「表現したいものに向かって」 つき

2月12日

 コンサートの練習が始まって、つくづく感じていることがあります。それは、歌うことが好きだということです。小さい頃から好きだったけれど、自分がこんなに好きだったということに今更ながら気付きました。
 考えてみれば、症状まみれの最中でも歌だけは好きでい続けられて、なのはなに来るまでもずっと歌に救われていました。私は歌が全然上手くないけれど、それでも好きな気持ちだけは自信が持てるくらいあると思いました。
 コンサートの練習をしていく中で、自分が歌うことが好きな気持ちを今まで以上に強く確信して、好きな気持ちがどんどん膨らんでいきました。

 先週くらいから、せいこちゃんが毎日してくれる朝のコーラス練習や、ダンスバディで歌いながら踊る練習をするとき、自分の美しい声、コーラスとして相応しいきれいな声、正確な音程を強く意識して歌ってみると、これまでの歌い方、声の質、喉の使い方とは全然違うものになりました。

 そうすると、これまではただ好きで自己満足のために歌っていたところがあったから、地声で思いっきり歌ったりしているだけで、美しい声だったり、曲にあった声という意識ができていないことをすごく感じました。それを変えて歌ってみると、楽しさが今までとは比べものにならないくらい広がりました。
 
 あゆちゃんが教えてくださる曲の気持ち、なのはなの気持ちの表現としてコーラスを歌う時、自己満足で歌う歌とは全く別物の楽しさ、世界が広がります。ずっと歌は好きだったけれど、その気持ちも抑えてきました。でも、なのはなで気持ちの表現を教えていただいて、自分から離れて表現したいものに向かって自分の身体を楽器にして声を出す楽しさ、どこまでも自分の幅が広がっていきそうな感じ……こういうものを自分はずっと求めていたのだとわかりました。

 今日の『キュア・フォー・ミー』のコーラス練習も、本当に楽しかったです。もっともっと練習して、あゆちゃんが教えてくれる理想に近づきたい、そのためならいくらでも歌って練習したい! という気持ちでした。
 全然できていないけれど、上手い下手関係なく、どこまでも追及していくのがすごく楽しいです。自然と自分から離れて外向きな気持ちになります。

 ダンスは気持ちが切れかけたり、辛くなることが正直あります。でも、コーラスは気持ちが切れることがないです。踊りながらコーラスを歌う練習をするときも、気持ちも身体もすごく踊りやすくなって本当に救われているな、と思います。

 自分がうまいからとか、できるから、ということに関係なく、どうであっても大好きな気持ちを持てるのは幸せなことだと思いました。これまでこういう気持ちになったことはなかったけれど、それが見つかったのでこの気持ちを大事にしていきたいです。