4月18日(月)「ネキリバスター選手権! & 牛肥まきツアー」

4月18日のなのはな

 下町川上畑で、レタス第3弾の定植をしました。久しぶりにレタスの畑に行くと、まず目に入ったのがレタス第1弾の株でした。結球はしていないものの、手の平サイズぐらいに葉が広がっていて、葉の数も多くなっていました。レースのようにフリフリとしたレタスがつやつやしていて、とても可愛いなあと思いました。私達の知らない間に、こんなに大きく育っていたんだなあと思いました。

 レタス第3弾の定植の前に、第1弾と、第2弾のレタスの手入れを行いました。草取りや、牛肥の追肥をちょうど終わらせた時に、ちょうどお父さんがトラクターで来てくださりました。レタス第3弾が植わる範囲を、トラクター掛けしてくださって、ふかふかの土で畝たてをすることが出来ました。

 

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 トラクターがかけられた跡の線が、畑の土に付いていて、その跡を目印に、感覚で畝たてをしました。これまでラインを引いてから、ラインを頼りに畝を立てていたから、今日のラインなしでの畝たては、真っ直ぐ作ることがとても難しかったです。いつのまにか、畝幅が狭くなってしまったり、隣の人とぴったりと畝肩のラインが揃わなかったり……。でも、昔の人は、ラインを引かずに、感覚を研ぎ澄ませて畝たてをしていたんだよ、とお父さんが教えて下さりました。私達は普段の畝たてから引いたラインに頼っているけれど、ラインがなくても、真っ直ぐ、綺麗に畝が立てられるようになりたいなあと思いました。

 ラインなしで、感覚を研ぎ澄ませながらの畝たてを一度経験してから、ラインをつけて畝たてをすると、これまでよりももっときれいに畝が立てられるようになった気がして嬉しかったです。

 畝たてが終わって、いよいよ定植です。レタスの苗は、本葉5枚ほどに成長していたけれど、まだまだ小さくて、柔らかくてひょろっとしたレタスが赤ちゃんのようで緊張しました。土を均した畝から、苗を置く人、定植する人、化成肥料をやる人、水やりする人に分かれて、一人ひとりが受け持つ役割分担で、流れ作業で進めていきました。

 

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 私は、苗置きと定植の役割に入りました。畝の土がサラサラしていて、穴を開けたり、土を被せることがとてもしやすくて、次から次へと定植が進んでいきました。一つひとつの工程がかみ合って、途切れることなく、スムーズに順調に作業がはかどりました。

 定植まで終わって、水やりが出来ました。あとは、草敷きをするだけです。植えたばかりのまだ小さな苗、特に柔らかい葉のレタスは、ネキリムシに切られることがとても多いです。そのため、ネキリムシの被害に遭わないように、植え付けた株の周りに刈ったばかりの草を敷きます。
 草を敷くことで、ネキリムシがレタスの近くに来ても、周りの草をたくさん食べてお腹がいっぱいになり、レタスの苗まで行きつきにくくなります。草敷きの効果が大きいなあと思って、今回も草をレタスの周りに敷いて、ネキリムシから守れたらいいなあと思いました。

 

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 草敷きは、今日植え付けた第3弾だけではなく、まだ小さい第2弾のレタスにもしました。3弾と2弾を合わせると、とてもたくさんのレタスの株数があって、定植よりも草敷きに時間がかかるようになりました。

 そこで、やよいちゃんが、「ネキリバスター選手権を開催します!」と言ってくれました。みんなで草敷きが手つかずの畝に1人1畝ずつ入って、よーい、スタート! の合図で草敷きをします。誰が一番速く、畝の一番端まで行くことが出来るかを競います。

 私達が選手権をしている間、れいこちゃんが畑の草刈りを進めてくれていました。れいこちゃんが刈ってくれたばかりのふわふわの新鮮な草を敷くことが出来ました。クローバーや、マメ科の草は、葉が柔らかくて、ネキリムシが食べそうだなと思いました。草敷きも綺麗に円状に、敷くことが出来ました。

 

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 れいこちゃんが刈ってくれたところを追いかけて、さくらちゃんが熊手で草を集めてくれて、私達が草を取りやすいようにまとめてくれました。草を取りに行くことも、選手権に含まれていて、みんなが走って草を取りに行き、走って畝まで戻ります。みんなの勝負魂に火が付いて、本気になって草敷きをするのが楽しかったし、やよいちゃんが実況中継をしてくれて、まるでスポーツのようでした。

 

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 畝の端まで行きついたときには、汗をかいていました。ほとんどみんな同着でゴールしました。たくさんあったはずのレタスだけれど、あっという間に草を敷くことが出来ました。草を敷くと、レタスが草の緑色に隠れて見えて、ネキリムシから守られたらいいなあと思いました。
 美味しいシャキシャキのレタスが収穫できる日がとても楽しみです。

(りな)

***

 

