
1月18日のなのはな
午前中に『バード・セット・フリー』の振り入れの続きをしてもらいました。2番のサビ前のフォーメーション移動のときの振りや、最後のサビを踊るフォーメーションに向かう移動の振りを中心に、卒業生ののんちゃんが作ってくれました。
のんちゃんがこの一連の振り入れラッシュの前に、
「イメージ通りにいったらいいんだけど、いかなかったときにどうするかが難しい」
と話してくれていました。今回は多分、のんちゃんのイメージと実際の動きが違って見えたパターンなのだと感じました。少しずつ足の動き、腕の動かし方、動くタイミングなどを、のんちゃんがその場で考えて、こうしたらどうなる、これは、と変えて、なにが一番いいのか、探してくれていました。みんなで、のんちゃんが何が1番いいのかが見えるように、必死についていきました。
そうして全体の動きが形作られていきました。その移動で辿り着いたフォーメーションで、最後のサビを踊ります。サビの振りは、普通に踊ったらかなり前に踏み出していく振りになっていて、のんちゃんが、この曲で緞帳が下がることになったら後ろに下がるように踊って欲しいけど、今はそうじゃないつもりで前に出てね、と教えてくれました。「緞帳」と聞いて、改めて、コンサートのステージで踊るという実感が迫りました。
サビを踊った最後は、一度小さく屈んでから、ふわっと羽根を広げるような動きをして、胸を少しだけ反らせて、目線を上げたポーズで終わりました。鏡に映ったそのポーズをしているみんなを見ると、なんだか誇らしい気持ちになりました。
そのあとは何度も通して踊ったり、分からないところをのんちゃんに教えてもらったりしました。サビの振りで、剣で切るような動作があるのですが、のんちゃんが、その振りでは、ちょっとじゃなくて、堂々と大きく前に出てね、と教えてくれました。大きく前に、と思って何度も何度もその振りを踊っているうちに、自分の気持ちもだんだん強くなっていく気がしました。
ジャンヌ・ダルクのようなイメージの振りになった、とのんちゃんが最初に振り入れしたときに教えてくれていたけれど、本当にそんなふうに勇敢で、強さを感じさせる動きに、踊っていても力が湧いてきます。このダンスを踊ることで作られていく気持ちがある気がしました。また、今日いなかったお仕事組さんたちとも一緒に練習できるのが楽しみです。このダンスを、これからみんなで踊っていけることがすごく誇らしくて嬉しいです。
(のん)
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ダンス練習と並行して、バンド演奏の練習や、楽譜づくりも進めています。
また、スプリングコンサートへ向けて、演劇、舞台美術、衣装、舞台照明、音響など、各係での計画立てや打ち合わせも始まっています。

