「声かけ宣言」 るりこ

2月25日

 

 お父さん、今日の建築の作業は大成功でした。

 昨日のハウスミーティングでお父さんにアドバイスをいただいたように、今日はさくらちゃんと、『やること宣言と復唱』をテーマにして、取り組みました。

 作業始まりは大きな声で、「お願いします!」から始まって、準備段階から実際の動き出し、そして作業中もとにかくまずは、「〇〇します!」と大きな声で宣言をし、その場にいる人に自分が何をするのか、その行為が間違えていないかの確認の意味も含めて、宣言をしてから動きました。
 そして聞こえた相手は、相手が言ったことと同じように、「〇〇します!」か、「はいっ!」と答えを返して、相手が何をしているのかを常に把握することを意識しました。
 その効果は始まって10分足らずで出ました。さくらちゃんが壁に開ける穴の位置を、「420に打ちます!」と言ったのを、わたしが、「422」だと聞き間違えてしまったのを、復唱のおかげですぐに防ぐことができました。

 今日は北面の壁の取り付けで、さくらちゃんとは常に壁を一枚隔てた、内側と外側での作業でした。
 相手の姿が実際に見えないため、声かけがないとさくらちゃんが何をしようとしているのか、分からなかったり、必要以上に相手の動きを待ってしまう、ということがこれまでにあったのですが、今日はさくらちゃんからも常に、「穴開けます!」「ネジ差し込みます」と声かけがあって、見えなくても、さくらちゃんの動きが読めました。
 また、わたし自身も、自分が何をしているのかを常に言うようにしていたら、さくらちゃんを待たせてしまっているという負い目がなくなって、気持ちの面でも自分に籠もることなく、お互いにオープンで意思疎通ができていたなと思いました。

 

 今日はわたしたちがずっと、「〇〇します!」「はいっ!」と大きな声を出し合っていたからか、須原さんも仕事に集中されていたようで、声がかかることが一度もありませんでした。「今日は大きな声で声かけをしているからか、いつもより緊張感があって、良い仕事ができているね」とおっしゃってくださったことがとても嬉しかったです。

 

 午後からも引き続き、声かけ宣言をして、作業に向かいました。

 大きな声を出していると、それだけで身体も動かしやすいなと思いました。また、これから自分が何をするつもりなのかを相手に言うことで、それは自分にも言い聞かせているのと同じだからか、動きに無駄がないようにも思いました。
 そして17時ぴったりに(本当にぴったりでした)、北面の壁の取り付けと、コーキングの処理まで、きれいに終わらせることができました。

 最後はさくらちゃんと、「終わりました!」と大きな声で言いました。

 

 作業を終えて、さくらちゃんが、「今日はいつも以上に働いた!という気がするね。良い具合で疲労感があるけれど、それが嬉しい」と話してくれました。
 わたしも今日の作業は、昨日の作業に比べると、仕事もかなりはかどったと思いました。その理由を考えると、やっぱりお互いに連携が取れていたから、無駄な動きがなかったこと、さくらちゃんと以心伝心しているみたいに、自然と動きがシンクロしていたからだと思いました。

 声かけ、宣言、復唱の効果はものすごく大きかったと思いました。たった少しの気持ちの入れ方で、自分に籠もることがなくなって、こんなにも仕事面でも精神面でも充実するのだなと、少し驚きでした。

 きっとこれは他の作業や日常生活のなかでも同じなのだろうなと思います。

 黙って作業するのは一見、集中できていそうだけれど、実際に得られる結果はどうかとなると、決してベストパフォーマンスになるとは限らないと思いました。

 やっぱり一人でやる仕事よりも、誰かと共に共有する仕事の方が楽しいです。

 でもその楽しさをもっと深いものにするとしたら、しっかり連携をとること、自分の気持ちを相手に伝えて、相手の気持ちも受け取ることが必要で、そのためには大きな声ではっきり話したり、声を掛け合うことが大切になってくるのだなと思いました。

 建築は残り西面の壁のみとなりますが、来週からも引き続き、大きな声でやること宣言と復唱を実行していきたいです。

 さらに日常生活のなかでも同じことを心がけて、常に気持ちも身体もオープンに、誰からもわかりやすい人になっていきたいです。