【新春号⑲】「今年もこの季節がやって来た! ―― 大井が丘で落ち葉集め ――」さや

   
 落ち葉集めの季節がやって来ました。永禮さんがダンプを出してくださって、みんなで大井が丘に出発です!

 大井が丘に行くまでの途中の道で、以前、お父さんお母さんが集合で話してくれた、新年の干支のイルミネーションが飾られている場所が見えました。

 次は寅年なので、トラのかたちにイルミネーションの線が張ってあって、もうすぐ新年が来るんだなあと思いました。

 大井が丘の入り口にさしかかると、静かな雰囲気と、山の木々の中に立つすてきなおうちの並びに、うれしい気持ちになりました。 
  
 行く道々に落ち葉の降り積もった迷路のような道を行って、車を止められるスペースの場所に止めると、それぞれの役割にわかれて、落ち葉あつめ開始です。

■落ち葉を積んで、踏んで

 まず二人が、みんなの行く先頭に立って、熊手で道路の両脇の落ち葉を小山にしていきます。そのあとを、一人一つずつテミを持って、みんながそれぞれ、その落ち葉の小山をテミにかき込んでいきました。
  
  
 テミに入れた落ち葉は、永禮さんのダンプに入れます。ダンプの上には交代で二人ずつ乗って、みんなからテミを受け取って、落ち葉を荷台に入れます。

 上の二人は、落ち葉が溜まってくると、ダンプの上で歩き回ってそれを圧縮します。

 落ち葉の量がたくさんになってくると、初めはダンプの高いあおりからぴょこっと顔が出ているだけだった二人が、だんだんからだが持ち上がってきて、完全に上に乗っている状態になってきます。

 次々と積み込まれる落ち葉に埋もれるようにして、乗っている人は、落ち葉を踏んで圧縮しました。

 道路の脇の側溝に溜まっている落ち葉も、鋤簾でかいて集めます。側溝に溜まっている落ち葉はちょうどよく少し湿っていて、乾いて嵩の多い落ち葉よりもテミ一杯に入れられる量が多くて得した気分になりました。

■秘密機器『ブロワー』

 そして、道の両サイドに一人ずつ、竹箒を持った人がついて、こぼれた落ち葉や集めそびれた落ち葉を掃いて、通った道をきれいにしました。

 今回の落ち葉集めにはサプライズがありました。永禮さんが持ってきてくださった秘密機器、「ブロワー」です。「ブロワー」は、ノズルから勢いよく風が出て、落ち葉を吹き飛ばすことができます! 
  
  
 永禮さんが山の斜面の上からブロワーで落ち葉を下に落としてくださって、それをみんなで集めたり、わたしたちが通った後を竹箒と一緒にブロワーで追いかけて道を奇麗にしてくださったりして、ふと後ろを振りかえると、落ち葉を集める前と後では景色がぜんぜん違っていて、みんなでその大きい景色を動かしながら移動してきたんだなあと思うと、少し感動しました。
  
  
 落ち葉集め二日目だったその日は、午前中、半日でダンプを九割方いっぱいにして古吉野に帰ってきて、昼食後、またみんなで大井が丘に再出発した、のですが……。

 大井が丘に到着してから、午前中の落ち葉を降ろし忘れたことに気がついてしまいました……!

 どうしよう…! と思ったのですが、とりあえずぎゅうぎゅうに圧縮して載せられるだけ落ち葉を載せることにしました。

 ダンプの上に乗る人を増員して、六人ほどがダンプの上で、腿上げをしたりジャンプしたり歩き回ったりして落ち葉を圧縮しました。

 みんなで圧縮しながら載せると、思ったよりもたくさん載ったのですが、それでもやっぱりダンプがいっぱいになってしまったので、一度帰って落ち葉を降ろし、古吉野付近の落ち葉を集めることにしました。
  
   
 今年は崖崩れハウス前上畑で落ち葉堆肥をつくることになったので、畑に永禮さんが落ち葉を降ろしてくださいました。ダンプのあおりを取り外すと、ぎゅっと四角く圧縮された落ち葉の、チョコレートケーキのような断面が見えました。

 永禮さんがダンプを傾けても、なかなか落ち葉は落ちてこず、四十五度以上傾けてからようやく、形をほぼ四角く残したままの落ち葉の大きなチョコレートバーが、ダーっとダンプから流し出されました。

 そのあと、石の下畑から池上畑に行く登りの道の落ち葉を集めました。

 永禮さんが、少し車道からそれた脇道に、一面に落ち葉が積もっている場所が続いているのを見つけてくださって、道路脇や側溝に溜まったものと合わせて、その場所だけでダンプにふんわり一杯分の落ち葉を集めることができました。
  
  
 途中でハプニングもあったのですが、みんなで落ち葉集めに行けて楽しかったです。

 テミに山盛りに落ち葉を積んだときの重さがあんまりに軽いので、この一杯がほんとうに山になるだろうか、と初めは心細い気持ちになるのですが、みんなと一緒だと、夢中で集めているうちに、ほんとうにあっという間にダンプがいっぱいになってしまうのが、改めていつもすごいなと思って、うれしかったです。

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―― 落ち葉堆肥作り ――

 永禮さんと集めた、たくさんの落ち葉。これらの落ち葉を肥料として使えるよう、落ち葉堆肥作りをしました。
  
    
 今回は崖崩れハウス前上畑一面で落ち葉堆肥を作ります。畑には落ち葉の小山が13山もできあがりました。

 落ち葉の山の中央を窪ませて、鶏糞と米ぬかを入れて、ミツグワで攪拌。そこに水を入れて湿らせ、さらに攪拌。そして踏み固める。これを5〜6回繰り返します。まるで畑で料理をしているようでした。

攪拌を終えたら、まんじゅう型になるように美しく成形し、最後はビニールで密閉しました。
  
  
 これから定期的に切り返しを行ないっていきます。落ち葉が発酵して、落ち葉堆肥が完成したら、畑に入れられる日が楽しみです!