1月23日(日)「大好きなお母さんへ、インスピレーションのプレゼントを! お誕生日ファッションショー & 成人式フォト・ムービー鑑賞」

1月23日のなのはな

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「わぁ! すご~い!!」
 台所や家庭科室から、みんなの歓声が聞こえます。
 今日は私たちの大好きなお母さんのお誕生日。そんな特別な日の昼食は、なんと、手作り餃子です!!

 

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 りゅうさんとひでゆきさんが、この日のために餃子を作ってくださりました。今回作った餃子は、料理が上手なりゅうさんの特製レシピです。家族全員分の餃子を作るためには、合計360個以上の餃子を用意しなくてはなりません。そこで、あゆちゃんが、
「みんなも餃子を包むのを手伝って欲しいです!」
 と声をかけてくれて、みんなも餃子を包むのをお手伝いすることになりました。

 最初に、家庭科室で、あゆちゃんが餃子の包み方を教えてくれました。あゆちゃんが、
「親指と人差し指を使って、餃子のひだが均等な大きさになるように包んでいくと綺麗にできるよ」
 と教えてくれて、あゆちゃんがお手本で作った餃子が本当に綺麗だったなと思います。

 

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 さあ、包み方も教えてもらったところで、いざ、各テーブルに分かれて、私たちも餃子包みスタートです! 私は、餃子作りをするのは、小さい頃に何度か餃子作りを手伝ったとき以来で、とても久し振りの餃子作りでした。今日は、ニラを使った餡と、白菜を使って作った餡の2種類が用意されていて、私は白菜入り餃子は初めてだったので、どんな餃子になるのかすごくワクワクしました。

 みんな最初は、「うわぁ……想像以上に難しい!」と言っていて、私も、包む餡の量がどれぐらいがベストなのか慣れるまで少し難しかったです。それに、あゆちゃんは簡単そうに餃子のひだを作っていたけれど、いざ自分がやってみると、ひだの大きさが均等にならず、何だか少し不格好……。餡を入れすぎても上手く包めないし、逆に餡が少なすぎても焦げやすいそうで、餃子を包むのだけでも奧が深いなあと感じました。

 

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 だんだん慣れてくると、皮の中にピッタリとおさまるくらいの餡の量が分かってきて、綺麗に包めたときはすごく嬉しかったなと思います。

「みてみて! 綺麗に包めた!」「めちゃくちゃ楽しい~!」
 というみんなの声が終始聞こえていて、私も、みんなと一緒に餃子を包めた時間がすごく楽しかったです。1人だと、かなり時間がかかって途方に暮れてしまうことも、みんなと一緒にすれば何倍も楽しくできるし、時間もわずか30分足らずで360個以上の餃子を包めました。

 

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 みんなが包んだ餃子を、いよいよ次はフライパンで焼いていきます。今日のために新しく購入してくださったフライパンを使って、台所では、りゅうさんとひでゆきさんが、家庭科室ではあゆちゃんとまりこちゃんが餃子を焼いてくれます。余った餃子の餡は、丸めて肉団子にして中華スープに使おう、となっちゃんが提案してくれて、私たちは、みんなでせっせとコロコロ丸めていました。

 そうしていると、また歓声が。何事かと思って後ろを振り向くと、あゆちゃんがお皿の上に乗った焼きたての餃子を片手に、「できたよー!!」と見せてくれました。綺麗な焼き色がついた餃子がお皿に見事に乗せられてある光景は、思わず見とれてしまうほど美しくて、そして何よりも美味しそうでした。焼いている最中から餃子の焼ける良い香りが部屋中に広がっていて、香りだけでご飯が食べられちゃうとはこのことだと思ったほどです。

 

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 更に歓声は台所のほうからも聞こえてきます。台所へ見学に行くと、台所のコンロの前に並ぶ、りゅうさんとひでゆきさんの姿がありました。近くで私も一緒に見ていると、りゅうさんが餃子の焼き方を教えてくれました。最初の3分ほどはフライパンの中の水分がなくなるまで蓋をして焼き、最後に、蓋を開けた状態で油を入れて、餃子の皮がカリッとなるように焼くと、美味しく焼けるそうです。それに、1回分の餃子を焼くのにかかる時間はわずか5分ほどだと聞いて、そんなに早く焼けることにビックリしました。

 

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 りゅうさんとひでゆきさんが、まるでお店で出てきそうなくらい本当に美味しそうに焼いてくださっていて、手作りでこんなに本格的な餃子を作れるんだなあと感じ、とても感動しました。りゅうさんにたくさん焼き方のコツを教えていただけて嬉しかったです。

 完成した餃子は、昼食のときにいただきました。みんなで手作りした餃子は、今まで食べてきた餃子の中で1番美味しかったです。お母さんも、「すごく美味しいよ!」と喜んでくれていて、みんなでお母さんのお祝いができて本当に良かったなと思います。
 みんなと一緒に、楽しくて特別な時間を過ごせて、とても嬉しかったです。
 
(よしみ)

 

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〈卒業生から、お母さんへ、お祝いのお花やプレゼントがたくさん届きました!〉

 

 今日は、大好きなお母さんの誕生日。お昼は、みんなで包んだ餃子でお祝いをし、午後からはファッションショーを開催しました。

 多くの人の心に響くコンサートを作り上げるのに、舞台衣装は、重要な要素のひとつ。毎年、コンサート前になると、お母さんは、時には夜中まで、衣装部さんと共に衣装を考えてくれて、斬新で美しいデザインの衣装が作られているのです。

