
1月23日、明日はお母さんのお誕生日です。お母さんに内緒で、こっそりとお誕生日プレゼントを準備しています。
明日、みんなでお母さんをお祝いすることが出来ることがとても嬉しいし、お誕生日会をみんなで盛り上げていけることがとてもワクワクします。
いつでもプレイヤーで、なのはなのみんなを楽しませてくれるお母さん。
明日は、私達がお母さんを楽しませます。お母さんが喜んでくれるような、スプリングコンサートの良い材料を考え出したい!という願いで、明日は「なのはなファミリースプリングコンサート出演者オーディション2022」の開幕です!
お父さんの書いてくれるスプリングコンサートの脚本のテーマでもある、宇宙と人体をテーマに、1人ひとりがストーリーを作り、そのストーリーの中に出てくるであろうキャラクターに演じます。
そのキャラクターのセリフ、演技はもちろん、衣装も自分たちで自由に選んで、それを自分自身でステージの前で表現します。
幅広いテーマの中で、何の役になるかは無数に選択肢があって、決めきれないほどでした。
これまでのイベントでは、チームで衣装考案をしたり、チームで演出を考えます。
しかし、今回は衣装も、ストーリーも演技も、すべて1人ひとり違うものを作らなければなりません。少し心細い気持ちになりながら、衣装部屋へ向かいました。
ドアを開けた途端、目がチカチカするほどのカラフルな衣装を着たみんなの姿が目に入りました。
今までにはないような組み合わせの、斬新な衣装がたくさん見られました。みんなの発想力にとても驚きました。
ステージ映えのする、華やかな衣装を身に纏って、演じているみんなの姿を想像すると、普段とはまた違った一面もたくさん発見できるだろうなあと思って、とてもワクワクしました。
2部屋を使って、びっしりと衣装が並べられていました。
スパンコールのついた煌びやかな衣装から、役者衣装の発色の良い服など、種類も様々です。
こんなにもたくさんステージ衣装が揃っていて、迷ってしまうほどたくさんあることが、本当にありがたいなあと思いました。
私には、なりたいものがありました。そのための衣装を探しています。
モチーフにしたものを膨らませながら、頭の中に物語を描いて景色を見ていきます。
色は、赤やオレンジ、黄色などの暖色がいいなあ、少し妖精のようでもあっていいな。
しかし、頭の中には少しイメージがあるけれど、たくさんの衣装を前にして、何が合っていて、何が合っていないのか、わからなくなってきました。
そんな時、一緒に衣装考案をしていたみんなが、一緒になって考えてくれたり、探してくれました。
1人ひとりキャラクターや思い描くことは違うけれど、お母さんのお誕生日会に向かって、よりよいものを考え出したい! という思いは一緒で、同じところに向かっているような気がして、みんなの存在がとても心強く感じました。
1つ着たいアイテムが決まると、パズルを当てはめていく1のように、次々と決めていくことが出来ました。
でも、少しありきたりな衣装にも見えました。そのため、一つ、工夫を入れました。
それは、黒白のボーダーが入ったしっぽです。
長い筒状の緩衝材の中に針金を入れて、それを、黒白タイツの片足に入れます。
たったそれだけだけれど、緩衝材でタイツに芯が入って、さらに針金で自由自在に曲げることができるようになりました。
衣装を考えたり、工夫している時間が、とても楽しかったです。
明日は、衣装に見合ったセリフ、演技が出来るように、考えたいなあと思うし、お母さんに喜んでもらえたらいいなあと思いました。
(りな)
***