2月6日(日)「音に、ポーズに意志を込めて、揃える ――第2回音楽合宿、2日目」

2月6日のなのはな

DSC04820

 

 スプリングコンサートの舞台の上、ビッグバンドで演奏する『時よ、前進!』。
 音楽合宿第2弾では、『時よ、前進!』の暗譜と、「意思と感情を込めて、伝わる表現をする。強弱を含むニュアンスの吹き分けがソロでもできる」という目標があります。

 私は今、アルトサックスを担当させて頂いているのですが、私のパートはメロディーラインとバッキングが交互になっています。

「ソプラノサックスのメロディーが機関車だとしたら、アルトサックスはレールかな?」
「ここはタンギングをハッキリとして、初めの1音にアクセントをつけよう」

 サックスパートのみんなとパート練習をしているときも、曲のイメージや強弱のニュアンス、タンギングの仕方などを共通認識で揃えていきます。

 

DSC04844

 

 ただ、8分音符のタンギングを続ける中でも、出だしの音をハッキリと出し、頭の中で円を描くイメージで演奏をすると、8分音符の繰り返しが単調にならずに、含みが出ます。

 さとみちゃんが、
「8分音符のタンギングをしながら、みんなで前へ前へと進むように」
 と話してくれて、その後にパートのみんなと同じところを演奏すると、実際に聞こえる全体の音も、演奏しているときの自分の気持ちも、がらりと変わったのが分かりました。

 

DSC04863

DSC04887

 

 なのはなでの演奏は、どれも音を出すだけの演奏ではなく、気持ちでの演奏です。
 私はまだ、楽譜は最初から最後まで暗譜はできたものの、表現する側として、この曲で何を伝えたいか、何を表現したいかという所を深く考えられていない現実があります。

 伝えたいものや表現したいことがないと、美しい演奏にはならないという、お父さんの言葉を思いながら、日々の生活から厳しさや美しさ、メリハリのある生活をして生きたいし、これからの練習を通して、なのはなファミリーらしい『時よ、前進!』にしていけるよう、全体で気持ちも揃え、力強く、強弱のあるメリハリのついた演奏をしていけるよう、気持ちも作っていきたいです。

 

DSC04873

 

 スプリングコンサートまで63日。どんなに願っても、時は前進して止まることはないのですが、それと同じように私たちも『時よ、前進!』の演奏を通して、心も身体もより磨きながら、前進していきます!
 
(ななほ)

 

***

 

DSCF2078
〈音楽合宿2日目。フルメニューやウォーキング練習から1日が始まりました〉
DSC04968
〈『ハッピー・フェイス』のダンス練習では、一つひとつのポーズを緻密に揃えていきました〉

DSC04985

 

IMG_1192
〈バンドでも、それぞれのパートで練習や音作りを鋭意進めています〉
DSC04907
〈パーカッションでは、鎖を鳴らした録音データを電子ドラムに入れ、演奏のための音を作りました〉

DSC04910

***

 

 

 午後からは、これまでに練習してきた4曲のコーラスとダンスを、バンドのみんなの演奏と初めて合わせました。
『ハッピーフェイス』から始まって、『マディ・ウォーターズ』『バード・セット・フリー』『ホーリー・ウォーター』。それぞれバンドの演奏を聴かせてもらうのは今日が初めてだったのですが、どれも原曲にそっくりの音が作られていたり、なのはなのバンドらしい迫力があって、短期間で曲を仕上げてしまうバンドのみんながすごいなと思いました。

 

IMG_5508

 

 キーボードやギター、ドラム、ベース、シンセなど、一つひとつの楽器の音が重なって、その場で曲が作り上げられていると思うと、ちょっと不思議な気持ちになるくらいでした。
『マディ・ウォーターズ』の曲は、鎖の音がジャカ、ジャカ、ジャカと近づいてくるところから始まるのですが、それもかにちゃんが実際に鎖を使って作った音なんだよと教えてもらって、びっくりしました。

 

IMG_5450

 

 午前中には、『ハッピー・フェイス』のコーラスを中心にバディで繰り返し音を確認しながら練習して、午後からの合わせではその成果もあってか、ソプラノもアルトもかなり大きなボリュームで歌えるようになっていました。生のバンド演奏とコーラスが一つになると、それだけで曲の空気感がしっかりと出ていて、歌うことで自分の気持ちも一緒に作られていくことを感じました。

 バンドのみんなとの合わせを通して、本番に向かって、よりよくなっていきたいと気持ちが正されて、その時間がとても嬉しかったです。

 

IMG_5655

 

 後半の時間には、あゆちゃんに見てもらいながら、みんなと『ホーリー・ウォーター』のダンスの振りの確認をしました。
 1時間ほどの短い時間ではあったけれど、何度も何度も振りを繰り返し練習していく中で、全体の動きが確実に揃っていくことを感じて、とても充実した時間でした。

 振りを一つひとつ分解しながら見てもらって、みんなと練習すると、毎回自分の課題に気づかせてもらうことができます。特に、美しいダンスを踊るためには、どこまでも動きをピタリと揃える厳しさが必要なんだなと感じます。

 

IMG_1151

 

「みんなの中に埋もれることが美しいんだよ」
 このことを、あゆちゃんはいつも教えてくれます。
 私は、ともすると無意識のうちに身体が楽な方に、楽な方にと流されてしまって、曲の間に身体が緩んでしまうことが多いです。ほんの少しの動きのずれが、みんなの中では目立ってしまいます。自分にはなかなか気づけないところが多いけれど、一つひとつ教えてもらったり、上手い人の動きを見ながら、修正していけることが本当にありがたいなと思います。

 細かく区切って、カウントの途中でピタリと止まって、振りの形を揃えるとき、綺麗な姿勢を保とうとすると、足や手がプルプルと震えます。でも、みんなとその厳しさを味わいながら練習をしていく時間も楽しいなと思うし、それをちゃんと自分の身体に入れて、積み上げていきたいです。

 コンサートまで、残り約2か月。見てくださるお客さんに気持ちを伝えられるように、どこまでも美しい表現を求めて、みんなの中でこれからも練習を頑張っていきたいなと思います。

(えみ)