「今日は、11枚の畑の元肥入れと追肥をしたいと思っています」
 と、まえちゃんが笑顔で話してくれました。

 11枚。その畑の枚数に、驚きましたが、絶対に最後は、まえちゃんとみんなと笑って終わりたいと思い、少し緊張しながら、帽子を被って集合場所に向かいました。

 トラックを先頭に、まずは下町川下、サツマイモが植わる畑の元肥入れから始まります。
 移動中の車内では緊張して、ほぼ何も話すことができなかったのですが、涼しい風と元気が出るようなお日様を浴びながら走っていると、緊張がパワーに変わっていくのを感じました。

 下町川下に着くと、今度は下町川上でレタスの手入れと定植の作業のみんながやってきて、やよいちゃんリーダーで進めている様子だったのですが、別作業のみんなの緊張感があって、急がせないけど真剣な空気を感じると、わたしも、同じ気持ちで、自分に与えられた役割をちゃんと果たさないとなと、力を貰いました。

 

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 11枚も畑はありますが、全て条件や形が違って、一様にバケツリレーで撒くことが良かったりすることは無く、毎回、まえちゃんが、「どう撒くのがいいかな」と言って、より効率的に、そして畑を走り回るわたしたちが大変にならないように考えてくれました。

 また、「この畑はマクワウリが植わります」など、畑に着くとまえちゃんが話してくれて、肥料入れは体力勝負なところが大きく、楽ではないけれど、これから植わる野菜のことを思うと、とても楽しみな気持ちになって、野菜を作る一つの工程に携われているんだと思うと、嬉しくなりました。
 今日、みんなと肥料を入れたところに植わる野菜が、すでに好きになっている、そんな肥料入れでした。

 

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 午前中は、大きな畑の肥料入れは無く、午後からが本番でした。
 それは去年、サツマイモが植わっていて、今年はジャガイモが植わっている、梅見畑の追肥。
 わたしは、ジャガイモを植え付けるとき、すでにこの畑の追肥作業を4人で行っていて、できる、という自信はありました。

 しかし、その時と今の自分の体力は違います。
 もう午前中ですでに、フカフカに耕された畑、まるで砂浜のような畑を走ったことによる筋力の疲労が、太ももに来ていて、正直、午後の作業が不安な気持ちは大きかったです。それはきっと、みんなも同じで、でも誰一人それを表に出さず、笑顔で畑で向かう姿が、本当に尊くて、綺麗だなと思いました。

 

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 わたしは新いいとこ畑でジャガイモの補植をしてから梅見畑の追肥に向かって、先に梅見畑に着いていたみんなはすでに、1人1畝で追肥を始めていました。
 エルフにはふみちゃんと、仕事から帰ってきてすぐに作業に合流してくれたあけみちゃんが、前髪を汗で固めて、力いっぱいテミに牛肥をこれでもかというほどに入れてくれていました。

 牛肥の入ったテミを持って走って、畝に入ると、少し霜でいたんではいるけれど、綺麗に出そろったジャガイモの芽を見て、感動しました。
 これからの追肥や土寄せに、ジャガイモの収量がかかっているのだと思うと、てきとうにはやれないし、何より、今頑張って芽を出しているジャガイモを応援したいと思いました。

 エルフでテミを受け取って、畑のほうを振り向くと、誰かが走っていて、追肥を終えて、芋から畑に目を移すと、やっぱりみんなが走っていて、わたしも背中を押されるように、その流れの中を走り続けて、作業に出る前の不安はどこへやら。
 動くことって、こんなに楽しいんだなと、みんなに教えてもらいました。

 風を切って走っていると、このまま自分はどこまでも走れそうだと思ったし、こうやって、いつもまでも、みんなと遊んでいたいなぁと思いました。

 

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 追肥が終わったら、走って畔に行って、草の上にあおむけで寝転びました。
 そうすると、まっさらな青空が見えて、風が汗の跡を撫でると、スーッと気持ちがよくて、こんな贅沢は、ほかにはない、頑張ったわたしたちへのダークマターからのプレゼントだ! と思うと、まえちゃんとみんなと行った畑が全部、愛でいっぱいで、良い野菜が育つと思えることが、とっても嬉しいです。

 

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 追肥を終えると同時に、お仕事組さんの坂から、レタスチームのみんなが鍬を持って走ってきてくれている姿が見えて、その姿もとても嬉しかったです。

 小休憩をして、最後の40分で土寄せを行いました。
 水やりのみんなや、レタスのみんなが来て、大人数になって、畑の半分ほど進むんじゃないかと思い、レタスチームのみんなが持ってきてくれた鍬を持って土寄せを始めると、(これ、本当に梅見畑?)と思うほどフカフカでさらさらで、耕してから時間が経っていて、雨も降っていて、わたしはてっきりもうカチカチなんじゃないかと思っていたので、本当にびっくりでした。

 

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 サクサクサクサク土寄せは、面白いくらい良く進んで、土は柔らかくて軽いから楽しいし、追肥の後のお楽しみタイムの様で、ちょうど5時のチャイムきっかりに、梅見畑全面の土寄せが終わったときは、もう今日は何もやり残したことはないと、スッキリした気持ちで終えられました。

 さぁ、今日はわたしもみんなも、労働の後の快い眠りを得るだけです。
 スプリングコンサートで、ソロモン王が語ってくれたように、愛に溢れた1日が、とても幸せでした。

(なつみ)

 

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