「正しい姿勢を作れるように」 みつき

2月7日

 最近寒さが戻ってきて、息を吐けば白くて、透き通るような冷たい空気が、鼻にツーンと沁みてきます。
 でも、朝、1日のはじまりに、OMTをさせていただくと、みんなと繋ぐ手のぬくもりとやさしい笑顔が、とてもうれしかったです。
「よし、今日もがんばるぞ」という気持ちが湧いてきました。

 午前中には、のんちゃんに教えてもらって、ダンスのバディ練習をしました。
 昨日あゆちゃんから教わった部分をもう一度復習して、何度もやっていると、少しは身体に覚えさせることができたのかな、と感じます。
 以前よりも格段に正しい姿勢を作れるようになったし、とっさにその振りをやったときにも、100パーセントとはいかないけれど、自分のなかで意識できるようになった気がしました。
 でも、これを100パーセントにしないといけないと思います。
 いつものんちゃんが、わたしを含め、ひとりひとりにアドバイスをくれるから、そのアドバイスをもらえたことを喜んで、課題として素直に受け止めて、直したいです。
 のんちゃんのアドバイスは簡潔で、とてもわかりやすいです。わたしは、頭では理解できても、まだ身体でうまく直すことができない振りも、たくさんあります。
 でも、のんちゃんのおかげで、信じられないくらい動きやすくなった振りも、たくさんあります。
 のんちゃんやメンバーのみんなに感謝して、バディ練習の時間を大切にしたいです。

 午後には、やよいちゃんたちと、桃の花枝の準備をしました。
 やよいちゃんたちが枝の選別をしてくれて、不要な部分を切ったり、枝をさらに分解していってくれました。
 続いて、まなかちゃんとりんねちゃんが枝の根元を、たらいの水の中で斜めに切って処理をしてくれました。
 最後、その枝を何本か手に取り、麻紐でひとくくりに結ぶ作業を、わたしは、しなこちゃんと一緒にやらせていただきました。
 しなこちゃんが麻紐で結んでくれて、わたしは、枝を束ねて持って、結びの補助をしました。「枝が折れてしまわないのかな?」と、最初は怖くて束ねるのがはばかられてしまったのですが、力を入れてみると、桃の枝のしなりの良さに驚きました。
 濃いピンク色の枝が鮮やかで、白い産毛の生えた花芽がぽちぽちぽち、と並んでいてとてもかわいらしかったです。
「そこ、縛ったらいいかな?」「これは3か所のほうがいいかな」と話し合ったり、「よし、お願いします!」とわたしが束ねた枝を、しなこちゃんが「はい!」と素早く麻ひもで結んでいってくれたり、息を合わせて作業をするのがとても楽しかったです。
 束ねる枝の数が多いと、結んだときに、ついつい1本だけ枝をしまうのを忘れてしまっていたり、短い枝が途中で「ぴょん!」と飛び出してくることもありました。
 それも楽しくておかしくって、しなこちゃんと笑ってしまいました。

 すっきりとまとめられた花枝の束を見ていると、すごく気持ちが良かったです。
 桃の木の様子から、また1年が始まっていく、時が過ぎていくのを教えてもらった気がして、なんだかドキドキしました。
 桃の節句の日に、満開になってくれたらいいなと思います。

 ここ数日、ものすごく時間が流れるのが早いです。でも、ものすごく楽しいです。
 もう少し時間があったらいいのに! とは思うけれど、この限られた時間だから、楽しくて、幸せで、尊いのだろうなと感じます。