「お母さんの衣装考案の力に少しでもなりたい!!」
 そんな思いを胸に、今年のスプリングコンサートのテーマ、「宇宙と人体」の物語に出てきそうなキャラクターとその衣装を一人ひとりで考え、お母さん、そしてお父さんにもインスピレーションをプレゼントさせてもらいました。

 

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 オープニングは、体育館入り口から、みんなで花道を作り、お父さん、お母さん、そしてゲストで来てくださった永禮さんをお迎えし、ファッションショーがスタート。あゆちゃん司会のもと、一人ひとりがレッドカーペットのランウェイを歩いていきます。ランウェイでは、衣装を来て歩いた後、このキャラクターが劇中で言うと思う印象的なセリフも、演技で発表します。

 私は、なおちゃんと、さきちゃんとトリオで、「博士と、2人の助手」というキャラクターで、衣装を考えました。以前にお母さんが少し話してくれた、コンサートの物語のイメージを、ぜひ実現したい! と、思ったのです。

 

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 昨日の衣装選びの時間では、あゆちゃんや、まえちゃんたちにも手伝ってもらい、全体的にカラフルで、ちょっとお茶目な衣装が仕上がりました。ニットキャップは、助手2人で色違いに。博士の髪の毛は虹色です。白衣は、博士役のなおちゃんは、本物の白衣なのですが、私たちは、短めの丈のもの。これは実はエプロンで、ボタンは、カラフルなキャップを加工して取り付けたものです。

 

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 博士のことが大好きで、好奇心旺盛な2人の助手。カプセル型のロケットで冒険に出る前に、宇宙や人体について、そして、人類の向かう先についての様々な疑問を博士に問いかけるシーンを発表しました。本番では、なおちゃんがアドリブでみんなをたくさん楽しませてくれて、改めて、なおちゃんがすごいと思いました。

 私たちの衣装&キャラクター考案。お父さんの講評は、
「その助手役の衣装が……なんていうか……お弁当屋さんの店員みたいですね」
 とのこと。私たちはお茶目な白衣にできたつもりだったのですが、やっぱり“エプロン感”が残ってしまっていたようです。ユーモアのあるお父さんの辛口コメントがすごく面白くて、思わず笑ってしまいました。お母さんは、ずっとニコニコと見ていてくれて、その笑顔が、今日もすごく美しかったです。

 

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 みんなの考えた衣装は、本当に、斬新で、美しいもの、面白いものばかりでした。中でも、ちさちゃんの赤いマントの下には、大きなビニール袋をたくさん忍び込ませて、まん丸い円盤のような形を見事に表現していました。主人公たちとぶつかった場面だという演技も、すごく面白かったです。

 

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 また、「10次元の世界に住むキャラクター」を考えた卒業生ののんちゃんは、フラフープ2つを組み合わせて衣装を作っていたり、まおちゃんの衣装は、片腕にスカートを取り付けて、手を挙げるとそのスカートが広がるようになっていたりと、思わず感嘆の声をあげてしまうものばかりでした。

 

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 最後は、みんなで記念撮影。お父さんは、
「思った以上に、物語に使えそうな衣装がたくさん生まれて嬉しかった」
 と言ってくれて、お母さんも、
「みんなが考えてくれたもの全部、衣装で使いたいくらい!」
 と、喜んでくれました。みんなで素敵な誕生日会にできて、すごく嬉しかったです。
 改めまして、お母さん、お誕生日おめでとうございます。お母さんの娘であることが、私たちの誇りです。強く、優しいお母さんと一緒に、これからの時代を切り拓いていきます!!

(せいこ)

 

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 お母さんのお誕生日を、みんなとファッションショーでお祝いした1日の終わりには、食堂で成人式のフォトムービー鑑賞をしました。成人式当日、それからそれまでの撮影で撮った写真や映像をかにちゃんやなっちゃんが編集してくれて、今年成人を迎えた3人の記念に残るようにと、DVDを焼いてくれました。

 正直、自分の撮られた写真を見るのは恥ずかしくて、楽しみなような怖いような気持ちだったけれど、思いがけない、みんなの心のこもったプレゼントがありがたくて嬉しかったです。

 

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 映像を通して、中身のつまった、濃い成人式の1日をもう一度体験させてもらっているような気分になって、改めて、なのはなのみんなの中で本当に素敵な成人式を迎えられたことが幸せなことだなと思いました。もう成人式の日から2週間もたったのかと感じたり、でももっと遠い昔のことのようにも思えたりもして、見ていると不思議な感覚になりました。

 何よりも嬉しかったのは、各チームが考えて作ってくれた、お祝いメッセージです。今までにない、逆再生を使って撮影をしたチームもあって、消えたところからどんどん文字が出てきたり、みんなが飛び上がっていったりする面白い工夫にびっくりしました。

 他にも、りんねちゃんやひなのちゃんと去年一緒に演奏した「脱フワガールズ」の歌を歌ってくれていたチーム、古吉野の校舎の端から端まで使って撮影してくれていたチームなど、それぞれ個性があって、可愛くて、見ているだけで自然と笑顔になってしまうような場面がたくさんありました。

 

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 なのはなでの成人式が、みんなが作ってくれたムービーのおかげで、たった1日限りではなく、一生の宝物としてこれからも大切にとっておけることがとても嬉しいなと思います。
 ムービーを通して、成人を節目に、大人としてみんなの中でしっかりと成長していきたい、そうもう一度思い直すことができたし、なのはなファミリーの一員としてこれからも頑張っていきたいです。

(えみ)