今年はなのはなから、りんねちゃん、えみちゃん、卒業生のひなのちゃんが成人を迎えました。
「3人にとって、大切な成人式にしよう。3人が結婚して、子供ができた時に、お母さんが20歳のころはね、と見せられるようなフォトムービーを作ろう」
成人式のフォトムービー撮影のチームで集まったとき、チームのみんなとそんなことを話しました。
私は今年、成人を迎える3人の専属フォトムービー撮影チームに入らせて頂きました。
「私、今、アコースティックギターが好きなんだ」
「ずっと、フラダンスできるムームーの衣装を着てみたかったんだ」
フォトムービー撮影の計画立てをしていたとき、りんねちゃんやえみちゃんが、それぞれ着てみたい衣装とか、なのはなで過ごす中で今一番、楽しいこと、好きなことなどを話してくれました。
2人の話を聞いていると、私も2人の魅力とか、2人がなのはなでどんな分野で活躍をしているかとか、2人が楽しんでいる光景が直ぐ目の前に広がり、それを思うだけで嬉しくなりました。
それからは、フォトムービー撮影が始まります。私は、撮影をしているときのムービーや写真を『成人式ができるまで』という形で撮らせて頂いたり、ホームページ用で写真を撮っていました。
りんねちゃんがピンク色のムームー、えみちゃんがオレンジ色のムームーを着ての撮影では、2人が本物のフラダンサーらしく、別世界へ連れて行ってもらいました。
ピンク色のムームーをきたりんねちゃんは、りんねちゃんの可愛らしさや魅力が引き出されているように感じました。オレンジ色のムームーを着たえみちゃんは太陽のようで、えみちゃんの明るさを表しているようで、とても素敵でした。
その後も、りんねちゃんがアコーステックギターを弾いている姿をビデオで撮影したり、ギターを持っているりんねちゃんの笑顔は、本当にギターが好きという気持ちで溢れていました。
成人式前日は、卒業生のひなのちゃんも帰って来てくれました。午前中は成人式の髪形やメイクのリハーサルも行い、あゆちゃんやゆりかちゃんが3人の振り袖にピッタリのメイクや髪形を作っていて、とても素敵だなと思いました。
お化粧をしたり髪形のセットをするとしても、いつも一緒に過ごしていて、その子の素敵な所、魅力的な所、美しい気持ちを知っている仲間だからこそ、メイクやヘアセットをする側も、される側も暖かい気持ちで満たされるように感じました。
それは私たちも同じで、3人をお祝いできることが嬉しくて、3人と仲間になれて家族になれたことも嬉しいし、成人式の準備を通して、家族全員でお祝いをする空気に、私も安心した気持ちになりました。
成人式当日は、朝早くから準備が始まります。
私も今回はみんなよりも少し早めに起きて、ビデオカメラで3人の姿を撮影させて頂きました。
6時のまだ外も暗い中で、あゆちゃんとゆりかちゃんがヘアメイクをしている姿や、空気が優しくて、どこか神聖で心が綺麗になっていくように感じました。
とはいうものの、私も成人の子3人と同じように、かにちゃんが起こしに来てくれたのですが、3人の振り袖を着るまでも、工程を追って綺麗に撮影できて良かったです。
振袖は、りんねちゃんが赤で鶴が描かれた響尾さんのもの、えみちゃんが紫で河上さんの振り袖で、オシドリのような鳥やクジャクの羽が描かれていました。
そして、ひなのちゃんはお母さんの振り袖です。白と青の振り袖に、柔らかいオレンジ色の帯を締めて、黄緑色の紐で結んでいるひなのちゃんの姿はどこか新鮮で、上品で、3人の姿を見た時、ずっと見ていたいような気分になりました。
成人式の会場についてからも、3人がどこにいるのかが一目で分かるくらい、なのはならしい上品さや清楚な雰囲気があり、私も3人の家族でいられるのが誇らしいなと思いました。
岡本元町議会議長さんや木村総区長さんなども、「なのはなから来ているのは、どの子だ?」と声をかけて下さり、3人を見た瞬間、「うん、綺麗やな~」と笑っていて、嬉しかったです。
本当に3人はいつも笑顔で、華やかで、二十歳らしい成人を迎えたという落ち着きや、穏やかさを持っていました。私も、そんな風に大人になっていきたいなと思ったし、なのはなの代表としてと話していた3人の姿を思うと、心が暖かくなりました。
