「エンジン噴霧器」 みつき

1月17日

 夜、みんなのミーティングの感想文を回し読みさせていただきました。
 その作文を読んで、心の底から、読ませていただけて良かったと感じました。
 わたしはまるまる理解できている、とはみじんも思っていなかったし、少し不安がありました。
 でも、ミーティングに向かうみんなの姿勢に、わたしも背筋が正されました。
 やっぱりこのままではいけない、みんなと一緒に絶対に良くなりたい。
 強くなりたい。強くなって、ここにいる大好きな人たち、これから出会う大好きな人たちの役に立ちたい。そう感じました。

 今日の午前中に、初めて、エンジン噴霧器を用いた防除の作業をさせていただきました。
 つきちゃんが急遽、台所に入るとのことで、ひとりでの防除でした。
 これは大丈夫か、ちゃんと出来るかな、ととてもドキドキしたのですが、つきちゃんが1から10まで教えてくれました。初めてで何もかも無知だったので、本当に 1から10まで教えてもらえて、とてもうれしかったです。
 薬剤の希釈方法、注ぎ方、エンジン噴霧器のエンジンのかけ方、噴霧の仕方、片付け……
 つきちゃんが、畑まで軽トラを出してくれて、最後までわたしのことを気にかけてくれて、笑顔で古吉野に帰っていきました。

 さあ、ひとりでやってみるぞ、と、エンジン噴霧器の電源を入れました。なかなかエンジンがかからない。でも大丈夫、つきちゃんが、「チョークを調節しながらだとかかりやすいよ」と教えてくれたから……。
 ひとつひとつの言葉を思い出しながら、思いきり、スロットルを引っ張りました。ブオン! と大きな音がして、エンジンがかかり、細かい霧が出てくるようになりました。
 そのとき、自分の中のちょっとした成功体験のように思えて、とてもウキウキしてしまいました。
 最後、エンジン噴霧器のノズルの先端をすすぎ、ボディを拭きました。そして、つきちゃんから頼まれていた、「噴霧器の取れかかっている金具の修繕」も行ないました。

 噴霧器を倉庫にしまったとき、「ふうーっ」と、ため息ではなくて、やり切ったような気持ちでいっぱいになりました。新鮮なことばかりで、すごく濃い時間だったし、重要な点はメモに残したので、絶対に忘れないでおきたいです。
 また、噴霧器を使えるようになったことで、野菜のために施せる手段が増やせたのだと思うと、とてもうれしかったです。
 何より、いま噴霧器を使っているわたしのこと、後に使う人のことを考えての、つきちゃんの心くばり、頭の回転の速さに本当に助けられました。
 つきちゃんのような優しくて、先を読んでスパッと動ける人になりたいと思いました。
 今日は噴霧器とお友達になれて、みんなの優しさもうれしくて、こうして、お父さんお母さんにお話しすることができてよかったです。
 おやすみなさい。