1月16日
今日は日曜日、お仕事組さんやりゅうさんと一緒に過ごせる日が嬉しかったです。
今日は1日、お仕事組さんも居て下さって、大人数のみんなと、のんちゃんに『バード・セット・フリー』のダンスの振り付けをしてもらいました。まず、みんなとサビの振りを練習しました。
「『バード・セット・フリー』は、ジャンヌダルクのをイメージしてダンスを作ったんだ」
と、のんちゃんが話してくれました。その、ジャンヌダルクがイメージされたダンスが、本当にかっこよくて、刀を振り上げる振りや、刀を鞘に収める振り、統一する振りなど、戦いを想像させる振り付けになっていました。
バディ練習のように、なるちゃんや洗い部ののんちゃん、やよいちゃんなど、たくさんの人が形を見てくれて、のんちゃんの代わりに一つひとつの細かなところまで、振りを揃えてくれました。
その間に、のんちゃんは、チームごとにサビ以外のところの振り付けをしてくれていました。チームがいくつかあって、それぞれチームごとに振りが違います。それが全部合わさったら、どんな風になるのだろうと、全体像が出来上がるのがとても楽しみだなあと思いました。
私は午前中、ひたすらにサビのダンスの練習をしました。視線や手の角度、スピード感、力の入れ加減など、細かく細かく振りを区切って、何度も何度ものんちゃんやなるちゃん、やよいちゃんが見てくれました。みんなでカウントを声に出しながら、カウントにぴったり合わせるという意識、隣の人を気配で感じて、振りを揃える意識で練習しました。どんどん、みんなの完成度が上がってくるのが分かったり、
「さっきとは全然違うぐらい、見やすくなった!」
と前から見てくれているリーダーさんが言ってくれて、とても嬉しかったです。
強く、勇敢な気持ちを持って、踊りたいなあと思いました。一つひとつの振りを止めて、手の指先から、足の指先まで、隅々まで意識を研ぎ澄ませて、踊りたいと思いました。ジャンヌダルクのように、付いていきたくなるような凛とした笑顔で踊れるようになりたいと思いました。
のんちゃんが、
「全部力を入れるのではなく、力を抜くところと、入れるところを作って、メリハリをつけた方が、より綺麗で素早い動きができるよ」
そう教えてくれました。それが、太鼓とよく似ているなあと思いました。
太鼓も、大きい音を出すことに全精力を使ってしまうと、見せる意識がなくなって、頑張っている姿を見せることになってしまい、見苦しくなってしまいます。それはダンスでも同じで、ただ綺麗にダンスを一生懸命踊っているだけでは、見ている人には何も伝わらないのだと思いました。
見せる意識を持って、この曲で伝えたい気持ちをダンスで表現しないと、良いダンスにはならないのだと思いました。ダンスを踊ることに精一杯にならずに、気持ちを作っていきたいと思いました。
午後は、全員でフォーメーションの確認や、曲に合わせて途中まで踊ってみました。ダンスのチームはいくつかあって、チームごとに振りが違います。でも、実際にフォーメーションの位置に立って、一緒になって合わせてみると、パズルがぴったり合っていくように、1チームごとの振りが噛み合って、とても一体感のあるダンスになっていました。フォーメーション移動も、複雑ではあるけれど、ぴたっとその位置に全員がついて、踊ることが出来て、とても気持ちがいいなあと思いました。
フォーメーションや、それぞれの振りを考える、のんちゃんが本当に凄いなあと思いました。
まだ、覚えきれていない振りがあって、またのんちゃんから『バード・セット・フリー』のダンスを教えてもらえることがとても嬉しいし、楽しみです。
収穫嫁入りの時間に、太鼓メンバーのみんなと、『那岐おろし』と『金太郎囃子』の練習をしました。みんなで円になって、みんなの身体のフォームや、表情を見合いました。やはり、表情は、叩くことに一生懸命になりすぎて、誰もが怖い顔になってしまっていました。なのはなの子として、伝えたい気持ちが見てくれる人に伝わるように表情もみんなと作っていきたいし、場面ごとで揃えていきたいなあと思いました。
また、お父さんから、95パーセントの力で叩くことを教えてもらいました。太鼓とバチに自分の身体が支配されるのではなくて、自分で太鼓とバチをコントロールをするように、意識しています。しかし、大きな音で連打する時、どうしても腕に力が入って、肩が上がって力んでしまうなと思いました。体幹を意識して、太鼓を叩く姿を綺麗に見せる意識で、気持ちを作っていきたいと思いました。
夜には、スプリングコンサートの係発表がありました。今、日記を書いている時にも、リビングで係の集まりをしているチームもあって、コンサートに向けてこれから本格的に準備が始まっていくんだなあと思ってワクワクしました。
お客さんから見える、舞台の上でのダンスやコーラス、演奏ももちろん大切だけれど、お客さんから見えない、準備の段階から、気持ちを引き締めて、意識を高く持って向かいたいと思いました。私は、舞台美術の係に入らせてもらって、スケールが大きくて想像があまり付かないけれど、自分も出来る限り力になりたいなあと思いました。とても楽しみです。