式が終わってからは、那岐山の方へ撮影チームのみんなと振り袖姿の写真を撮りに行きました。私はビデオを回していたのですが、どこを切り取っても、本当に綺麗で美しくて、少し光が差した奈義コースの1本道に、成人を迎えたりんねちゃん、えみちゃん、ひなのちゃんがそれぞれ、真っすぐに立っている姿が美しかったです。
その後も、古吉野なのはなの廊下で撮影をし、なのはなにいたら近くに綺麗な山があり、田んぼがあり、自然が広がっていたり、自分達が住んでいる家でも、旅館のような廊下があり、広々と撮影ができる2,3年生教室や大きな体育館があり、みんなとなら何でもできるんだなと感じました。
昼食は3人をお祝いして、エビや、ひでゆきさんからの差し入れでローストビーフもあったりと、家族全員が揃い、3人の子をお祝いしていると、お祝いができる側もお祝いされている側も、幸せな気持ちで満ち満ちているのを感じました。
午後からは、なのはな写真館での撮影です。今年は体育館に3つの撮影ブースを設けて、家族全員がそれぞれのブースにつき、写真館を開きました。
なのはな写真館は、もちろん、カメラマンもなのはなの子、照明もなのはなの子、それに加えて盛り上げ係もつきます。
あゆちゃん達が考えてみんなで作った飾りが体育館に綺麗に飾られて、紅白のゲートをくぐると、そこにはスケールの大きな3つの写真館のブースが広がります。
ピンクや白の大小あるハニカムボール、紅白のお花紙、そして、お花の可愛らしいぼんぼりのような飾り。
どこを見ても、成人を迎えた3人を好きな気持ち、お祝いする気持ちで溢れていて、その場にいるだけで暖かい気持ちになりました。
私はまだ成人を迎えてはいないのですが、なのはなで成人できるのが本当にたのしみだと思うし、こんな風に、成人を迎える子のお祝いをさせて頂けて、その度に、その子が好きな気持ち、なのはなのみんなが好きな気持ちで心が満たされます。
なのはな写真館では、基本の立ち姿勢や椅子に座っている写真を撮るブースや、赤い布に座って、お父さんのお母さんが作って下さった常陸手毬を背景に少し遊んで撮るブース、そして、茶色にシャボンの背景などで3人の可愛らしさを引き立てるような写真を撮るブースなどがありました。
かにちゃん、あゆちゃん、まえちゃんと3人のカメラマンに、なのはなのみんなでとる写真館では、それぞれ色々な角度から、その子の二十歳らしい美しさ、上品さ、可愛らしさが写真に現れるような気がして、また写真館の写真を見せて頂けるのが楽しみだなと思いました。
「可愛いね。可愛い~」
もっと良い表現ができないかとは思うのですが、最初から最後まで口が開けば、「可愛い」と誰もが言ってしまう位、本当に3人の振り袖姿はとても綺麗で可愛かったです。
成人式という人生にとって大切な日を、私たちも一緒に迎えられて、私にとってももっとよく生きたい、優しい世界を作っていく1人でありたいと願う、節目の1日となりました。
写真館のとき、岡本さんが成人式の写真を現像してなのはなまで持って来て下さったのですが、こんなふうになのはなの為に、私たちの為にと思っていて下さる方、なのはなを好きで支えて下さる方がいてくださることが本当に嬉しいなと思いました。
私もなのはなの子の1人として、どこへ行っても恥ずかしくないような態度や言動ができるようになりたいと思ったし、なのはなの輪を広げていく1人でいたいと強く思いました。
3人の真っすぐさや綺麗な気持ちに私もたくさん、希望をもらって、成人式を通して私も少し大人になれたような気がして嬉しかったです。
りんねちゃん、えみちゃん、ひなのちゃんにとって大切な成人式となってくれたらと思うし、成人式のフォトムービー撮影をさせていただく中でも、改めて3人のことが好きな気持ちでいっぱいになりました。
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「お祝いする喜びを」 ななほ
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