「真っすぐ飛んでいく」 みつき

2月13日

 第3回音楽合宿、最終日を迎えました。
 
 昨日の『キュア・フォー・ミー』に続いて、今日は『Uptown Funk』のコーラスを練習させていただきました。
 せいこちゃんが、
「自分最高! という感じで、ノリノリで街を歩くように」
 ということを教えてくれて、みんなで身体を揺らしながらのコーラスでした。
 テンポの良さ、「Hot damn!」「Ha」の掛け声とか、この曲を聴いていて、ずっと歌いたかった! と感じていたところ、全部みんなと思いきり歌うことができるのが、ものすごく楽しかったです。
 コーラス練習が終わって廊下を歩いていても、あちこちでみんなが曲を口ずさんでいて、それが、なんだかうれしかったです。
 これが、みんなで同じものを作りあげている、コンサートに向かっているということなのかなあ、と感じました。

 午後には、バンドのみんなとも合わせて、歌って踊ることができました。
『ホーリー・ウォーター』のあゆちゃんのアドバイスが、とても印象的でした。
「この曲は、寂しい曲なんじゃないよ。自分の悪いものを洗い流すことができました、今度は目の前に居るあなたの悪いものも洗い流しましょう、そういう希望を与える曲なんだよ」
 それが、わたしには足りていないところだったと気が付きました。
 今はまだ、自分が良くなれた、浄化することができたと、自分のよろこびに浸って、そこで止まっていただけでした。
 自分を通り越して、もっと先、見ているお客さんのことを感じて、踊らなくてはいけないと思います。
 そのためには、わたしはもっと外向きであらないといけないです。外向きの気持ちが、表情も身体も心もわかりやすく居ることが、大切だと改めて感じました。
 それが、本当に思いやりがあって、人に対して優しいことなのだと感じました。

 その後、『アップタウン・ファンク』のダンスの練習にも、参加させていただきました。
 わたしはダンスがあまり得意ではないし、教えてくれるのんちゃんに対しても、「ああ、のんちゃん、足を引っ張って申し訳ない……」と感じて、少し不安な気持ちのなか、練習が始まりました。

 でも、すぐに、その気持ちは吹っ飛んでいきました。
「こんなダンスあるの!?」と言いたいくらいに、ファンキーでノリノリな振りが続いていて、みんなで大爆笑しながらの振り入れでした。
 みんなと振りが少し違っていても、足がうまくリズムを取れていなくても、ダンスが踊れていなくても、それでも、ものすごく楽しかったです。
 このノリノリで、揺れている鏡に映る自分が、自分なのに、自分のようには思えなくて、不思議な感覚でした。本当に楽しかったです。

 夜には、コーラスのみんなと集まって、復習をしました。
 苦手なところや自信のないところを出し合って、ひとつひとつ直して、歌詞も覚えることができました。
 また、マック組の、やすよちゃんや、えつこちゃんが、わたしの拙い説明でも、「なるほど!」とうれしそうに頷いてくれて、回数を重ねるごとに、みんなの声がひとつにまとまっていくのを感じました。雲も風も何もかも突っ切って、真っすぐ飛んでいく飛行機になったような感覚で、晴れやかですごく気持ちが良かったです。

 歌い終わったあと、自分の声が大きくはっきり通っていて、声のトーンも高くなっていて、自分でも飛び跳ねたくなるような高揚感がありました。
「あ、今、自分は楽しいんだな、うきうきとしているんだな」
 と、すぐにわかったし、そんなわたしにみんなも、「そうだね!」と同じ空気で共感してくれたり、笑ってくれたことがとてもうれしかったです。
 自分が気持ちをあらわにすることは、こんなにもうれしさでいっぱいになれるのだと、はじめて気が付きました。

 コンサートまでの過程で出会える自分に、ワクワクが止まりません。
 もっともっと、表現できる自分になりたいです。たくさんの自分を作っていきたいです。

 3日間で得たものを忘れないよう、明日からも頑張ります。