「伝えるために」 みつき

1月12日

 朝は、ちらちらちら、と雪が降っていました。
 廊下を歩いていると、窓の外の雪の白さがまぶしくて、その明るさに思わず目を細めてしまいました。

 フルメニューの後に、のんちゃんがモダンダンスを教えてくれました。
 最近は、今までのダンスステップの復習をしています。今日は「ポップコーン」と「シャッフル」のステップで、曲を流して実際に踊ってみるところまでをやらせてもらいました。

 目の前で踊ってくれているのんちゃんを見て、何度も何度もステップを踏みました。
 わたしは、ダンスの飲み込みがおそくて、まだ拙いところもたくさんあります。
 でも、のんちゃんが以前、
「お手本の人と自分の踊りがなんか違う、って感じるのは、気持ちの違いだよ。自分はプロ! と思って踊っていると、それっぽく踊れるようになっていくよ」
 と教えてくれたことがあって、その言葉がとってもうれしかったです。それを教えてもらってから、
「わたしは、みんなの前で踊るのんちゃんなんだ!」
 と、思いきり大げさなくらいに身体を動かすように心がけると、気持ちがいいし、すごく楽しかったです。

 最後には、『Happy Face』の曲に合わせて、みんなとツーエイト踊ることができました。少しずつだけれど、気が付いたら様々なステップができるようになっていて、基礎練習の時間が、とてもうれしいです。

 午後には、さとみちゃんとせいこちゃんが作ってくれた楽譜で、初めて『Muddy Waters』のコーラス練習をしました。
 この曲を初めて聴いたときから、重厚感たっぷりのコーラスの「Hu」の音がとても印象的でした。なので、実際に自分たちが同じように歌うことができるのが、とてもワクワクしました。
 一通り音がとれるようになってから、あゆちゃんがコーラスを聴きに来てくださいました。あゆちゃんが、「わあ! みんな、すごいよ!」と満面の笑みで伝えてくれて、それがとてもうれしかったし、今後のアドバイスも、たくさん頂けました。

「曲の出だしはもっと出さなきゃいけないよ。ひとりひとりが目の前の人に伝えるように、勇気をもって出すんだよ」
「ここは鋭さが、とがった感じが欲しいな」
 と教えてくれました。そのあとにもう一度みんなで歌ってみると、先ほどよりも声が出せて、自分でも変わっていることに気が付きました。

 今日の午後の時間だけで、わたしは喉がガラガラになってしまい、みんなとあははと笑ってしまいました。
 もっと歌い続けられるよう、この曲で良いスタートが切れるよう、これから練習を重ねたいです。

 のんちゃんや、あゆちゃんの言葉から、何度もハッとさせられました。
 みんなとダンスやコーラスをすることで、気持ちをどんどん良いほうへ引っ張っていってもらっているなと感じます。
「伝えたい」、そういった強い気持ちがないと、できないことなのだと、ただ身体を動かしたり声を出したり、暗記するものではないのだと、はっきり分かりました。伝えるためには、外向きにならなくてはいけなくて、自分の内側、殻に閉じこもっている場合ではないです。みんなと創り上げていくこの過程が、本当に、今後の自分の力や希望に繋げることができるのを感じました。

 練習の過程を大切にして、最後には、スプリングコンサートで、たくさんの方に届けたいです。