークインの三種類です。アンデスは赤い皮色をしているのですが、切ると中は黄色。デストロイヤーは、恐竜の卵のような、赤色のまだら模様の皮色がユニーク。メークインは、つるんとした楕円形で、王道のジャガイモです。  
  
  
 ジャガイモには、あちこちから芽がにょきにょきと出ています。この芽のなかから、「元気に芽が伸びていくだろう!」という、有望そうな芽を選ぶのが、ワクワクしました。  

 前方には、ザクザクとスコップで掘り続けるれいこちゃん、後方には、もみ殻を手にサッと土で隠していくさくらちゃん。お互いを追いかけ、追いかけられ、種イモを植え付け終えます。  

 しかし! 今回のミッションは、これだけでは終わりません。岩見田に向かう機会は少ないため、牛肥やりと霜対策も、同時に行うことになりました。  
  
  
 畝には牛肥の筋が真っすぐ伸びて、最後には、大量の藁で覆われました。至れり尽くせりのジャガイモ! 次の畑に移ると、みんなのスピードがどんどん上がっていくのを感じました。気が付けば、五枚目最後の畑、山小屋の前の畑に来ていました。種イモを置いたそばから、土をかけて埋めていってくれるみんなが居て、流れができているのを感じました。

「終わっていないところ、ありますか?」 の声が聞こえてきて、顔を上げて辺りを見回すと、植え付けが終わっている!

■イノシシ対策  

 山小屋の畑のそばには、あんなちゃんとななほちゃんの姿もありました。イノシシが来やすく、イノシシの足跡も目立っていたので、狩猟免許を持っているあんなちゃんが主となり、二人が罠をかけてくれていました。あんなちゃんが罠を土や落ち葉でカモフラージュしていて、それは、わたしたちにもわからないくらいに精巧でした。
  

霜対策として藁を被せます!

    
 五枚の畑の植え付けだけでなく、肥料やりと霜対策、そして害獣対策までできた! 一日目、ミッションクリア! これは、ものすごく達成感を感じました。  

 二日目は、古吉野周辺にある畑、梅見畑と新いいとこ畑に植え付けをしました。

■不安は自信に  

 今回のミッションには、少し不安も感じていました。というのも、梅見畑は、学校のプールのような、長方形をしています。端から端までは、声が聞き取りにくいくらい遠く長い畑なのです。  

 しかし、前もって準備をしてくれていたみんなが居てくれて、ジャガイモの植穴が開けられていて、種イモの確保もばっちり。昨日の今日で、段取りはわかっている! これは、梅見畑を制覇できる! 不安は自信に変わり、植え付けが始まりました。  
   
  
 今日は、種イモの植え付け担当と、牛肥まき担当に分かれました。わたしは、種イモを植穴に置いていき、今日は、埋めていく工程も行いました。 広大な梅見畑、声にも気持ちにも、張りが出ます。

 「ここの畝、芋があと少し欲しいです!」「わたしの畝、足ります!」と、みんなと声をかけ合いました。

 続いて、種イモを埋めていきます。かつて、水はけが悪く、土が粘土質だった梅見畑。しかし、もう、わたしが知っている梅見畑じゃない……!昨年の秋に、みんなでもみ殻まきをした効果は抜群、どこの土もサラサラふっかふか!  
  
  
 植穴も、前日とは違っていました。この日はクワで開けられていて、これが、埋めるのに丁度いい深さで、ジャガイモが寝そべっているみたい。この土の中で過ごすジャガイモが、うらやましく感じてしまうくらいです。

■指一本分の覆土  

 また、埋めるにあたって、お父さんが事前に「指一本の厚さ」で覆土をすることを教えてくださいました。ジャガイモの頭の上に指を当て、その高さと土の高さが同じになるように覆土すれば、間違いはありません。この目安は、わかりやすくて、やっていてもすごく楽しかったです。  

 またもや、魔法がかけられたように、気が付けば周りも植え付けが終わっている! あっと言う間に、梅見畑を後にしました。  
  
  
 次は、新いいとこ畑です。梅見畑のあとは、畑が小さく見える! 種イモは、きたあかりと出島です。メークインとは異なって、粉質でホクホクとしたジャガイモです。牛肥まき担当のみんなが先駆けてくれて、畑に着くと、すでに種イモが植穴に置いてくれてありました。
 
 あとは、みんなで埋めていくだけ! 

 お父さんの「指一本の厚さ」方式は守りつつ、次々と土をかけていき、ずんずん進んでいきました。 「全てのジャガイモの植え付けが終わりましたー!」と、まえちゃんが声をかけてくれました。

 二日目も、ミッションクリア! でも、なんだか信じられない…!
  

植え付け完了!芽が出ますように~!

  
 山小屋の畑と古吉野周辺の畑を合わせて、種イモを六千個ほど植えた、と教えてもらって、ものすごい数に、驚いてしまいました。 でも、みんなとなら、それを達成できてしまうのです。息が上がって、汗ばんだ身体でみんなと笑い合えるこの瞬間が、たまらなくしあわせに感じました。  

 最後に、集合写真を撮りました。掛け声は、「ジャガイモの芽が出ますように〜!」