「きっと可愛い糀が」 りな

1月31日

 いよいよ今日から、第1弾味噌づくりがスタートします。私は、第1弾の味噌づくりメンバーに入らせてもらいました。味噌づくりは、まるで赤ちゃんを育てるような気持ちになります。糀菌は1人で歩かないことや、温度や湿度にとても敏感なため、1時間おきに、味噌メンバーのみんなで交代で見回りをしたり、夜もみんなで音楽室で寝て、アラームで起きると真っ先に家庭科室の糀箱に向かいます。

 夜も、朝の時間も使って、みんなで糀の手入れをするのがとても楽しくて、毎回糀箱の布巾をめくると、糀が成長して姿を変えていることが、とても嬉しい気持ちになります。今年も、また新しいメンバーのみんなと一緒に、味噌づくりできることがとても嬉しいなあと思いました。
 
 お昼の集合の時に、少しお父さんが味噌づくりのお話をしてくださりました。味噌づくりは、お米を研いで、蒸籠で蒸すところから始まり、糀を種付け、様々な手入れ、大豆と合わせて樽に入れるところまでを含めます。たくさんの工程が積み重なって、味噌が出来上がります。その一つひとつの工程が欠かせないのだとお父さんが話してくださりました。
 
 お米の蒸し加減、水の切り加減、温度調節、大豆の蒸す時間……少しでも気持ちを緩めて、手を抜いてしまうと、それは美味しい味噌にはならないのだと思いました。本当に、準備の時間から、赤ちゃんを育てるような気持ちで、一つひとつの工程に気を抜かず、丁寧にしていきたいなあと思いました。
 
 味噌は樽に仕込んで3年、味噌蔵に置きます。3年後の仲間に美味しく食べてもらえるように、味噌づくりメンバーと一緒に精一杯頑張りたいなあと思いました。
 
 午後4時から、いよいよ準備に取り掛かりました。育苗機のセットをするチーム、種付け台をセットするチーム、糀箱を煮沸消毒するチームとで役割分担して進めました。私は、ちさとちゃんとみつきちゃんと一緒に、種付け台のセットをしました。
 
 家庭科室の育苗機に近い2つの台のふちに、木枠を付けます。そして、木枠と台を覆うようにして、綺麗なビニールを被せます。
 これまでは、木枠の高さの分、ビニールが少し浮いた状態で固定がされていて、ビニールが破れやすかったです。そのため、今年からはビニールの固定の仕方を変え、木枠の内側にも養生テープを張り、木枠に添ってぴっちりと空気がない状態でビニールを貼りました。
 みつきちゃんと、美意識を持って作業しました。綺麗にぴっちりとビニールが張れて、とても嬉しかったです。綺麗にビニールが張れると、これからの手入れも少しでもしやすくなるのではないかなあと思いました。

 隣では、ゆりかちゃんのチームが育苗機のセッティングをしていました。育苗機に、二重にビニールが覆われて、電熱器が2つ用意されて、いよいよ味噌づくりがスタートするんだなあという気持ちになりました。育苗機のビニールから、ほんの少し糀の香りがするような気がしました。
 
 家庭科室の隅に、糀のお家が完成しました。二重のビニールの上には、紺色の布が2枚掛けられ、さらにその上から4枚の毛布が掛けられ、見た目からとても温かそうです。そして、屋根からはペットボトルの煙突が2つ覗いています。煙突から1つ、温度計の線が通っていて、糀の品温を測るための温度計も中に設置することができました。この中で、糀が育っていくんだなあと思うと、とてもワクワクした気持ちになりました。

 夜に、味噌メンバーのみんなと集まって、明日の段取りの確認をしました。明日は、朝早くから作業があるので、気持ちを引き締めたいなあと思いました。また、いよいよ明日は種付けの日で、糀の誕生日となります。今回はどんな糀に成長していくのか、緊張するけれど、きっと可愛い糀が誕生するのだろうなあと思って楽しみです。
 明日も出来ることを精一杯頑張りたいです。