「目線を未来に向けて」 りな

2月7日

 いよいよ本格的にスプリングコンサートに向けての練習が始まってきました。昨日、一昨日は、音楽合宿2日目があり、各曲のコーラス、ダンスをみんなで細かなところまでそろえて、質を高くしました。今日の午前中も、音楽練習の時間をもらって、みんなと練習出来て嬉しかったです。
 
 食堂の黒板にはスプリングコンサートまでの日数のカウントダウンが始まって、そこには「62日」と書かれていました。週は、8回しかなくて、お仕事組さんと一緒に練習できる期間も、ごく限られていることを実感しました。今は、自尊心ミーティングも重なって、一瞬一瞬の時間が、とても貴重になってきます。一つひとつ、確実に気持ちを入れられるように、普段の行動からきびきびと、厳しく動かなければならないのだと思いました。
 
 コンサートの練習に向かう中で、初めにみんなとOMTをする機会がありました。コンサートに向かう気持ちが、作られるような気持ちになりました。コンサートは、なのはなファミリーの、私達の気持ちを伝えられる一つの機会だということを忘れてはならないなと思いました。コンサートに来てくれる、まだ見ぬ誰かに向かって、伝えるんだと思いました。その手段として、ダンスやコーラスや、演劇があるのだと思います。伝える気持ちを強く持たないと、それは、なのはなのコンサートにはならないのだと改めて思いました。
 
 伝えたい気持ち、私達は何のために、どう生きるのかを表現するのだと思いました。私はまだ出来ていなくて、今の現状に囚われてしまいます。今出来るか出来ないかにこだわって、浮足立ったり、落ち込んだりしてしまいます。練習の厳しさに、心が折れそうになる時も少しあります。でも、
「今の厳しさが、そのまま全部、本番に表れるんだよ」
 そう教えてもらって、心にストンと落ちてきました。私は、本当に目の前のことが100%になっていました。そうではなくて、目線を未来に向けて、まだ見ぬ誰かを見て、練習したらよいのだと気が付きました。未来に、伝えられる演奏に出来るためだったら、今の厳しさ、今の未熟さにも逃げずに立ち向かっていけるような気がしました。
 
 自分さえ美しければよいのではありません。みんなの中で埋もれて、みんなとぴったりと合わさった時に、初めて美しくなるのだと思います。誰もが同じに見えるぐらい、揃って、それで気持ちを100%向けた時に、お客様に見せられる演奏になるのだと思いました。そうなるようにするには、私はまだ道のりが長いです。でも、みんなと一緒に、今の厳しい練習を積み重ねていくと、その厳しさで揃えることが出来ると信じます。みんなと一緒に手を繋いでゴロンと良くなります。みんなの中の一部として、気持ちも、体も作っていきたいです。
 
 午後は、桃の冬剪定に入らせてもらいました。今日は、池上桃畑のおかやま夢白桃の剪定をしました。岡谷夢白桃は、他の品種よりも開花が早いのかなあと思いました。白皇や夢白は、収穫期は遅いのに、開花は早いのが不思議だなあと思いました。
 
 岡山夢白桃は一本の木が大きくて、みんなで一本の木に取り付いて剪定をしました。大きいので初めは少し緊張したけれど、区切って、一枝ずつ見ていくと、分かりやすかったです。いつものように、あんなちゃんに答え合わせのように、切る枝を教えてもらいました。
 
 枯れた枝、交差している枝、内向枝を切ります。また、葉が茂った時のことを想像して、他の重要な枝に影を作ったり、邪魔な位置に生えている枝は剪定します。ほんの数センチの枝でも、要らない枝が生えているだけで、防除をするときに他の枝に掛からなかったりするようで、丁寧に、必要な枝と不要な枝を見ていかないといけないのだなあと思いました。
 
 かといって、切りすぎてもそれだけ木のダメージになってしまいます。特に、主枝の背中側に生えている小枝などは、日焼け防止で枝がもろくなるのを防いでくれます。要らない枝でも、木を弱らせないようにあえて残すこともあって、その見極めや、加減がとても難しいなあと思いました。
 
 おかやま夢白桃は白皇と違い、枝が柔らかく、実を付けると主枝でもしなってくるのだと教えてもらいました。しなってくると、そのぶん枝が弱くなって、どうにか保とうと背中側から徒長枝のような強い枝がたくさん伸びてきます。徒長枝のような、真上に伸びている枝や内側に向いて、大きくなっている枝が多く、剪定が難しかったです。
 
 しなった主枝の先端は、いずれ新しくて勢いのある枝に更新しなければなりません。木の成長を見ながら、いずれ主枝になるだろう枝を想定しながら、剪定する枝を選んでいるあんなちゃんが凄いなあと思いました。木の未来を想像しながら剪定をするのはとても難しくて、奥が深いなあと思います。でも、とても楽しくて、私も少しでも理解を深めたいです。
 
 清水白桃は繊細で、冬剪定は弱い方がよいけれど、おかやま夢白桃は少し強めでもよいことを教えてもらいました。品種によっても剪定の仕方も変わってくるのだなあと思いました。
 また、おかやま夢白桃の木を見ると、まず目につくのが花芽の量で、枝の先端や、細かな枝までびっしりと花芽が付いていて、ぽつぽつと景色に模様を付けているのがとても可愛いなあと思いました。つぼみもふっくらとして大きくて、花芽が充実していました。
 
 また、日当たりが悪い場所の枝は先端が枯れていたり、花芽がほとんどついていなくて、日当りだけでこんなにも様子が変わってしまうのだなあと、改めて感じました。
 おかやま夢白桃の4本を終わらせることが出来て嬉しかったです。古吉野では、みんなが花枝作りをしてくれていて、リビングには黒いマルチで覆われた樽が置かれていました。この黒いマルチの中から、ピンク色の可愛い桃の花が咲くんだなあと思って、とても楽しみです。

 明日も出来ることを精一杯頑張りたいです。