4月11日(月)「新しいスタート & 桃の人工授粉」

4月11日のなのはな

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 昨日の勝央文化ホールでの本番を終え、スプリングコンサートは一区切り。
 しかし、最後の片付けまでがコンサートの一部です。

 午前中に作文書き、それから午後に、ホールから持ち帰ってきた道具の片付けや係活動のまとめをみんなとして、これまでのコンサートに向かう過程を振り返り、色々な意味で整理をつけられた時間が嬉しかったです。

 コンサートに向けて動き出す前と後で、自分の中で変わったなと思うところ、来てくださったたくさんのお客さんを前にステージで表現するという機会を通して感じたことなど、一つひとつ言葉にしていくことで、今回の経験がより自分のものとして、すとんと落ちてくるような感覚がありました。一人ひとり、コンサートの中での役割はそれぞれ違っていたけれど、手を繋いで一緒に本番を乗り越えたことで、みんなとワンステップ、確実に上がれたなということを感じました。

 

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 なのはなにとって、コンサートはお客さんに自分たちの気持ちを伝える手段の一つでもあり、自分たちが回復していく過程の中で本当に大切なものなんだなと思ったし、ここからもっともっと成長していけるように、今回得られた気づきをちゃんと生活の中で生かしていきたいと思いました。

 今回、舞台背景で使ったパネルや木材なども、みんなとたけちゃん倉庫まで運んで行ったり、音響などの機材や、グッズなど各係でも一通り片付けやまとめを進めることができました。
 片付けていくにつれて体育館がどんどんすっきりとしていくのがちょっと寂しいような気持ちもあったけれど、それもだらだらと引きずるのではなくて、テンポよく進んでいくのが気持ち良かったなと思います。

 

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 スプリングコンサートは終わってしまったけれど、次は、8か月後にウィンターコンサートが待っています。新たなスタートがすでに始まっていると思って、これからの毎日を日々みんなと積み上げていきたいです。

(えみ)

 

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 桃の人工授粉に行きました。早生品種の花が咲いたばかりの頃、あんなちゃんや何人かのみんなが摘花をして、花粉を採ってくれていました。今日は、その花粉を使い、5本の木に人工授粉をしました。

 あんなちゃんとなつみちゃんと、ななほちゃんと一緒に、開墾26アールの畑へ向かいました。畑へ向かう道中でも、源平桜が満開だったり、畑一面が菜の花畑で黄色く色づいていて、その光景がとても色鮮やかで嬉しかったです。

 

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 坂を登ると、一面に桃畑が見えました。どの木も薄ピンク色に色づいて、まるでピンク色のライトが至る所でピカピカ光っているようで、息を飲むぐらい、そこにはとても綺麗な光景が広がっていました。今しか見られないとても貴重な光景だなあと思って、作業に行くみんなと見られたことが嬉しかったし、いつかは散ってしまうことが儚く感じるほどに、とても綺麗な景色でした。

 開墾26アールの、『浅間白桃』という品種に人工授粉をしました。あんなちゃんが初めに、人工授粉の方法を教えてくれました。
 実際に桃の花から採った花粉と、「石松子」という、植物の胞子から出来ているピンク色の粉を混ぜて、それをふわふわした綿に付けます。花粉が付いた綿で、花をくすぐるように花の中心のめしべに付けていきます。あんなちゃんが、一回綿に花粉を付けると、60回めしべに付けることが出来るよ、と話してくれました。花粉はとても小さくて、あまり目には見えないけれど、ピンク色の粉と混ぜると、粉が付いているのか、付いていないのかが分かりやすかったです。

 

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 桃の花の中心には、ほんの1ミリほどの円盤が付いているめしべがあります。そのめしべを囲むようにして、おしべがあります。本当なら、おしべの葯に花粉がたくさん詰められていて、その花粉がめしべについて、受粉をします。でも、浅間白桃の花をよく見ると、おしべはあるけれど、葯が真っ白で花粉が全くありませんでした。あんなちゃんが、他の品種の花も見せてくれました。すると、やっぱり葯の周りが黄色い花粉で覆われていました。こんな風に品種の違いを知ることが出来たことがとても嬉しかったです。

 

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 人工授粉をしていると、同じ枝に付いている花の中でも、花びらが薄いものと、濃いものがありました。
「咲いてからしばらくたつと、花びらがどんどん濃くなっていくんだよ」
 あんなちゃんが、そう教えてくれました。咲いてから時間が経つにつれ、花びらの色が変わっていくことは初めて知って、とても驚きました。そう見てみると、桃畑の中でも、花の色が薄い木と、濃い木がありました。『はなよめ』という早生品種の木は、特に際立って濃いピンク色をしていて、その理由が分かってとても嬉しかったです。

 

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 畑で作業をしていると、途中で大竹さんも来てくださって、一緒に作業することが出来てとても嬉しかったです。綿でポンポンめしべに花粉を付けていくのが、まるで魔法をかけているみたいでとても楽しかったです。枝の下側に付いている、全ての花に付けるので、どの花が完了して、どこが出来ていないのかが時々分からなくなることがありました。そのため、もれなく人工授粉が出来るように、一人一つの枝を担当して、あみだくじのように、枝の根元から辿って見ていきました。

 

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 めしべは少し粘着力があって、綿を付けると、吸盤のようにくっついてきました。よく見ると、めしべにピンク色の細かな粉が付いているのが分かりました。受粉をして、実が付いたらいいなあと思いました。

 今年は開花している間の天気が良く、暖かかったので、ミツバチや風によって自然と受粉がしやすい環境だと、あんなちゃんが話してくれました。人工授粉が失敗すると実が付かない、ということではなく、受粉は自然の力がとても大きくて、人工授粉はその手助けをするように行うのだと知りました。無事に、桃の花が受粉して、実が生ったらいいなあと思いました。

 

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 花びらが散って、ガクだけになった花をあんなちゃんが割ってくれました。すると、めしべの元に、ガクに守られるようにして、小さな小さな桃の実がなっていました。ふわふわした産毛が生えていて、とても可愛いなあと思いました。この小さな実が、やがて大きくなって、あまい桃になるんだなあと思うと、とても温かい気持ちになりました。

(りな)

 

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〈夜には、古畑の桃と菜の花をライトアップして、ささやかなお花見をしました〉

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