【新春号⑳】「太ネギ・カブ・ニンジンの収穫 」つき

 大根に続いて、下町川の畑では冬野菜の収穫が続々と始まりました。

 まずは十二月四日、太ネギの初収獲をしました。太ネギは五月下旬の種まき、七月の定植から始まり、半年以上畑に滞在しています。それから追肥、土寄せを四回繰り返して、収穫までたどりつきました。念願の初収獲です。
  
  
 記念すべき一本目を決めて、いざ引き抜こうとすると、思っていたよりも根がしっかりと張っている感触がありました。

 結構簡単に抜けるものかと思っていたので、意外にもなかなか抜けないことに驚きました。腰を入れて、葉がちぎれてしまわないように慎重に力を込めながら少しずつ引き抜いていきます。

 根ごとスポッと抜けた瞬間は、ようやっと地中の姿に出会えた!と、感動的な気持ちになりました。
  
 白い部分が直径四センチから五センチほど。想像以上の太さに驚きました。一緒に収穫をしていたせいこちゃんも、一本目を収獲した瞬間、「うわぁー!」と声を上げて喜んでくれて嬉しかったです。

 けれど、収穫が始まってから問題が起きました。太ネギが硬くて、数枚外葉を剥かないと食べられないということがわかったのです。

 固くなってしまった原因は水不足の可能性がある、とお父さんに教えてもらい、早速、水やりを行なって対策をしているところです。
  
  
 ネギは乾燥が好きとはいえ、確かに水やりが少なすぎたかもしれないと思いました。まだ効果はわからないですが、少しでも柔らかくなってくれていたらと願います。こういう失敗はあるけれど、これをしっかりと次につなげられるようにしていきたいです。

 太ネギに続くのは、白カブとニンジンです。白カブもニンジンも、十二月十五日に初収獲をしました。
  
  
 白カブは、真っ白い滑らかな肌が本当に美しくて、うっとりと見とれてしまうほどです。

 最初の一株目。どれみちゃんに白カブと二ショットの写真を撮ってもらえて、嬉しい気持ちでいっぱいの笑顔が自然と出ました。土の上にただ置いてあるだけなのかとも思えるくらい、簡単にスッと抜ける感覚が気持ち良くて、ついついもっと収獲してしまいたくなりました。

 でも、同じ担当チームのえみちゃん、ほしちゃんと一緒に、四株ずつ分け合って収穫できて、喜びをわかち合えたことが嬉しかったです。白カブの畝にはネズミが来てしまって、一部の根をかじっていたので、畝に畔シートを入れたり、電気ショックをしたりして対策をしました。

 それからは広がっている様子が今のところはなく、初収獲まで辿り着くことができて嬉しかったです。リンカリ肥料のメガツインP56の葉面散布の効果も期待して、また大きく、かつきれいに成長してくれるのが楽しみです。

 続いてニンジン。カブとは違って簡単には引き抜くことができず、最初は少し苦戦しました。
  
  
 一本目は、途中まで手で土をかきだしてから抜いてみたものの、折れてしまい、残念賞……。リベンジの二本目は、一本目の反省をもとに半分以上の深さまで土をかきだして、力づくにならないように、生えている方向に対してまっすぐに、慎重に力を入れて抜いていきます。

 すると、スポッと先端まで引き抜くことができました。出てきたニンジンは少し細めだったけれど、まっすぐで、ニンジン特有の鮮やかなオレンジ色がすごくきれいなニンジンが収穫できました。 

 ちょっと苦戦した分、収穫できた瞬間の喜びも大きくて、つい、「抜けた!」と子どものように叫んでしまいました。一緒に収穫していたみんなも歓声をあげてくれて、なんだか嬉しかったです。

 その場にいた一人ひとり、自分が一本目を収穫できた瞬間に感動の声が上がって、その度にお互いに喜び合えたことが嬉しかったし、すごく楽しかったです。

 水で洗ってしょうやくをすると、よりニンジンの鮮やかなオレンジ色がパッと浮かび上がるように映えて見えます。

 それに緑のフサフサした葉がついてラッピングされた人参は、絵本に出てきそうなくらい可愛らしいです。その姿を見ると、誇らしい気持ちにもなります。

  初収獲した白カブとニンジンを、お父さんとあゆちゃんにプレゼントしました。二人とも満面の笑みで喜んでくれて、それを見るだけで幸せでした。 最後の最後まで気持ちを切らさずにしっかりと見守っていこうと、自分たちの側がパワーをもらえて、充電されたような気持ちになりました。

 下町川シリーズは残すところ、あと一種類。赤カブです。近々、収穫が始まります。そして、大根と白カブも次の弾が待っていて、まだまだこれから収穫が始まる野菜がたくさんあります。

 寒さも厳しくなってきているので、守っていけるように引き続きチームのみんなとみていきたいです。